登場人物紹介(7章までのネタバレあり)
――――――主要登場人物(学年は8章時点のもの)――――――
①二重人格
高校二年生の女子。一つの体に澪湖とよお子の二つの人格が共存している。どちらかの人格の状態で気絶したりすると別人格に入れ替わる。二つの人格は記憶、経験を共有しておらず、お互いに別の人格だったときの記憶はない。そのため、両人格は実年齢の半分程度の精神年齢しかない。
A) 伊美 澪湖
・主人格
・わがまま、自分勝手
・良く言えば天真爛漫、悪く言えばただのバカ
・よお子のことは苦手
・かなたのことが好き。クリスマスの日にキスして以来、彼女になれたと思っている
【座右の銘、モットー】貪欲、怠惰、暴食、肉食、濃厚、大盛、メガ盛り
【好きな食べ物、飲み物】肉、揚げ物
【好きな音楽】ソラミスマイル、五條まゆみ
【好きな漫画】キルミーベイベー、ちょぼらうにょぽみ
【好きなゲーム】ガンシューティング(ゾンビ系)
【好きなアニメ】ドアサ、ニチアサ系
B) 伊美 よお子
・サブ人格
・おどおどしていて自分に自信がない
・他人思いなところもあり、特に澪湖のためなら結構無茶をする
・結構多才で、みんなからの人望も厚い
【座右の銘、モットー】謙虚、節制
【好きな食べ物、飲み物】生姜湯
【好きな音楽】AOR系
【好きな漫画】海獣の子供、リトルフォレスト
【好きなゲーム】格ゲー(特に少し古めの2D格闘。ヴァンパイアなど)
【好きなアニメ】少女革命ウテナ
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②獣憑き
高校二年生の美河かなたの体の中に、荊という何かの動物の霊がとり憑いている。表、裏の状態があり、体をコントロールできるのは表側の人格。裏側の人格は、声を出したり体を動かすことは出来ない。どちらかの人格が眠ったり意識を失ったりしていない限り、常に二つの人格が存在している状態なので、お互いに今相手が考えていることが分かる。そのため、表裏間で頭の中で会話することも出来る。
A) 美河 かなた
・ショートカット
・荊に多くは聞かないで自分の体を貸してしまう、大きな度量の持ち主
・不倫して妻に逃げられた父親と二人暮らししている
・意外と打たれ弱くて、緊張すると取り乱しがち
【座右の銘、モットー】明日は明日の風が吹く
【好きな食べ物、飲み物】キャベツ太郎
【好きな音楽】ウルフルズ、怒髪天(父親の影響)
【好きな漫画】JOJO、スラムダンク(父親の影響)
【好きなゲーム】単純な携帯ゲーム(数独など)
【好きなアニメ】カウボーイビバップ(父親の影響)
B) 荊
・年齢、種族等不明の何かの動物(本人は知っているが、語りたがらない)
・一応オス
・表側になっているときは、姿を変える能力と催眠術のようなものが使える
・結構ヘタレ
【座右の銘、モットー】自分の事は自分でやるさ
【好きな食べ物、飲み物】???(秘密)
【好きな音楽】特に無し
【好きな漫画】神様はじめました(かなたの影響)
【好きなゲーム】音ゲー(かなたに隠れてスクフェスをやっている)
【好きなアニメ】アニメは苦手(人間との視覚情報の分解能の違いで、見ていると疲れる)
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③本前川 音遠
高校二年生。通称オンちゃん。
以前付き合っていた同性の恋人のことを澪湖に馬鹿にされたと思いこんで、あえて好意を持っているふりをして復讐していた。だが、そのうちに本当に彼女を好きになってしまっていたことに気付く。
今では本音でも建て前でも「ミオちゃん大好き!」な女の子。若干愛が重い。
・ふわもこパーマ(+魚の形の髪留め)
・語尾を伸ばすようなしゃべり方をする
【座右の銘、モットー】(建前)貴女の為なら死ねる/(本音)貴女と永遠に生きたい
【好きな食べ物、飲み物】(建前)マカロン/(本音)二郎
【好きな音楽】(建前)さよポニ、エビ中/(本音)スレイヤー、スリップノット
【好きな漫画】(建前)山本ルンルン/(本音)丸尾末広
【好きなゲーム】(建前)ツムツム/(本音)ネット要素のない一人用RPG
【好きなアニメ】(建前)たまこまーけっと/(本音)ヤン・シュヴァンクマイエル作品
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④千本木 百梨
