第四話:男子バスターの授業〜体育編〜
さて、今日は6時間ですが、普通の授業じゃおもしろくないので、体育で観察していきましょう。
ちなみに今日は水泳です。
うちの学校のいいところは屋内プールというところ。
しかも男女別にやれるからありがたい。
だったらどうやって観察するのかって?
協力者なんていくらでもいるんですよ、TEAMには! ねっ、社長?
「オホン、とりあえずこの回だけは私、快の父親でTEAMの社長の篠原義臣がお送りします。
にしても、さすがはバスタークラスとだけあって、全員泳ぐのが異常に早い。
快も結構泳げる方ではあるんだが、やはり水使いの修が一番になるんだよなぁ」
男子クロール百メートルの記録会。
ちなみに今までの箒星学園の歴史上、一番速く泳いだのが修の父親である。
「うちのクラスに水泳部がいなくてよかったよなぁ」
翔がひどく納得した声でいう。
「確かにな。うちのクラスの連中に勝てる水泳部員はいねぇな。
全国でいいところまでいく分だけショックはありそうだな」
快も冷静な評価を下した。
間違いなく、このクラスの面々なら全国大会で入賞を狙えるものばかりだ。
しかし稀なことに、このバスタークラスの男子はサッカーや武道、そして意外と文化系に走ってるものが多かったりもする。
「次、片岡、篠原、瀬野、橘!」
翔、快、龍二、大地が各々のコースに立つ。
「修ちゃん、やっぱり快ちゃんが一番かな?」
「さあな、快はクロールより平泳ぎの方が得意だからな。まっ、大地がビリだろ」
「オイコラ! 修!」
修の意見は鋭い。だが、土系のタイプの大地じゃあいつらに勝つにはちょっと厳しいかもしれないぞ?
翔はスピードが売りの風タイプ、快は召喚系で水龍神も使える性で当然水との相性はいい、龍二の場合は体術系だから元々の体の構造が強靭なんだよな。
高一の割には発育が早い。体が大人になって来ている。
まっ、それ以前に意地があるんだろうが。
「橘! 例えビリでもこいつらに勝つつもりでやれ!」
「先生もかよ!」
バスタークラスからは爆笑が起こる。
だが、結果はすぐに出た。
「やっぱり快ちゃんが一位だ!」
「翔、惜しかったな。わずか0.15差だ」
タイムを計っていた白真と修は二人に告げた。
ラストで少しだけ快が放したのである。
そして、残りの二人はというと・・・・
「有り得ない・・・・三秒も差がつくなんて」
「俺は四秒だぞ・・・・」
やはり落ち込む龍二と大地の二人。
それでもクラスの上位組なんだから気にする必要はないと思うがな。
これから修と泳ぐ奴らなんか十秒近く開くと思うぞ?
「次は時枝、中村、西岡、浜崎」
それぞれの名前が呼ばれ、各々のコースに立つ。
まっ、結果は見なくても修の断トツだから、俺は大原ちゃんの研究室にでも行って茶でもご馳走になりますか!




