まだ転移しないんですか?
注意!投稿主の偏見などがあるかも知れません。
軽い気持ちで投稿していますので、軽い気持ちで読んでいただければと思います。
『あんなに時間をかけたのに、そんなので良いんですか?』呆れている神様の顔が目に浮かぶようだ。見えないけど。
「良いんですよ、健康第一、です。」ふぅ、と一息つく。
『そうは言ってもですね、それじゃあいくらなんでも弱すぎます。能力というのは強すぎず、弱すぎず。その間を取って与えるものです。Lv20〜Lv80の間を取れといって、LV5を取ってるみたいなものですよ?ちなみにさっき言ってたワンパンチートはLV83くらいでした。』ギリアウトじゃねーか。しかし、流石にLV5はまずいな。
『そうです。まずいです。仮にも勇しゃーー、ゴホッゴホッ。転移するんですから、あと60レベくらい上げてください。』勇者って言った?
『言ってません。さぁ、LV60くらいの能力を考えて下さい。』この際勇者とかもういいや。
「でも、LV60って、どれくらいかわかんないですよ?」
『じゃあ何か思いついたの言ってください。』雑になってない?神様。
「...三つほど思いつきました。一、超幸運。ニ、なんか回復魔法的な奴。三、なんか最強バリアー。どうですか?」
『なんで戦闘系が一つもないの?いや最強バリアー(笑)は戦闘系...?なのかな?普通はもっとさ?全ての魔法をーとか、あるでしょ?』それも考えた。
『じゃあどうして?』異世界物の主人公が異常なのは今に始まったことじゃない。
「なんであんな簡単に魔物とか殺せるの!?あの人たち!?」俺は多分無理。普通に吐く。
「で、どうですか?能力値は?」これ以上は思いつかないかも。
『全部足して59レベってとこかな?』え?嘘だー。
『本当ですぅー。普通の人はもっと欲張るんですぅー。』何か喋り方うざくなった。後もうなんか思いつかないわ。異世界行きの勇者のチート具合がよくわかった。
『みんなまだ転移しないの?って思ってるよ。そろそろ。大体、あなたに欲が無さすぎるだけじゃない?』いや、実質的な二度目の生を受けてこれ以上欲張れと?無理だね。
『はー。じゃあ適当に、回復魔法的なやつを光魔法全てのにしますね。これでやっと73レベってとこかー。』よく考えたら20レベ超えてたから良かったのでは?
『はーい、行ってらっしゃい。』そうして俺は静かに目を閉じた。
ご閲覧ありがとうございました。
いや、長かったです。やっと異世界行きです。
こらからもゆっくりやっていくつもりです。