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長政はつらいよっ!弱小浅井はハードすぎ!!  作者: 山田ひさまさ
 ~ 『 涙まじりの雌伏編 』 ~
25/111

『改革のススメ』 人材

とりあえず人材確保。

新九郎は、チート出来るのでしょうか?

 とりあえずは、浅井家本体の改革が必要だ。


 まずは優秀な人材をそろえて他の国人領主より数歩先を行かねばならないとおもっている。

今の現状では、国人領主の処にいる有望な人材の引き抜きは、かなり難しい。

誰だって、手放したがらないものだ。よほどの無能か、相性が悪すぎるとかで無いと普通はあり得ない。

 そこで、俺は美濃の浪人、三河衆などの外様の登用を考えている。

出来れば忠誠心が高く勝つまで粘れる者がほしい。

 とはいえ現状では、そう簡単では無い。三河の混乱はまだ当分先であろう。

ただ、今川の支配下をよしとしない者がいるかもしれないので、とりあえず当たってみよう。


 斎藤道三が4月に討たれた話を聞いて、すぐに直経や爺に道三に味方した諸将の領地の様子を調べさせた。

明智光秀の叔父の明智城、竹中重元の大御堂城も、すでに攻められてしまっているらしい。


 明智光秀は落城の後、朝倉に仕官したはずだと、『フライングゲットしよう』と思い不破の関、柏原で網をはり、勧誘を試みた

天の配剤か?幸運にも接触の機会を得られたそうだ。

家臣に取り立てる旨を申し出たものの、浅井のネームバリューでは登用は無理だったらしい。Orz


 竹中氏に至っては大御堂城を攻められたが、半兵衛兄弟が撃退したらしい。バケモノめ。


(その後、竹中は菩提山を攻め城を確保したらしいが、斉藤方に帰順した様子だ。)


 なんと言うことでしょう。チートの当てが外れた。


 竹中は残念ながら美濃を裏切るつもりはないと言うことだ。敵を撃退したあと、別の城を奪う?

竹中一族はアグレッシブな上に有能すぎるだろう?

半兵衛がいるとは言えチートすぎないか?

確か弟は遠藤直経を討ち取ったし、要注意だ。

明智光秀も浅井などアウトオブ眼中らしいので腹立たしい。

久政時代の浅井は、とにかく弱小なイメージなのだ。悔しいです。




 まあ、先立つ資金もあまりないし仕方あるまい。

領内の有能な人材も探すつもりだが、石田・小堀以外の情報のアテがあまりない。

一応、幾人か名前ぐらいはあげられるが、親父の家臣でなければ、どこにいるのかさっぱり判らない。

名前も幼名や違う名前だと、なかなか見当が付かん。

配下の忍者(探偵さん)が乏しい上に、今の時点での現在位置の知識がないからだ。


 それに、相性や時期の問題もあるし、有名な人物が必ずしも雇える・使えるとは言いがたいのだ。

才能は環境にも依るから、場合によっては才能が鍛えられず、無能になるかも知れないのだ。


 よく考えれば、たとえ、市松と虎というのを引き抜いても環境が悪ければ大成はしないだろう。

まあ侍大将ぐらいには、なるかもしれないが。

彼らは、『譜代を持たない秀吉の配下』という特殊な立ち位置と、北の政所の養育という環境があればこそだ。

ある意味、宝くじが当たったみたいなもんだ。

 うちでは、とてもそこまで養育(年がら年中戦争)できまい。

ぶっちゃけ、うっかりものの正則に清洲24万石(秀吉の長浜12万石の2倍)をやるぐらいなら、三成か吉継にやるわ。


 ふう、気を取り直そう。


 知識に囚われすぎず慎重に進める方針だ。

判っている他の国人領主の家臣を引き抜くのも、今はとても危険だ。

 とりあえず一番効果的な人材を登用した。

 石田正継だ。落ちぶれて地侍となっていたので、迷わず登用した。

それなりに優秀である事は判っている。長男(政澄?)がちょうど1歳らしい。

乳飲み子がいるゆえ、生活のため、息子の今後のためと声かけに応じてくれた。

石田三成は、まだ生まれていないようだ。(楽しみだ、英才教育を施そう。)

人柄を見て、ゆくゆくは爺の代わりに俺の領地の代官として取り仕切ってもらおうと思っている。

農政家の部分に期待したい。他にもなにがしか特技はあると思う。

素養があると思うので、良き手足となるであろう。


 観音寺城で世話になった剣の師匠にも声をかけておいた。

子供は相手にしない主義とかで、ほとんど見てもらえなかったけれど、腕は確かな御仁だった。


 小堀正次(たぶん遠州だとおもう?)は17歳、元服を済ませたばかりで仕込みがいがある。

 藤堂高虎はまだ1歳ぐらいのハズ?だから、できれば親父を召しかかえる予定だ。

すでに親父の配下の者、幼少である者はそっとしておく。

とりあえず先行投資と言うことで親世代を召し抱えるように手配している。


なんだかんだ言っても、やはり有名人を収拾したくなるよね。

危険な光秀より正継の方がいいや。

負け惜しみちゃうわい!!


譜代の者に配慮する関係上、小谷城内に招くのはよろしくないので、俺の配下とするつもりだ。



 念願だった木下藤吉郎はすでに織田家に仕官している頃合いだろうか?

うちでは才覚を生かしてやれないだろうな~。

遠藤直経にダメ元で、一応探してもらおうと指示した。

「尾張の織田信長配下の足軽で木下家定、定利?又は、淺野某、寧々という娘がいるはず?

の関係者か小物、中村の百姓の猿、日吉、藤吉郎、小一郎とかを探して是非連れてきて欲しい。

あと、荒子城の関係者も見繕って」我ながらずいぶん曖昧な指示だ。(探偵さんスマン)

板倉勝重は幼少時に僧となってたので、井伊家の者を召し抱えるついでに誘いをかける手はずだ。




光秀、酷いぞ。

半兵衛は兄弟はバケモノすぎる。


あと、おしい!!小堀正次は、遠州(正一)のパパでした。

新九郎と同世代(5つ上)です。うろ覚えでは判りませんよね。


新九郎君、不確かな情報がいっぱいです。

調子に乗ってはいけません。



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