突撃!阿久姉ちゃん
彼女は、何故に観音寺城下の屋敷に来たのか?
あの直経を悪堕ちさせた女、その名は 『阿久姫』
阿久姫のお話
あなたは阿久姫という方をご存じだろうか?
大人としての自覚を持ったやしゃ君が、『浅井 新九郞』と名乗ることになった頃。
一度、やしゃ君に会いに来た。
『昌安見久尼 』様のことである。
『それは小谷の向こう側、からやって来た。』
と、インパクトタップリのご登場だが……。
話の環境が整わないので、なかなか出てこなかった裏のお話しだ。
何故環境が整わなかったのかと云えば、誰その人?ということである。
「信長、お市、秀吉、光秀、勝家」と云った『有名人』のようにキャラが立っていないのだ。
動かしにくいことこの上ない。
あの時点で、この話は、神視点でもない限り、説明多すぎでどだい無理なのである。
いい訳はこのくらいにしよう。
阿久姫?誰その人?
歴史上は、浅井久政の娘で、長政の姉である。
『新九郎』になった、シンちゃんが誰それ?
と、海北友松に問い直しているのだ。
「え?『昌安見久尼 』?誰それ?」 ←ここだ!
「新九郎様の姉君であらせられます」
「姉君?」
話を聞いた、遠藤直経の顔がこわばった。 ←ここで、何か因縁があると示唆した。
(珍しい、直経が動揺している?) ←シンちゃんは何か感ずいた。
阿久姫の登場であるが、
この小説は、基本的には個々の人物の特徴の描写は、意図的に一切省いてある。
つまり、(…うをおっ!でっけ~ぇ。):シン
この、端的な表現を省いたために、長々と『遠藤直経』のティ~ブレイクを書き上げ、
お相手側の直経に『魂』を吹き込んだのだ。
直経に密かに想いを寄せる阿久姫はいても立ってもいられず、観音寺城下まで来たわけだ。
直経が、何故?ビクッとしたのかは、誰にも判らないが。
彼女の身長がデカイだけで、そんな反応はしない『男』なのだ。←ここ重要
ならば何故?ここでシンちゃんは、ピンときた。
(二人には、何かがある。)
そこで、姉弟が水入らずで会話する。
という訳で、どうぞ。
阿久姫とのお話しである。
「猿夜叉丸、なんで遠藤様をこんな処(観音寺城下)に引きずり込んだのです」
「初めてお目にかかったのに、いきなりですね姉上」
「いいから答えなさい、何故です!返答次第では、遠藤様を連れて帰ります」
「それは困ります、姉上(直経ラブ?)」
「む~っ」
「直経は優秀な男です、是非私の手元に置いておきたい(焦らしてみよう)」
「何を我が侭申すのです!」
「父上は、どうだか知りませんが、私は家族を政治のコマにしたくはありません。
出来れば信頼の置ける、優秀な者と幸せになって貰いたいのですが…」
「くっ、話を聞きましょう」
「(かかった)父上は、政略のコマに鞠お姉様を京極に嫁がす算段とか」
「くっ、鞠と遠藤様を娶せると、馬鹿をいいなさ……」
「いいえ、姉上!聞いてください!!、遠藤にはもっとお似合いの方がいるのでは…
たとえば、もっと年の近い方とか…私の目の前にもいらっしゃいますが……」
「私を娶すと?(喜)」
「はい、姉上が良ければの話ですが…、あくまで打診です。」
「浅井家のためならば、私も覚悟しましょう」
「そうですか、でも、直経はいい男ですが、父上はうちの家族とは娶さないでしょう?」
「えっ!」
「まああくまで予想ですが、他の家臣団との融和を考えるでしょうかね」
「うっ確かに…ションボリ」
「私としては、家族の幸せを考えたいですが、…父上では…」
「新九郎!」
「はい、姉上」
「何が望みです?」
「いえ別に、私は人質の立場ですゆえ、なにも。」
「本当ですか?」
「弟がいるそうなので、あっさり見捨てられたみたいですし」
(しれっと、したまま、爆弾発言をかます)
「……知っているのですか?」
「今井家の人質は、あっさりこれ(首チョン)でした」
首筋に手をあてる、斬首の仕草をする新九郎。
「くっ、確かに、酷いことだとはおもいます」
「まあ、小谷に帰れたら、姉上のお手伝いをいたしますよ。お好きなんでしょう?直経が」
「えっ、なぜ…」
「べつにコレだけ言われれば判ることでしょう、お手伝いしますよ。まあ、無事に元服してからになりますが…。」
にっこりと微笑む新九郎。
「判りました、私もいい弟を持って果報者です」
微笑み返しする阿久姫。
「姉上にお褒めいただき光栄です、弟達のことよろしくお願いしますね。良い子にしてるか心配で…」
(ニヤリ)
「弟達のことは任せなさい!!良い子(従順に調教しておきます)にさせます」
(了解!ニャリ)
阿久お姉ちゃんは嵐のようにやって来て、俺と対面し、(意気揚々と)風のごとく去って行った。
(せわしない人だ!)
シンちゃんは冗談半分にからかいました。
阿久姫は、超本気モードで突っ走ります。
― 解説 ―
当時背の高いおなごは醜女と見なされていました。
150cm台が精々の時代に、阿久姫は、5尺8寸(176cm)、(体重は敢えて伏せます)という女性でした。
そのせいで生涯独身だったとか、風評被害があります。
本当は幼少期に出家していたとか。
コレも久政のせいでしょう。(12歳の子持ちは如何なモノか?)無理に寺に押し込まれたのかも?
生涯独身だったのは、事実みたいですが、酷いですよね。
この小説では、阿久姫は寺にいません。
まあ、『昌安見久尼 』は、あだ名という事で…。
是非幸せに、なっていただきたい。
身長はともかく、体重は希望に燃えて、脂肪も燃えたということにいたしましょう。
結婚時には、長身の美人さんです。 小説ですから。
遠藤直経も長身設定で、お願いいたします。(誰か絵をください!)
この小説は、ボーイ.ミーツ.ガール(作品じゃないよ、出会いのこと)を応援しております!
「殿!屋敷が囲まれております」
「なに」
「ゆらめく炎が見えます」
「直経か?」
「との、遠藤直経殿、御謀反にございます。」
「なぜじゃ、直経?」
「ぼうやだからさ……」
いやあ、やっとタグの、『悪』を回収できました。




