~ 若、猿夜叉丸ご乱心 ~
これは、ちょっとした裏話です。
「ガ~ン」ま、まさか……次郎が、井伊家の人間とは、俺は(太閤、三成びいき)ショックだった。
助けてくれた手練れの若侍が、女だったことに…多少ビックリしたが、
祐子があの井伊家の人間だと知って、とてもビックリした。
直虎なんて奴は知らんが、「直政」とか「直弼」の関係者なのは間違いが無い。
くくく、なんだか騙された思いがするが……、別に次郎が悪い訳ではない。
次郎はイイ奴だ、俺も戦国大名で勝ち残り、生き残りを目指す身だ、たとえ毒盃(徳川譜代)でも呷らなくてはならない。
関ヶ原寝返り組に比べれば、忠誠心が厚いだけまだましか?
みんな良い奴なのだろう。そう決めた!
よくよく考えてみたら、まだ徳川家に仕えてもいない時代なので、今川配下じゃんか、なあ~んだ気にしないことにした。
駿・遠・三の人材を引き抜くと、後々、徳川への嫌がらせになると思うし。(ここ重要。)
祐子お姉ちゃんには、井伊家の家臣(とりあえずは二男三男で良いよ)を浅井家に引き抜くようにお願いする。
どうせ史実では井伊の谷の連中は、今後死ぬほど苦労するであろうから遠慮は無しだ、これは人助けだと思おう。
俺は女と恩人には優しいのさ。
まあ井伊の赤備えと言えば、『ひこちゃんだ』かわいいキャラクターだ。
彦根にも思うところがある。
メインキャラクター名って、『佐和ちゃん(さわちゃん)』でよくね?と何度思ったことか。
小谷(浅井)-長浜(羽柴)-と来れば、佐和山(磯野・石田)でしょうが~。
「やしゃ君?」
「はっはっは~、すまん取り乱した、他意は無い。他意は無いぞ次郎~。」
-解説-
主人公は、長浜(豊臣)への愛が深すぎて、余所者の街、彦根に無意味な嫉妬をしています。
悪気は決して有りません、彦根は何となく嫌いなのに、すぐ傍の佐和山は好きなのですから。
同じ人間なのに…
「佐和山から来ました」「良く来たね!どうぞ入って」
なのに。
「彦根から来ました」
…「……太閤さん好き?」
「ヤッパ井伊家でしょう?」
「……(心の壁)、…今日は天気イイね。」
こんな具合。
何気ない地元愛と、戦い(選挙)に負けた恨みが、意外にもとても根深い物だという一例です。
以外と歴史上の確執は現代にまで続いているんですね、核家族化、情報化社会、高齢化により、孫に語る老人が減り、ようやく無意味な確執は少なくなりました。
(注)主人公の猿夜叉丸は、『信秀の坊』やと『太閤談氏伝』以外のゲームはしていません。
よって、ある事実を知らずに見落としています。
実はそのことを強調する為にあえて、「井伊」に反応させました。
『井伊直虎』なのに、その部分はスルーです。
折角、井伊直虎(女地頭)と言う有名人に会ったのに、そこはまるでスルーです、勿体ないですね。
知っていれば、「直虎来た~w」だったのに、残念。
直親のせいで飛び出してしまった直虎(次郎)とそれを拾ったやしゃ君。
運命が大きく変わります。
ヨシモトは永遠に