旅立ちと別れ
注意!投稿主の偏見などがあるかも知れません。
軽い気持ちで投稿していますので、軽い気持ちで読んでいただければと思います。
「...。」宴会っていうか、もうただのパーティーじゃん。
「裕司。ほら、食べるわよ。」誰も信じないとか言ってた轟さんは見事に懐柔されてますね。魅了の魔眼、恐ろしい。
「裕司さん。こちらのお野菜もちゃんと食べて下さいよ。しっかりと体を作らないといけないんですから。」成瀬さんもかよ。ということは...と、渡辺さんを見る。
「飲み物持ってきたよー。ほら!せっかくのパーティーなんだからもっと盛り上がろーよ!」うん。うん?陽キャのノリなのか、惚れてるのかわからん。
「そうだねー。」勇者様もニコニコしちゃってさ。
ーーうまいなこれ。よく分からんチキンみたいなのを食べてみたが凄くうまい。異世界のうまい物巡りとかもやってみようかな。そう思うほどに美味しい。
ま、そんな調子でみんな宴会を楽しんだ。...少なくとも俺は楽しんだ。
ーーー
次の日、とうとう来てしまった。俺の住まいのーーではなく、勇者一行の旅立ちだ。俺の住まい?そんなの二の次らしいからね。
俺みたいな一般人がもう顔合わせ出来なくなってたよね。うける。
せいぜい死なないように願おうかな。例えばーー
「勇者一行に光の加護あれ...。的な。ま、冗談さ。」そして俺は彼らに背を向けて、城に向かって歩き出した。
ご閲覧ありがとうございました。
こらからもゆっくりやっていくつもりです。