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長政はつらいよっ!弱小浅井はハードすぎ!!  作者: 山田ひさまさ
 ~ 『 涙まじりの雌伏編 』 ~
9/111

栄養と言う名の贅沢

猿夜叉丸は肉体に引き摺られているのか?危機感が足りません。

欲望(食欲)に忠実になっているのか?



俺は、身体作りを考える。


 身体を造る為には栄養がひっすうだ。

ありがたいことに日々の食事に困るほどみじめな境遇では無いので、後は食事内容だな。

というわけで、弥左衛門や、他の家人に言いつけ、「湖魚や鴨肉、鹿肉、卵などを食卓にのせるよう」に要求した。


 前世の感覚からか、人質のくせにグルメなのだ。

旨いモノに飢えている。


 俺は幼児・少年期の栄養が、体格を決めると思っている。

この時代は慢性的に栄養不足だし、身長も150cmが標準とも言われている。

まあ、一部では食うために、口減らしのために戦争を吹っ掛けている所があるぐらいだしな。どこだとは言わないが。

資料では「長政は181cmあった」というが疑わしい?


 度量衡の統一も出来ていない時代の資料とか、目分量、嘘、大げさ、厚かましい虚飾がないとも言えない。

まあ「阿久姫」とか「竜興」や「秀頼」も大きかったらしいから遺伝だろうな。まだ家族を見ていないので、なんとも言えないが。

爺の話ではどうやら、浅井一族は大柄の家系のようだ。


ありがたい、戦国武将生活に希望が見える。


『武将は身体が資本だ!』

リーチが長ければ、それだけで、戦闘はかなり有利であると思う。


「当たらなければ、どうという事はない」のだ。


 俺は戦国武将として、マンガ・ゲームの前田慶次のようになりたいと密かな願望を胸に秘めている。(もちろん槍働きをするつもりはないのだけれど。)

無双はともかくとして、貧相な身体はやっぱイヤだ。


 そのためにも俺は牛乳を飲み、熊五郎に密かに鹿や、イノシシの干し肉を作らせ常食している。

坊主が人殺しをする時代だ、現代思考のおれが肉類を自重するわけがない。

とりあえず、タンパク質だ。



 ここ最近ぐらいから俺は下男をひきつれ、『食』を求めて城下を彷徨い、買い食いに勤しんでいる。

『峰屋の団子』が旨い。いわゆるマイブーム(死語?)である。


 ものを食べてうろうろしている様は、「(信長みたいで)六角を欺く擬態としてもちょうど良かろう。」

不満げな弥左衛門には、密かにそう言い含めている。プチうつけというわけだ。

あまり信用していないようだが。


 そう言えば、「尾張のうつけの傅役平手正秀が死んだそうだ」、信長のあまりのうつけぶりを嘆き諫死したらしい。

『たづ屋の塩まんじゅう』を喰いながら市場の噂で聞いた。

『信長』の噂を聞くと、「ああ、俺って戦国時代にいるんだなぁ~」と実感する。



『ろっかくさん』、では、なんかこう今イチこうピンとこないのだ。

我ながら悪いクセだと思う。

『姉さん六角蛸錦♬』の京童歌のイメージが強いのだ。

「姉小路」「三条」「六角」は、偶然にもこの時代も有名だ。

今は、ある意味「織田家?何それ?」みたいなぐらい、六角さんの方がスゴイのだ。

知識に引きずられ無いように気を付けよう。余計な先入観は、身を滅ぼしそうだ。


 時代は順調に流れている。

たぶんまだバタフライ効果は現れていないと思う。

いずれ、歴史を壊さないといけない。

転生して浅井家に生まれた事に気付いた時から、すでにその覚悟を決めている。


『金ヶ崎の戦い』までには何とかしよう、最悪の場合「あちゃくらさん」は見捨てる方針だ。

歴史を壊すのは、良くないと思うが、死にたくないっす。まだ見ぬ嫁さん子供を不幸にしたくない。


 供の者から「平手のじっちゃんの噂」を聞いた傅役の弥左衛門が顔を顰めていた。

ひと事ではないという顔だ、見なかったことにしよう。信長のとばっちりで爺に説教されるのはごめんだ。

俺は信長と違って人質ゆえ、とてもあそこまで突き抜けて、はっちゃけてるつもりはないけどね。



 でもなんだか、信長の噂を聞くとわくわくするよね。会いたいな。

いや見るだけで良い。


噂を耳にするたび、歴史が動いているのを感じる。


平手正秀じっちゃん、ご苦労さん!!



すでに、歴史が変わり始めている事に全く気付きません。

まだ以外と呑気です。

警戒感がなくなりました。まるでお上りさんです。

まあ、いろいろと考えて、脳が糖分を求めているのでしょう。


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