高校三年生。世界的に有名な資産家の一人娘、いわゆるお嬢様。「ツンデレ」というものをお嬢様にとって必須のステータスだと思い込んでおり、ツンデレお嬢様になるために日夜努力を続けるただのバカ。主要登場人物の中で唯一の一面性ガール。
・しゃべり方、髪形(金髪ツインテール)、性格をステレオタイプなツンデレお嬢様に寄せている
・だが、そもそもツンデレというものが良くわかっていない
・残念お嬢様として、学校でも浮いている
・友達が欲しいようだが、みんなから引かれているのでいつも空回り
・太陽の形をしたペンダントをしている
【座右の銘、モットー】フレンドシップ イズ マジック
【好きな食べ物、飲み物】桃、ネクター
【好きな音楽】わぴこ元気予報
【好きな漫画】姫ちゃんのリボン、メイちゃんの執事、マコちゃんのリップクリーム
【好きなゲーム】けっきょく南極大冒険
【好きなアニメ】ハウス名作劇場系
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⑤⑥双子メイド
高校三年生。百梨の家に仕える双子の姉妹。名前は千本木家に来たときにもらったもので、本名は別にある。イク、ヨツハそれぞれの役割は違うのだが、お互いほとんどのことはこなせてしまうため、時々入れ替わったりしている。二人とも趣味は、百梨をいじめて遊ぶこと。
A) 七五三木 イク
・知性担当。百梨の教育係
・トレードマークはメガネ
・黒髪ストレートで前髪はぱっつん
・国内外の研究機関が束になっても敵わないほどの知能を持つが、百梨の世話をするためだけに高校に通っている
・三日月の形をしたペンダントをしている
【座右の銘、モットー】好きなものは最後に取っておく
【好きな食べ物、飲み物】オートキュイジーヌ
【好きな音楽】日本語ラップ
【好きな漫画】闇金ウシジマくん
【好きなゲーム】限定じゃんけん
【好きなアニメ】パーフェクトブルー
B) 二十六木 ヨツハ
・体力担当。百梨のトレーニング係
・トレードマークは日焼けと全身の傷(ファンデーションとメイクで代用可能)
・ボリュームのあるボサボサ髪
・戦闘能力が高く、まともに肉弾戦で戦って勝てる生物は地球上に存在しない
・星の形をしたペンダントをしている
【座右の銘、モットー】好きなものは新鮮なうちに
【好きな食べ物、飲み物】塩かければ割と何でも
【好きな音楽】リヒャルト・ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』
【好きな漫画】林静一
【好きなゲーム】囚人のジレンマ
【好きなアニメ】オスカー・フィッシンガー作品
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⑦琢己 詩歌
澪湖たちが通う学校の先生。120cmくらいの身長しかなく、パッと見は小学生そのもの。かなたを追いかけてやってきたというが、その正体は謎。
X) キーちゃん
・しきりに詩歌が語り掛けている相手。正体は謎。
――――――(どうでもいい)用語集――――――
【私立千本木高等学校】
教育理念は『千本の木の中にも隠されない大樹となれ』
究極のエリート高校で、入学するにはとてつもなく難しい試験にパスしなければならない。しかし、同時に究極の個性至上主義の面もあり、人格、境遇等で人とは違う部分がある人間は、簡単な面接と身辺調査のみで無試験、無制限で受け入れている。イク、ヨツハ以外はそのシステムで入学している。
もともと百梨のためだけにつくられたという噂があり、百梨の入学二年前に創設され、百梨の卒業二年後に廃校が予定されている。
【ふたりでセマフォア】
変身した女の子たちが、人々のクリティカルセクション(心)をデッドロックにしようする悪者たちと戦う女児向けアニメ。登場人物は、スポーツ万能のフォアミューテックスと文科系女子のフォアゼネラル、さらに新シリーズからは謎の追加戦士フェアリーアクセスも加わった。十年近く続く人気シリーズだが、最近は同種の別の作品に押され気味。
【海野深雨と山名麻椰】
音遠の小学生時代のクラスメイト。小中高ずっと同じの親友同士で、長い休みがあると一緒に小旅行をしたりバイトをしたりしている。6章に登場。多分もう出てこない。
【ナナちゃん】
音遠の小学生時代のクラスメイト。小学校時代に音遠と何かあった模様。6章に登場。多分もう出てこない。
【澪湖のクラスメイト】
・渕上茶央美
