表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
長政はつらいよっ!弱小浅井はハードすぎ!!  作者: 山田ひさまさ
~ 新たなる秩序をもとめて ~
84/111

末法、末世


ああ、また『一向宗』だからと、『正義』という名で虐殺が起きた。


悲しいことである。


門徒のほとんどは、ただ救いを求める衆生である。


彼らが困窮しているのは、元をただせば守護の責任である。


彼らを、守るのが役目のはずなのに……みな殺してしまったか……。


夫を無くした妻、父を亡くした子供、そして老いた年よりがいるであろうに。


それらを無視して、”土地が空いた”と別の人を移住させる。


それが政治というのであれば、政治などしない方が良かろう。


彼らは、物ではない、『人』なのである。



確かに欲はあるだろう?


人間なのだ。


本願寺の坊主にいいように操られているのも、また事実である。


しかし、それだけで皆殺しに値するのか?


結局は、為政者に信用が無かったのである。


相手と対話、相互理解をする努力よりも(謀略を含む)

殺してしまった方が、後腐れ無く楽なのであろう。



『ああ、嫌な世の中だ! ほんとうに地獄だな』


忍びからの報告を受け、長政は溜息をついた。


彼が目指す理想は、遙か遠い先にある。

その道のりの遠さに、思わず溜息を漏らす長政であった……。


彼の心の内を理解できる者など、この『戦国の世』には居ないのかも知れない。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