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生きるためには

気をつけるねぇ・・・・?


情報屋からありがたい忠告を受けて数日。これといった劇的変化もなく俺の日常は続いている。

正直日常が現在進行形で気をつけなければいけない毎日であるので、いまさら何をどうしようというのが本音だけど。


生きるためには金がいる。

生きるためには働こう。

それが社会の原則です。


「・・・・・、さて今日もお仕事、お仕事~。」


サラリーマンであろうと、悪人であろうと案外世知辛い世の中を体験するのは変わらないのかもね。


そうして、俺は今日も生きるために、依頼のメールを開くのです。









『おい、ほんとにこの依頼やるのか?・・・・、』


「仕方ないっしょ~?新規とはいえなんたってお得意さん先の紹介なんだもの。断れなかんたんだよ。」


深夜3時。身も凍るような寒さの中、情報屋とお電話しながらとある廃屋を目指して歩いております。


「・・・・・・・寒いわちきしょー!!!!」

『喚くな、うるせえ』


えぇ、絶賛お仕事中だよ☆

何この悪環境。つーか時間帯!!はいはい、俺なんかの職業にきちんとした素晴らしい労働基準法が適用されるとも思ってませんがね(泣)


え?俺ら見たいなのは、もともと夜行性じゃないのかって?

ふざけんな、深夜にスーパーは開いてない。特売間にあわない。・・・・・・・、案外俺は庶民的節約家ですが、なにか?


いや、それにしたって営業時間を自分で指定できないのは辛いよね。


あ、ちなみに今回の依頼は、結構重要らしく会って言いたいとのこと。

新規のお客様は、なかなかに人使いが荒いようだ。


「あ、着いた。まったねぇー。」


携帯を切り、目の前にそびえ立つ廃屋を上る。


カツ、カツ、カツ、、


ゆっくりと階段をのぼり扉を開ける。



・・・・・・・・、ガチャ。


静寂の中小さく不吉な音が、すぐそばにはあった。




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