神様と対談(?)
注意!投稿主の偏見などがあるかも知れません。
軽い気持ちで投稿していますので、軽い気持ちで読んでいただければと思います。
「ここは...?」閉じていた目を開くとそこには真っ白な空間が広がっていた。
「王道異世界物なら城の中とかさ、もっとあるでしょ。」そんなことを呟きながら、俺は立ち上がった。...立ち上がったのだ。
「...え?」俺はついさっきまで、病室で、いつも通り過ごしていたはずだ。あの難病が治ったってのか?
『混乱しているようですね。』スマホから聞こえたのと同じ声が頭の中に響く。
『先ほどもメッセージを飛ばしましたが、あなたは異世界に向かう権利を手に入れ、承諾されました。』声の主は見つからない。
『それにあの身体では不便だと思い、完治させておきました。』嘘だろ?あの病を完治なんて、それこそ、神...そこで思考は止まる。
『あ、わかりますか?はい、神です。そして、ここはあなたのいた世界ともう一つの世界、異世界の境界のようなところです。』よくある異世界物と似たようなものか?で、あれば次に来る言葉は...。
『あなたが望む能力はなんですか?あ、あまり強力すぎるのはなしですよ?いくら神でも限界はあります。』
「例えば、敵を一撃で倒せる力、とか?」我ながらそういう能力は多少憧れる。
『んー、ギリいけますね。それにしますか?』いや冗談だったんだけど?
『なんだ冗談ですかー。』さっきから思ってたんだけど神様、心読んでくる...?
『はい。神ですので。』万能だな神。
『それで、どうするんですか?』待った。異世界に行った後の目的を聞いていないぞ?それを聞こうと口を開く前に、神様が答える。
『目的なんて特にありませんよ?あのまま死んだらかわいそうだなー、って思っただけですから、好きに生きてもらって問題ないですね。...あー、ただ...いやまぁいいか。』最後は気になったが、基本的に自由とのことだ。
「レベルとかはーー」
『ありますよー。』即答。
「じゃあお金ーー」
『気にしなくて良いですよ。』即答。
気にしないで良いって...。いや、じゃあその言葉信じさせてもらおうじゃないか。
とは言っても、強すぎる力とかは面倒ごとに巻き込まれる予感がする。前世、というよりは転移前、のような人生を送っては、せっかくの異世界が台無しだ。
そして俺は、自分の望んだ能力を口にした。
ご閲覧ありがとうございました。
こらからもゆっくりやっていくつもりです。