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長政はつらいよっ!弱小浅井はハードすぎ!!  作者: 山田ひさまさ
 ~ 『 涙まじりの雌伏編 』 ~
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期待の仲間集まる!!

猿夜叉丸も一皮むけました。

女のことを知りました

大人を知りました。


「いてて……」

俺は腰をさすりながら、屋敷の縁側を歩く。


祐お姉ちゃん(次郎)、ヤリ過ぎだ、いててて」


もうだいぶん日が高くなってしまった。



手加減してよも~、さすがに精根尽き果てたよ。



あんなに、「はっちゃけて」、もう少し自重して欲しかったよ。


俺、まだ10歳ちょっとの子供だぞ~!


は~、溜息をつきつつ、今朝方のことを思い出す……。




~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~



~ 回想 ~



「さあ、私が刺客、「くのいち」だと思って、抵抗するのよ。」


「え?」


「行くわよ、それっ。」


ぐあ~、いてててて。


 あ~あ。

お任せするんじゃなかった、

思わせぶりに誘われて……、寝首をかかれない為の特別講座なんて。

 忌々しい、すっかり騙された


確かに必要なスキルなんだけれど、なんだか納得がいかない。

(皆もそう思うだろう?)

そう言えば、爺が護衛以外に指導をお願いしてたんだ。やられた。

祐お姉ちゃんって、戦闘狂バトルマニアだ。

女は魔物だ。

護身術以外に、甲冑格闘術の稽古もあるのかな?マーシャルアーツとか?

あまり知識がないな、生き残るために頑張ろう。



 あ~こりゃ、明日動けないかも。筋肉痛でつらいよ~。

おとなってずるいよ~。



~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~



しばらくして、


 待ち望んだ人材が来てくれた。

小谷から派遣されたのは……。

近習として、

遠藤直経えんどうなおつね云わずと知れた俺(長政?)の傅役にして炎の特攻隊長。24歳

(直経来たぁ~っ。わ~い。)

ある意味、観音寺城下に一番来てはいけない人物だと思う。取扱注意の札を貼っておこう。

海北友松かいほうゆうしょう22歳


小姓として、

赤尾清冬あかおきよふゆ13歳

磯野勝太郎いそのかつたろう11歳(俺でも知っている名字だ、磯野カツ○だ。)

そして爺の息子の雨森弥太郎12歳


 スゴイ顔ぶれだ、まあ遠藤がダントツだが。

重臣達の子息が来てくれたのが心強い、俺は跡取りとして見放されていなかった。

海、赤、雨jr 浅井三将の縁者揃い踏みだ。


 もう一つ、嬉しいお知らせがある。

次郎だ、爺が交渉して、俺の家臣になってくれた。

井伊(次郎法師)直虎というらしい。

「なに、井伊家の人間だと?」


 優秀な配下を守り役・近習・護衛・小姓として召し抱えた事だし、これからは自重せずに行こう。

まずは、内政で出来ることを地道にやっていこう。

あとは、気長に六角家家臣に取り入り内部の切り崩しをおこなうことにしよう。


 

 次郎には、井伊家の家臣(とりあえずは二男三男で良いよ)を浅井家に引き抜くようにお願いする。

遠州・三河の人材を引き抜くと、今川、徳川への嫌がらせになると思うし、ここ重要。

どうせ史実では井伊ノ谷の連中は、今後死ぬほど苦労するであろうから遠慮は無しだ。

ある意味これは人助けだ。俺は女と恩人には優しいのだ。



 豪華なメンバーが揃ったのは、小谷家老達のやましさのおかげです。

さすがに、猿夜叉丸を庇えず、見殺しにするはめになったとは、

たとえ口が裂けても言えませんね。

罪滅ぼしに、子弟を送っています。

優秀な子弟なのだ活躍してくれるでしょう。


ホイホイ鼻の下を伸ばしたら、くノ一に寝首をかかれますよ。

やしゃ君は、くノ一の事を知りました。ハイ。おんな、女ですね。

ついでに次郎の魔性(戦闘狂)も、知ります。

大人の汚さもついでに思い出しました。

すっかり大人です。



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