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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約2年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

龍が来る

作者:nihirumu
 魔界には、龍がいた。その龍には鱗はない。翼もない。二本足で歩く。すなわち、ヒトの姿をした人龍である。
 ――それは世の命数の尽きたのを感じて、魔界の岩盤を貫いて、蒼天に昇ると言われる。その歩くところの土中、この天地に生滅してきた命が新たに動力を得て、甦って、近侍のごとく、かの龍に付き従う。ゆえに、その巨魁は、死の龍とよばれた。 その龍は、ちがう次元の世界から選ばれてやってくる者らしい。ちなみに魔界と領域を接する人間(魔界側からはヒューマンと呼ばれる)は、その龍を<魔王>と呼んでいる。
 けれど、天はこの世に怪物を生む一方、英雄を生んだ。群星は再び、龍の咆哮を聞いて、かの地に集まる。まず、第一の英雄は魔界の地の辺境に取るに足らない生活を築いていた。その運命をいまだ知らず、夢なく、訥々として命を路傍の陰に燃やしていた。
二頭の猛虎
2023/06/21 19:59
冷血種族
2023/06/21 20:05
猛虎の泪
2023/06/21 20:08
訣別
2023/06/21 20:11
鉄と炎
2023/06/21 20:14
外道を往く
2023/06/21 20:15
竜闘虎争
2023/06/21 20:16
業火に鉄を焼く
2023/06/21 20:17
混血王進撃
2023/06/21 20:18
灰が散る
2023/06/21 20:20
落伍者ルドルフ
2023/06/21 20:22
葬送に直感する
2023/06/21 20:24
因縁の城
2023/06/21 20:26
ルドルフ再臨
2023/06/21 20:26
虎と虎
2023/06/21 20:27
兄弟
2023/06/21 20:28
銀の剣
2023/06/21 20:29
龍が来る
2023/06/21 20:30
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