ひとりごと
時々、自分は何重もの層によって作られているんじゃないかと思う時がある。
たとえば、純粋に「誰かのために何かしたい」とか、誰かを「好き」って思う気持ちだったり、そういう真っ直ぐな気持ちがまず一つ。
一方で、「どうせ自分を必要としてる人なんて誰もいないんだ」とか、「あの人なんて消えてしまえばいいのに」だとか黒い気持ちが一つ。
真っ直ぐな気持ちが積極的に表に出ようとして黒い気持ちが必死に隠れようとしているせいもあると思うけど、この真っ黒い存在に気付いた時、今まであった真っ直ぐな気持ちが全部嘘に思えて、「あぁ、自分は本当はこんなに嫌な奴なんだ」って思うし、自分と仲良くしている人々を騙しているような感じがして罪悪感にとらわれることもある。
でも、あの純粋無垢な気持ちが本当に偽物だったのかと言えば、後になって「あれは偽善だ、エゴだ」と思うことはあっても、自分の黒い部分とかそういうの全部忘れて反射的に出てきた感情だったり、言葉だったり、行動だったりすることもあるわけで。
だからどっちが偽物でどっちが本物かなんて一概に言えないし、強いて言うならどっちも本物でどっちも偽物というのが一番答えに近いのかもしれない。そもそも答えなんてあるのか分からないけど。どちらにしろ、自分の中に純粋な気持ちと汚れた気持ちがあるのは確かで、それがはっきり分かれているのも確か。
だから自分はその白い気持ちと黒い気持ちが昔理科の教科書で見た地層みたいに何重にもなって出来たものなんじゃないかって時々思うんだ。白い自分がそこにいて、でも掘り進めると黒い自分もいて、でも更に掘り進めるとまた白い自分がいて....ずっとその繰り返し。
そうなると、一番根底にあるものが本当の自分になるはずなんだけど、それが何なのかは誰も一生分からないんだ。




