【プロットタイプ】誰よりも見てる
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
意外とよく見てるから、ギリギリのところで助けられるし、弄れるんだよ。
――瑠衣は何も見てない様で、ちゃんと周りを見ているよね。私の事も、鏡花の事も、多分、私達が思っている以上に見ているんじゃないかな。
そんな事をころころと笑いながら、諭羅に言われた。丁度、同居人が俺のケーキに興味深そうに見詰めている時の事だった。だから黙って俺のケーキ皿を押し付けて、真顔で見詰め返した。
つい最近、鏡花の肌が斑に染まっていた。そして今日は腕に鳥肌が立っている。表情を見ると瞳孔が開いて興奮状態である事が分かる。これは少し、危ないかも知れない。
そう思って隣に座り、鏡花の隣に座る。普段は慌ててスマホを隠す癖に、今日は硬直したまま電子端末を握り締めていた。強引に頭を近付けて、スマホを覗くとそこには一枚の絵。
薬の瓶が描かれたイラストだった。瓶の中には二色の錠剤がみっちりと詰まっている。皆が想像する薬の瓶である。
何の変哲もない絵。しかし変化は現実で起きていた。半開きの唇から激しい息遣いが聞こえる。過呼吸一歩手前の浅い吐息。改めて鏡花の顔を見てみると、数分前よりも遥かに焦りを感じさせるものになっている。
「おい。しっかりしろ」
軽く頬を叩くとその興奮した目が此方を捉える。野生動物が手負いの傷を負った様に、血走っていた。ただならぬ表情に最悪の自体を考えていた。
取り敢えず水を飲ませよう。其れで落ち着かなければ、まずは麗衣に連絡を入れよう。出なければ夜間の病院に連れて行かねば。
俺は台所からコップ一杯分の水を汲み上げ、鏡花の前に差し出した。
「ほら」
「あ」
「スマホは暫く俺が預かる」
一瞬の虚を付いて、スマホを奪う。視線が俺の手元へと注がれて、のそりのそりとコップを手に取った。ちみちみと飲んでいくうちに、漸く何時もの表情に戻ってきた。
深淵から漸く浅瀬に戻った様で、怪訝な表情で俺を見る。
「あ……う……私……」
「まず何があった」
何時ものお前らしくもない。調べ物をする訳でも、物を書く訳でもない。近寄っても反応せず、トランス状態のまま絵に釘付けになる。異常と言わずして何と言う。
「……集合恐怖症で……細胞の画像とか見ると、すり潰したくなるの」
集合恐怖症小さな穴の密集に対して恐怖を感じる人間の事を、集合恐怖症という。だが今まで共に過ごして来て、あまりその傾向は見られなかった。
蓮の花を長らく見つめる事もあった。蜂蜜が詰まった蜂の巣を眺める事もあった。あの時程、強い興奮状態ではなかった。では何故?
「さっきも似たような現象が起きていて、潰したくて、破裂させたくて、脳内でずっと想像してた。穴の空いたシリコンを指で押し潰す想像。そうすると気が凄く楽になって、胸がすく。
でもさ、この世に集合してない物ってあるのかな。私が打ち続けた文字だって、ある意味集合じゃない?」
此奴の深淵は本人さえも知りえない事である。其れを俺が知るはずもなく、結局なんの解決も浮かばないまま話はお開きになった。
「それより、よく分かったね。私がヤバい状態だって」
別に。俺ではなく、諭羅だってそんな事はすぐ気づくだろ。
「猫ちゃんじゃん」
「お前は犬な」
以下何でも許せる方向け。
個人の意見飛び交います。私の発言が許せる方のみ宜しくお願いします。
ちょっと異常性癖(本来の意味。悪癖って意味)の話。
昔っからなんですが、細胞(生物の教科書に出てくるあれ)を見ると、すげぇ潰したい。壊したい。ヘラでブチブチ均したい。
分かってるので、画像は見ないようにしてるんです。
※駄目だよ〜!! 〇〇!! 細胞潰しちゃ。 By中学の時のお友達。
ただ今回は想定外。
イラストを見るのも好きなので、ぬぼーっと漁っていたら、薬瓶のイラストを見掛けたんです。
瓶の天井までギッチリ薬が詰まったイラスト。何でもないイラスト。
ただ其れを見た途端、凄いすり潰したくなって。ヘラで粉々にしたくなって。ハジケさせたくなりました。
もう最近、ずっと薬瓶を粉砕する想像しかしてません。
集合恐怖症なのかも知れない。
けれども、この世に集合でないものなんかあるのか。
小説だって文字の集合体だし、そもそも物質の構成要素って、分子とか原子とかの集合体じゃない?
『この世の全てをすり潰したい!!』
※伊藤〇〇先生の『うずまき』を思い出しました。
でも表面上では何でもない様に過ごしてます。
仕事の同僚だってきっと気付いてない。
そもそも鳥肌って、ちゃんと見てないと分からない変化だからね。
其れに気付く時点で瑠衣は興味のある人間はちゃんと見てる。本人以上に見ているかも。
という話。
明日は予定があるので、更新滞るか、しないかのどちからです。