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長政はつらいよっ!弱小浅井はハードすぎ!!  作者: 山田ひさまさ
 ~ 『 涙まじりの雌伏編 』 ~
19/111

素朴な疑問 『あさくらちゃん』とは?

視点と見え方の相違のOHANASIです。


 秋、敦賀郡司家の朝倉宗滴さんが死去されました。

80手前なのに、ばりばり働いていた、元気なおじいさんです。

先代の朝倉当主に続いて惜しい方を無くした。


 まあ、浅井氏(久政)が弱くなったのとも関係があるのかもしれない。

先代の朝倉家の当主、朝倉孝景、朝倉宗滴とはどんな人だったのか?


まあ定説は……

「六角さんが小谷を攻めてきた。きゃぁ~大変。

六角の大軍を目の当たりにした亮政は、越前の朝倉孝景に救援を求めた。

孝景は、名将宗滴を援軍に送り、六角氏と浅井氏との講和を調停を勤めた。

そのおかげで、めでたく和議が結ばれた。」


だから恩義がある、だと思うけど……。



爺に、『あさくらちゃん』のことを聞いてみた。


爺も聞いた話と前置きしたが……。

要するに、

大永五年 お祖父様(亮政)は、土岐頼芸派の長井氏の要請を受け、

「美濃のお家騒動の混乱」に乗じて、関ヶ原の方へ介入しようしていた……。


「ひやっは~、美濃、関ヶ原、戴き~!!」


と、思う間もなく朝倉孝景に「義弟救出」を命じられた宗滴が美濃の内乱に介入してきた。

六角さんもやって来た。

宗滴は、「まあまあ、六角殿、私にお任せを」

(じゃかぁっしい~わ、おんどれだぁ~とれ、儂がなし(話)つけたる)と六角さんを押さえ込み、

亮政を説得(O.HA.NA.SI)した。


首尾良く、邪魔者(亮政)をおとなしくさせ、美濃へ侵攻、れっつらゴ~。

一方的無双!!をして、頼芸・長井勢の反対勢力をフルボッコ!!見事勝利をおさめました。



 宗滴は小谷城の一角に「金吾嶽」を増築、在陣し、六角氏と浅井氏の調停役を務めた。

とか言っているが、あきらかに「付け城だ」美濃に行くために拠点を確保しただけじゃん。

 まあ、朝倉さんは、土岐頼武(孝景の身内)派だもんな、頼芸側の亮政はあからさまな敵じゃん。

敵とはいえ、攻めるのも大人げないからと『恫喝した』訳だ。


 宗滴にとっては、「浅井領はただの通り道、浅井家は路傍の石」でしかなかったんだな。

恩義と云うより、直接家に乗り込まれて恫喝されたんだ、おじいさんも大変だな。


まるで。

不良にパシリにされている、『いじめられっ子』を見て「スゴク仲が良いと」勘違いしているみたいだ。


視点が違うだけで見方が、180度変わるな、おそろしい。


弱小勢力はつらいよ。

朝倉さん宗滴を派遣。

救出すべき『義弟』とは土岐頼定の事でした。

亮政はこの時、敵でした。

宗滴の「OHANASI」によって、犬になります。


異論があるとは思いますが、実際はこんな感じだったんだと思います。

弱小はつらいですね。




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