表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/10

第三話:男子バスターの授業前

「ホームルーム始めるぞ! 全員席につけ!」


 これがうちのクラス名物、担任の大原先生のベルより早い

「声着」。

 快達を除けばバレンタインデーのチョコレートも結構もらってる人気ある先生です。

 ちなみに、私達の親も大原先生の受け持ちなんですよ。


「今日の日直は瀬野か。ん? 瀬野はどうしたんだ?」

「ゴメン! 大原ちゃん! 数学の教科書ダッシュで取りに帰ってました!」


 担当科目の教科書のために自宅までダッシュする。

 何ともうれしい話ではあるが、大原はやはり見抜いている。


「そうか、そのついでに牛乳を売店でつけで飲んで来たか。

 だが俺も鬼ではない。今日の授業はお前にわかりやすいように進めてやろう。

 異義があるものはいないか?」

「賛成デース!!」


 やはり楽しいクラスです。

 皆の意見はだいたい面白いかどうかで一致します。


「大原ちゃん! そりゃひでぇよ!」

「愛あるムチとぐらい言わんか。それより日直、さっさと号令かけろ」

「〜〜〜!! 後からお前ら覚えてろよ! 起立!! 礼!!」

「おはようございます!!!」


 元気なバスタークラスです。



 さてさて、ホームルームが終わった後は移動教室がない限り皆戯れてます。

 授業の準備だけさっさとして、彼等が何をしてるのか見てみましょう。


「修、昨日の続きやろう」

「ああ」


 マグネットタイプの小さな将棋盤をロッカーにしまい込んでいる快は、後ろの席を向いて修と真剣勝負。

 勝敗数はわからないみたいだけど、五分五分みたい。


 白真は売店へダッシュ! 今日は幻のプリンが入る日みたいで、一人二つまでと限定されているために朝一で並ぶみたい。

 確かに、売店の幻のプリンは大地にも出せない味だわ。

 あれは厳選されたミルクと卵を使ってるしね。


 そして、大地はといえば

「カレカノいない同盟」の皆で宿題の回し合いをしている。

 訂正、この時だけは

「宿題を皆で乗り切れの会」に違いないわ。

 もちろん、翔や龍二もいるわよ。


「優奈! 英語の予習やってないか?」


 翔が大声で叫ぶ。


「数学のノートと交換だからね!」


 翔は数学だけは得意! 唯一平々凡々じゃないのが数学。

 だけど、最近任務で抜けてたから他の教科は大丈夫なのかしら?


「ありがとさん! 皆、早く写せよ!」

「おおっ!!」


 翔に数学のノートを借りたら私は陽子や咲と答え合わせ。

 意外に翔って大人びた字を書くのよね。ノートも数学だけは綺麗だし。


「さすが翔ね。大地や龍二、特に白真のノートより綺麗だわ」


 陽子が感心する。

 確かに、白真のノートは落書きいっぱい。だけど医者を目指してるだけあって、成績優秀だから世の中って不思議だわ。


「だあああ! 咲! 古典ヘルプ!!」

「はい、龍二さん」


 すっと自分の机から古典のノートを取り出し、ニッコリ笑って龍二に差し出す。

 まさしく龍二にとっての女神様である。


「くぅ〜!! なんであいつの婚約者なんだ!」

「確かに和泉さんは勿体ないな」


 男子達の声はもっとも。だけど、龍二を選んだ咲の気持ちは乙女からはわかるのよね。

 咲を守るためなら体を晴れる男子がこの世の中に何人いるか分からない。

 だけど咲は信頼してるからこそ影の部隊長として動ける。

 そんな関係を私はすごく羨ましく思うわ。


「やっぱり龍二の隣には咲かしら?」

「修の隣が陽子みたいにね」


 赤くなる陽子ってやっぱりかわいいな。




陽子が少し丸くなってる感じです。この話は今の「THE TEAM!(2)」の少し後の話なんです。二学期位かな?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