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犬と主と転成チート!?  作者: ポチ
第一章〜旅立ち〜
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旅立ち

『んぁ…』

『…マジかよ』


見知らぬ扉を開けた二人は、

気が付くと何もない白い空間にいた。


『ここは…え、ちょっと雅人!?

なんなのこれ!?どういうこと!?』

『落ち着いてくださいお嬢様。

とりあえず、状況を確認しましょう。』


二人は辺りを見渡す。

だがやっぱり何もない。


『へぇ…君たち面白いね。』

『誰だ。今すぐ出てこい。さもなくば…』

『…物騒だね^^;』


部屋の中心が白く光ったかと思うと、

白くぼやけたような人影。


『改めて。僕の部屋へようこそ。

何もないところだけど、歓迎するよ!』


二人は黙り込む。


『時間もないし、早速説明するね。

ここは世界の狭間

これから君たちが過ごすことになる世界の説明と、能力のプレゼントをする場所さ。』

『ちょっと!どういうことなの!?説明しなさい!!』

『だから、説明するって言ってるじゃん。

黙って聞きなさい。』


そう言って影は手を振ると、そこには椅子が。


『まぁ、座って。』


大人しく従う二人。


『よし。じゃあ説明するね。

まず、これから君たちに行ってもらうのは、違う世界の救出だよ。

その世界では、力が全て。

武力や魔力が物を言い、多種多様な種族が生活する世界さ。』

『魔力!?ってことは、魔法が使えるの!?』

『そう。お嬢さんが大好きな剣と魔法のゲームのような世界さ。

死んだらやり直しは効かないけどね。』

『...』

『まぁ、続きだ。

今から君たちには幾つかの能力をプレゼントする。

そこのお嬢さんには、魔法の力だ。

君なら知識もあるから、使いこなせるだろう。

そしてそこのだんまり(雅人)には、強靭な肉体と、力を。

武術の心得があるなら、向こうでは無双だろうね。


そして、二人ともに生活魔法と言語能力、知識と少しばかりの餞別をあげよう。


その力を持って、あの世界を救って欲しい。

向こうでは何年過ごしても、世界を救った後は同じ時間に帰ってこれる。


どうだい?魅力的な話だろう?』


『幾つか質問しても?』

『どうぞ?だんまり君。』

『それやめろよ。殺すぞ。

質問は三つ。

なぜ俺たちなのか。

向こうの力のレベル。

あと、達成条件だ。』


『達成条件については秘密。君たちなら必ず巻き込まれるから。

君たちを選んだ理由は、二つ。

一つは適性があったから。

もう一つは、タイミングかな?

そんなに大きな意味はないよ。


力のレベル?

あぁ、それは聞かない方が良かったかな…

君たち2人が本気になれば、国を滅ぼせるくらいだよ。いわゆるチートだね。』


『行かないという選択肢は?』

『あると思う?』

『...』

『雅人!行くわよ!絶っ対いくのよ!!』

『わかりました。お嬢様は俺が守りましょう。』

『雅人、堅苦しくしなくていいわよ。どうせ私達の家を知ってる人なんていないの。

自由に気楽にいきましよ?』

『あぁ、わかった。これからよろしくな里菜。』


『話もまとまったことだし、そろそろ時間だ。飛ばすぞ。』


こうして二人は異世界へ旅立った。





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