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創作論エッセイ

【創作論】物語の転がりやすいキャラ設定の作り方

作者: はまさん
掲載日:2026/06/19

 Twitterにたまにいる。小説家に憧れてるけど、書き方がよく分からないから、設定だけを作ってる中高生。

 そんな君たちにちょいアドバイスしよう。


 あなたの作った設定は恐らく

 「世界を滅ぼす炎を操る。だがオクラが好物」

 みたいに「A+B」の構造を持ってるのではないだろうか。実際、このパターンが一番多い。


 この「A+B」を「だが」で繋げない方がいい。なぜなら物語になりにくいから。

 炎を操るのにオクラが好物て、それがどうしたって話になる。


 理想は「だから」「なので」「そして」で繋げることだ。

 「炎を操る、なので中華料理にハマってる」というように。


 「だが」つまり「but」で繋げると、「A+B」の一へどんな情報でも配置できてしまう。

 設定ABの並ぶ意味がなくなる。いわゆる二項対立が起こらなくなる。


 例えば「昼はOL、だが夜は怪盗」みたいな設定も、それだけではどんな物語なのか分からない。

 しかし「昼はOLをやっているので、夜は怪盗なのを隠している」とABの繋がりが明確になると、そこに物語が生じてくる。


 これは以前書かせてもらった「水車の落差」という手法を参考にしてもらいたい。

 設定に適度な落差・ギャップがあれば、勝手に物語は転がってくれる。


参考:

【小説技術】発想の水車理論で物語を回そう

https://ncode.syosetu.com/n1292mg/


 ただまあ設定なんぞ、いくら並べても小説を書く役に立つかというと微妙。

 さっさと、実際の文章を書いた方が良いは良いよ。


 気韻生動と言ってね。キャラなんて動いてナンボ。

 他のキャラと掛け合い漫才する。散歩する。生活する。美味い飯を食う。

 そんなワンシーンで構わないから「描写」した方が、上手くなりますので。

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