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幕間2

ある学校の放課後、教室に2人の女子生徒が話をしている。

「花壇にいるのって、安藤先輩だよね?」

「そうそう!園芸部の人だよね。別に悪そうな人じゃ無いけど、ちょっと近寄りがたいよね」

2人は、花壇にいる男子生徒を見ながら話をしていた。

「園芸部といえば、少し不思議な事があるよね?」

「あれ?2年前くらいには、部員が7人くらいいたのに、今は安藤先輩1人だけになってるってこと?」

「そうそう!安藤先輩だけになってる事ね!今の3年生どころか、2年生、1年生も入ってないのちょっと不思議だよね。」

「ほんと、不思議!でも、ちょっとだけわかるかも。なんか、入りづらいよね」

「うん、入りづらいよね。それよりさ、うちのママがうるさくて!」

そのまま、女子生徒たちの何気ない会話は続いていった。













夜の学校の中で、私は何も考えられずにいた。

全身は、花壇に埋められている。息は、とっくにできない。このまま、死んでしまおうか。そんな事しか、考えられない。自分の名前すら、まともに思い出せない。確か、やま×× は×か

だったような。そのまま、私の意識は消えっていった。

















ある中学校の七不思議に、こういうものがある。

『中庭の花壇には、決して枯れない7つの白いライラックがある』

生徒たちは、ただの噂話だと思いながらその話を聞いている。

その様子を『7人』の花達は見ながら、永遠に、綺麗に咲き誇っている。

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