あだ名はちゃおみん。いつでも明るいクラスのムードメーカー的存在。若干天然風だが実はそのほとんどは計算で、キャラが被ってる(と本人は思っている)澪湖を敵対視している。お笑い好き。実は中国人と日本人のハーフで、両方の国の国籍と名前を持っている。中国名は、淵趙眠。
好きな人の前だと冷静さを失って、「~アル」とか言い出す。
・吉中朋
パッと見は地味目の文学少女。人前に出るとまともに言葉を話すことができなくなるほどの極度の緊張しいだが、メールや活字だと饒舌になる。趣味で恋愛小説を書いていて、それを好きだと言ってくれながらも、的確かつ遠慮のない感想を言ってくれるよお子によくなついている。最近の悩みは、自分の小説が段々、そんなよお子にすら見せるのを憚れるほどの卑猥な内容になってきていること。
権威と流行には弱く、先輩(特に百梨一派)に対してはやり過ぎなほど腰が低くなるという一面もある。
・増子りぼん
赤いロングヘアーの派手な格好の女の子。別の学校の友人とデジロック寄りのガールズ・ミクスチャーバンド『フォークド・ランタイム』を結成しており、演奏動画をアップしたり、小さなライブハウスで先輩バンドと一緒に出演したりしている。かわいすぎる本名が気に入っていないため、バンドのときはRMC(Ribbon Masuko the Crazy)と名乗っている。担当はリーダー兼ドラムス。
よお子が情報の授業の課題で作ったオリジナル楽器(テルミンの亜種)の音に惚れこんで以来、ことあるごとによお子をバンドに勧誘している。(そしてことごとく断られている)
・花藤優芽
黒業魔術研究会(部員は一名のみ)という怪しいクラブに所属している小柄な女の子。いつも黒ずくめの格好をしており、黒ミサと称して彼女が空き教室を薄暗くして一人で大釜をかき回す様子は、目撃した生徒、教師たちに気味悪がられて恐れられていた。
だがある日、物怖じせずに近づいたよお子がその鍋から食欲をそそるいい匂いがすることに気付き、そのクラブがただの黒ゴマ料理研究会であることが判明。それ以来彼女もクラスメートに受け入れられるようになった。口癖は「きゅふふ…」。
【かなたの家族】
・美河励歌
三歳年上のかなたの姉。かなたとは友達のように仲良しで、昔はよくかなたを男装させて、デートと称して二人で一緒に遊びにいったりしていた。生来的にはわがままで調子の良い性格で、妹のかなたがいつも身の回りの世話をしなければいけなかったほどの甘えん坊でもある。だが実はとても頭の回転が早く、責任感と決断力がある一面もあり、典型的な『やればできる人』。
両親が別居した高二(かなたは中二)のときから、遊ぶための小遣い稼ぎといって(もちろん学校には秘密で)キャバクラのバイトを始めており、高校卒業後は進学せずに本格的にキャバ嬢として働くようになった。実はそこで稼いだお金は全て『かなたを大学へ行かせるための資金』として貯金しており、自分の小遣いは空いた時間に片手間でやっている家庭教師のアルバイトで何とかまかなっている。だが、そんな状況を微塵も嫌だとは思ってはおらず、純粋に楽しんでしまえるような度量の広さを持つ。(努力家であるが苦労人ではない)
今までかなりの数の人間から告白を受けているのだが、「カナちゃんに恋人が出来るまでは、あたしもまだいいや」と言って、それらを全て断ってきた。
・美河望実
かなたの母。実際には四十代だが、二十代後半といっても通じるレベルの容姿の、若々しくて美しい人。かつて壮大な大失恋をし、生きる気力をなくしていたところで徹弥と出会い、その優しさにふれて恋におちて結婚することになった。そんな経緯のせいか、徹弥は今でも自分を慰めるために付き合ってくれているのではないか、という気持ちが常に頭の中に付きまとっており、徹弥の浮気が最終的にそれを肯定してしまうような形となって、離婚を決意した。(同時にかなたや励歌には自分たちのようになってほしくないという思いもあった)
徹弥からは毎月養育費をもらっているが、あくまで形だけの雀の涙程度。
励歌の仕事については決して認めているわけではないが、(その目的がかなたの為だということは知っており、)甲斐性のない徹弥の元でかなたにまともな生活を送らせてあげる為には仕方ないと、泣く泣く黙認している。励歌の働くキャバクラのオーナーは学生時代の友人で、絶対に励歌に無茶はさせないと固く約束させている。
・美河徹弥
かなたの父。いまいちパッとしない平凡な男。良く言えば癒し系だが、一般的には面白味のない、つまらない男。特技や趣味の類はほとんどなく、元妻の望実たちと同居しているときにも、女性陣三人が仲良く何かしているのを自分は黙って遠くから見ているのが一番楽しいというような調子だった。
