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幕間3

前話を、投稿後に少し追加してあります!読んでない方は読んでからこの話をお読みください!

最初に、そいつを見た時に違和感をかんじた。

見た目はそこらへんにいる学生。ただ、目の奥にオヤジ達と同じような黒い塊のようなものが見えた。ちょっと探ってみるか。


2年間、全くと言っていいほど何もなかった。

生徒会長もやる。成績もいつも上位。なんて事ない、ただの優等生だった。勘違いか?そう思いながら街をぶらついていると、路地裏の方から何か気持ち悪い雰囲気がすることに気づいた。路地裏を進んでいくと、

「ごめんなざぃ。ごめんなざぃ。ごめんなざぃ。」

謝り続けているいる声がずっと聞こえる。

声がする方に行ってみると、耳がなくなり血まみれで謝り続けている男と全身が血まみれで、血まみれの枝切りバサミを持ってる奴がいた。安藤裕太だ。恐怖を抑えながら、俺は話しかけてみた。

「よぉ〜。安藤じゃねぇか。何してるんだっ?」

「君は、桐生君だったかな?今は、木のお手入れをしている最中なんだ。ごめんね?」

そう言いながら、安藤は枝切りバサミで謝り続けている男の腕を切り落とした。

「ぎゃぁぁぁぁっ、!!ごべんなあじゃぁぁい、!!」

男の悲鳴が響き渡る。

えっ?こいつは今何をした?枝切りバサミで腕を切り落としたのか?いや、普通に無理だろ!あんなハサミで骨を断ち切るなんて。人間なのか?やばい、どうにかして逃げなきゃやられる!と思いつつも、頭のどこかで何かが嵌るカチッという音が聞こえた。

「おいおい〜今何してるんだよ〜?」

「今はね!形を整えるために剪定をしてるんだよ!大事な木だからね!しっかりとお手入れをしなきゃ!」

安藤は笑顔でそう言いながら、もう片方の腕も、落とした。男はもう息がないようにみえた。

「いいねぇ!これからは俺もそれを手伝わせてくれねぇか?」

気がついた時には、そう言っていた。俺はこれを求めていた。非日常で、イカれているそんな事を。、、

「いいよ!桐生君も、植物に興味があるんだね!ありがとう!!」

その日から。俺は安藤の植物の「手入れ」ってやつを手伝うようになった。



それから数ヶ月、安藤との日々は俺を満たしてくれた。今までやってきた「植物」のさざめきは心地よかった。

「桐生君!あのね!!修学旅行の日に、3年生のみんなを連れってあげようと思うんだ!!みんなと永遠になかよくなるためにね!」

それを聞き、俺はにやついた。

「いいぜ!今回も手伝ってやるよ!たのしいからな!」

修学旅行が待ち遠しい

全く関係ありませんが、 最近漫画のトニカクカワイイにハマってます!推しは百鬼さんです!!

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