エピローグ
ねぇ、ハルカ。私はこの先居なくなるでしょう。でもね、強く生きなければ駄目よ。
あなたが生まれたとき、二つの未来が見えたの。私たちの郷土を助けられるのはあなたしか居ないの。
神無の始まりを知ってるかしら。元々神無の先祖は、村を災厄から守るために神に請うて禁忌の力を授かった。しかしそれは異端、未知のもの。集団社会はいつでも異物を排除するもの、でも私たちの先祖はそれをわかっている上で禁忌に手を出したのよ。
お願いハルカ。
私の可愛い子、先祖たちの意を受け継いで…ねぇ、ハルカ。ねぇ、ハルカ。どうかこの名と同じように、遥か遠くを見つめて生きて。村を見捨てないで。少しだけ、辛抱して。あなたは必ず幸せに暮らせるから。村を焦土にしないで…。お願い、村を助けて…私たちが暮らしたこの土地を…
ハルカ、ハルカ、私の可愛い子。今見えるあなたの未来が、あなたの手で変えられることを信じているわ。 あぁ、夜が明けてしまう。私にはあの陽光が恐ろしい。この子の未来を決定づけているかのようで、とても恐ろしいの。この陽光が、新たな悲劇を呼んでいるようで…
あぁ、ハルカ。お前を守ってやれない自分が情けない。見えた未来を変えることは出来ないと言うけれど、お前なら変えられる。遥か遠くの未来を明るいものに変えることが出来る。ハルカ、この名とともに、この村の全てをお前に託します。
ハルカ…
ねぇ、ハルカ…
私の清い子
終わりました…!(汗)最初計画していた以上の暗さ…もう少し明るい話になる予定だったのに!ハルカを暴走させすぎました(苦笑)ご愛読ありがとうございました!感想などいただけるとうれしいです!