そんな冴えない雰囲気をどういうわけか『陰があって素敵』と勘違いした会社の後輩に強く迫られ、『付き合ってくれなければ死ぬ』とまで言われて、一回だけ男女の関係を持った。その後輩はその後すぐに会社を辞めて消えてしまったが、何故か『徹弥にもてあそばれて辛くて会社を辞めた』という噂がたち、職場の雰囲気が悪くなってしまったため、半ば強制的に辞職させられることになった。
現在は、新聞配達員とコンビニと、不定期で工事現場の作業員のバイトをしている。仕事でもあまりパッとせず、よく年下の先輩からいびられているが、まるで気にしていない。
【フォークド・ランタイム(Forked Runtime)】
増子りぼんが所属するガールズバンド。前身は同じ中学のりぼん(ドラムス担当)と烈花(ギター担当)が結成したホワイトストライプスのコピーバンド。メンバーを増やしたいと思っていたところで、楽器屋で試し弾きしていた紫亜(ベース担当)の演奏を聞いて惚れこみ、強引にメンバーに誘い込んだ。そこに何故か洲々(ラップ担当)がついてきて、しかも洲々がどこからかたまみ(その他担当)を連れてきて、今の形になった。りぼんが理想とする音楽性と今のバンドのスタイルは結構違うのだが、慣れてきて少し楽しくなってきたのも事実。
・鳥羽烈花
通称ばれっち。担当はギター、リード・ボーカル(エモあり)。緑色のショートカットだが、前髪は目が隠れるほど伸ばしている。高二で、中学のときのりぼんの同級生。本当は裏方に徹したいのだが、代わってくれる人がいないためにボーカルを仕方なくやっている。
(好きなアーティスト:レッチリ)
・家中紫亜
通称シア、シアちゃん。担当はベース。地味目のメガネ女子。高一。卓越した演奏センスで、初心者にもかかわらず雰囲気で難しい曲を弾けてしまう天才ベーシスト(バンド漫画なら主人公になりそうなタイプ)。音楽にはあまり詳しくないが、りぼんと烈花にバンドや演奏技術などを教えてもらっている。最初はあまり乗り気ではなかったが、今はバンドが楽しい。
(好きなアーティスト:リンキンパーク)
・鈴川洲々
通称しゅしゅこ。担当はボーカル(ラップ)とライブのときのMC。可愛らしいボブスタイルで、音楽フェスとかにいる普通の女の子みたいな格好。高一で、紫亜とは同じ高校の友達。モテそうだからという理由だけで、紫亜にくっついてちゃっかりバンドに参加している。楽器は一切出来ないので、ラップパートがない曲ではステージ上でただ跳ねているだけ。メンバーの恥ずかしい話を容赦なくバラすMCはとても盛り上がる。出番はないと言われているのに、何故か最近ボイパの練習をしている。りぼんのことを『リボンたん』と呼ぶ。
(好きなアーティスト:福山雅治)
・神崎たまみ
通称たまさん。担当はターンテーブル、キーボード、パーカッション、バイオリンなど様々(結構何でも出来る)。黒髪ロングの清楚なルックスで、本人は高校生と言っている(実際練習で集まるときには制服を着てやってくる)が、やたらと古いことにも詳しかったりしていまいち年齢不詳。小さい頃からピアノとバイオリンを習っていたというお嬢様的な経歴を持つが、実は相当遊んでいて、経験人数は(男女含めて)三十人を超える清楚系ビッチ。いつも顔ばれを気にしていて、ライブの時はホッケーマスクをつけている。
(好きなアーティスト:アントニオ・ヴィヴァルディ、NIN、エリック・サティ、マリリン・マンソン)
【小金井鞠子】
一時期百梨たちと一緒に千本木家の屋敷で暮らしていた女の子。可愛らしい顔つきだが、目は視線が全く分からないような完全な糸目。
百梨の家を出たあとは、路上で芸能事務所にスカウトされて、なぜかアイドルグループのメンバーとしてデビューすることになる。テレビなどにも度々出演しており、それが鞠子本人だとは気付いていない百梨は、一ファンとしてそのグループを応援している。
【虚木アイと小木セツナ】
千本木家に新しくやってくることになったメイド。訳あって通っていた高校を中退することになり、全てのやる気をなくして毎日を無為に過ごしていた二人を、千本木零子が見つけてメイドとして雇うことになった。アイは華道の家元の生まれでその流派を引き継いでおり、セツナはラクロスで全国大会に行ったことがある。二人ともかなり有能で頭がいいが、イクとヨツハからすればまだまだ半人前以下。
零子が二人と特別な契約を結んでいるかどうかは不明。