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もし、、、? 僕がゴキブリになったのなら、、、?

作者: 七瀬


『ゴキブリ、、、それはまさしく人類の嫌われモノ!』


あの黒いモノが夜中にガサゴソ動いているのを発見しただけで、、、。


僕は、僕は、、、【ギャーーーーーーーーーーーーーアアアアア!!!】


新聞紙を丸めて【ビシッ!バシッ!ガタン!】と当たりかまわず叩きまくり。

ごきぶりホイホイも置いて、ゴキブリに効くスプレーをあちこちかけまくり

追い掛け回して一撃を食らわす!!!



僕は子供の頃から、あの黒いモノで夜中に出て来るやつが大嫌いだった!

たまに、あれは、、、?

パタパタ飛ぶんだよ。 【ヒェーーーーーーーーエエエエエ!!!】


もうその時は、鳥肌が立つって止まらなかった! ぷつぷつと鳥肌...。


それに、人間の気配がわかるのか、、、?

【ピタッと】動きを止める!!!


でも、人間からはそのゴキブリが丸見えで、、、なんで止まった!

当然だが、新聞紙を丸めてバシっと! お腹を上に向いて足をバタバタ...。



そんなゴキブリ嫌いの僕がまさか!? そんな事になるなんて、、、!?

僕の想像していなかった事が起きる!?


僕が朝目覚めると、、、?

なんか、、、ジメジメしたところでホコリぽくて薄暗いところ。


『えぇ!? ここは、、、?』


そこには、、、続々やって来た!

黒いあれが! いっぱいぞろぞろと僕の傍に、、、。


僕は余りの衝撃でギャーーーーーーーアアアアア!!! 

そのまま『気絶』した!

そして、、、僕が目を覚ますと、、、?


僕の方をのぞき込んでいる黒い集団が!


【ギャーーーーーーーーーアアアアア!!!】


また僕は、 『気絶』した!



僕が次に目を覚ますと、、、?

もう夕方だった、、、! そして黒いモノの【隊長】がこう言った。


『みんなで、夜はパーティーだ!!!』

『豪勢な料理を食べに行くぞ!』

『おーーーう!!!』


何が起きている? どうして僕がゴキブリに、、、?


そんな僕の考えは届いていない!


夜になったら、、、ゴキブリの仲間に押されるようにキッチン周りに集まった!

ゴミ箱の中やゴミ袋の周り、部屋の壁にペタっとくっついていた!


そうすると、、、?

誰かが起きてきた!? 


『えぇ!? お姉ちゃんだ!!! ヤバイ!? 逃げなきゃ!!!』

【ギャーーーーーーー!!! ゴキブリーーーーー!!!】


別のゴキブリがお姉ちゃんに見つかった、、、!?

僕のお姉ちゃんは僕以上にゴキブリが大嫌いだ!!!

僕も見つかったら殺される!!!


しかも、、、僕と目が合った時のお姉ちゃんの目がヤバイ!?

あれは、、、キレている!

しかも、ぶち切れだ!!!


『待てーーーーー!!! 逃げるな!!!』

【バチッ! バン! ドン! バシ!! ガーン!】

『こんな夜中に何してるの? お姉ちゃん!』

『お母さん! ゴキブリが出たのよ!』

『えぇ!? 何処よ!』


ヤバい!? お母さんも僕を見る目が変わった!

このまま行くと、、、? 僕殺されるよ...。


『逃げろ~!』

『やめてくれ! お姉ちゃん! お母さん!』



僕はハッと目が覚めた、、、!!!

起きると、、、? 体中汗びっしょりになっていた!!!


『良かった、夢だったんだ、、、!』


お姉ちゃんもお母さんも、僕を見て! 

早くご飯食べなさいだって、、、!


あんなに僕が怖い目に遭ったのに、、、。


『僕は少しは、ゴキブリの気持ちがわかったような気がする! 

本当に、お姉ちゃんやお母さんに追いかけられて怖かったからだ!』


【でも、やっぱり僕はゴキブリが大嫌いだな、、、!】





最後までお読みいただきありがとうございます。

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