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ドキドキマジカル!!魔法少女マジカル(本気狩る)アイ爆誕!!

激しく大地が揺れ爆風が吹き荒れる。

巨大なクレーターと化したそこに、それは確かに存在していた。


「……な、何なのだ……この化け物は……」



……


「大変ピコ~大変ピコ~、遅刻だピコ~」


ボクはピコ(CV:関●一)、現在トーストを口にくわえながら大理石の通路を急いで飛んでいるピコ。

丸い耳と尻尾の先が水色なのがチャームポイントピコ。


何で急いでいるのかと言うと、国王様からお声がかかったんだピコ。

もしかしたら昇進とかピコ?もしそうならお給料も上がってドすけべDVDいっぱい買えるなぁ、

ぐへへへへ。


曲がり角で爆乳美女とぶつかるというラッキーすけべも起こることなく、無事に玉座の間に到着。

こっちを確認した王様が立派な玉座から立ち上がると話始めたピコ。

相変わらず白い髭が凄いピコ。足元まで届いてるピコ。


「ピコよ、一大事じゃ。人間達の住まう世界にて大騒動が起こっておるのじゃ。我々の魔法の世界とあちらは表裏一体、片方で悪いことが起こればもう片方でも起こる。お前は人間界へ赴き、騒動を収めて参れ!!」


何か面倒そうピコね……

とはいえ国王様からの命、逆らったら極刑もあり得るピコ、ここは従っておくピコ。


「畏まりましたピコ、このピコ、全身全霊をかけて収めて参りますピコ」


「うむ、ではこれを持って行くがよい」


国王様から一本のステッキを受け取ったピコ。


「それは魔法の変身ステッキ、人間を魔法少女へと変身させ、強化する事が出来る。適正者を探しだし、共に戦うのじゃ!!」


あ~、やっぱ面倒そうピコ~

拒否権は無いのでとりあえず受け取っておくピコ。


「ちなみにそれ、お主の給料一年分するからの、大事に扱うんじゃぞ」


とんでもね~高級品だったピコ、壊さないようにしないと。


「よし、それでは行くが良い!!」


国王様が右手を挙げると目の前に大きくて丸い空間が開いた。

人間界に繋がるゲートだピコ。

それに入ると周囲がぐにゃぐにゃと歪み……


脳が揺れて気持ち悪ぃぃぃ!!!


数秒後には空の上、眼下には人間達の街が並んでるピコ。


あ~まだ視界揺れてる感じするわ……うっぷ。


グロッキーになりながらボクは意識を集中させる、変身ステッキの適正者は高い魔力があるはずピコ、それを探るピコ。



……


うん?え、何これ?何か凄まじい魔力を……いや殺気を感じるピコ……?

まあいいや、これだけの力ピコ、きっと凄い魔法少女になるピコ!!


ボクは気配のする方へ飛んで行ったピコ。


……まさかあんな事になるとは。



……


「ふはははは!!逃げろ逃げろ愚民共め!!怪人27号様のお通りだー!!ぐわっはっはっは!!!」


大きな海老のような怪人が街で暴れていた、巨大なハサミを振り回し、ビルの壁を破壊する。


「我々悪の秘密結社に逆らうとこうなるのだー!!!」


悲鳴を上げ逃げ惑う人々、暴れ回る怪人27号と、黒詰め全身タイツの戦闘員達。

戦闘員達は無慈悲にも子供達からお菓子やオモチャを奪い取る、なんたる悪行の数々。


そこへ颯爽と現れる者達が居た。


「そこまでだ、悪の秘密結社!!」


「誰だ!!」


一迅の風が吹き三つの影が舞い降りる!!


「熱血のレッド!!」

「静寂のブルー!!」

「カレーのイエロー!!」


『我等、三人揃って、サンバカルカン!!!』


各々ポーズを取ると背後で三色の爆炎が吹き上がる。


「現れたなサンバカカンカンめ!!!」


「サンバカルカンだ!!二度と間違えるな!!!」


レッドが抗議するが27号は気に止めることもなく。


「者共かかれぃ!!!」


27号が号令をかけると戦闘員達はサンバカルカンを取り囲む。


「雑魚が幾ら来ようと敵じゃないぜ!!レッドパーンチ!!」

「ブルーカッター!!」

「イエロー激辛スパイス!!」


三人の攻撃でバタバタと倒されていく戦闘員達、基本的にお菓子やオモチャを取り上げたり、婦女子のスカートを捲るくらいしか出来ないので強さはお察しである。


「くそ、お約束とはいえ戦闘員ではこんなものか、ならばこの27号様が相手だ!!」


ハサミを大きく振り上げ三人に殴りかかる。

避けきれなかったのか、それはブルーに直撃すると彼を吹き飛ばし、ビルに叩きつける。


「ブルー!!」


「ふはははは!!何処を見ている!!」


続けざまにレッド、そしてイエローも吹き飛ばされ、地面に倒れこんだ。


「ぐぅ……つ、強い……」

「キーマカレー食っとくんやった……」

「て、撤収だ!!!」


何とか立ち上がったレッドは二人を肩で抱えると走って逃げ出した。


「覚えてろよ~!!!」


「ふん、この程度とは、ヒーローというのも大したことがないな、ぐわっはっはっは!!!」


敗北し逃げ去ったサンバカルカン、この街は一体どうなってしまうのか。

邪魔者も居なくなり、再び暴れ始める27号達。


……が、彼等の背後に人影が一つ現れた、唐突に。


「……汝、強者足るや?」


「な、何者だ!?」


「……汝、我と拳を交える器足るや?」


「な、何を言っている貴様!!」



……


気配のする方へ来たけど、これは酷いピコ、街が破壊されてるピコ。

後あれ何ピコ?変な三人組が逃げてくピコね……まあいいか。

もう少し先ピコか?どんどん壊れてるビルが増えて……


……そのとき、ボクは恐怖したピコ………


デカい海老が居る。


……いやそんなのはどうでも良くて、その先に居るおぞましい何か。


凄まじい殺気と邪気がそれから溢れだしている。

それは正に悪鬼、悪鬼羅刹。


●●勇●●とブ●●ーを足して倍にした用な風体をしており三つ編みおかっぱ、

顔は厳つい白眼の劇画調で豪●のよう、手足も丸太の如く太さ。

ワンピースのスカートだろうか……?からは某ワ●メちゃんの様に何か見えてて直視することを魂が全力で拒否してくる。


そして『それ』は西●知●のような声でこう言った。


『死合おうぞ』

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