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夢を叶えるもの +  作者: 山本 2k
第四部「恋の春」
24/30

外伝「リーダー」

リーダー。

昔から自分には向いてないと思っている。

だって、周りと話すのは苦手だし、みんなをまとめるっていうのも得意じゃない。

高校生になっても、誰とも話さず、小説を書いていくと思っていた。

でも、


『どうも、名前はなんて言うんですか?』


一人の男の子が話しかけてくれたおかげで、私――


渡辺わたなべ 琴羽ことはです』


渡辺 琴羽はその男の子の仲良くなれた。


『あなたはなんていうんですか?』


その男の子こそ、


坂口さかぐち 蒼空そらって言います』


私の好きな人。



高校2年生の夏休みが終わり、2学期が始まった。

放課後は部活に行き、小説を書く。

いつも通り蒼空と2人で……はなく、蒼空の隣には女の子がいる。

その女の子が蒼空に声をかける。

「兄は今何書いてんの?」

蒼空のことを『兄』というその女の子――坂口さかぐち 美穂みほは蒼空の妹である。

「今はファンタジー小説。たまにはいつもと違うジャンルで挑戦してみようと思って」

蒼空は真面目である。

会った当初は物凄くネガティブだったけど、なんとなく、あの文化祭用の脚本を作ろうとなった時ぐらいから、蒼空の小説とかもポジティブになってた。

1年生の冬の小説コンクールでは金賞を取ってたし。

遂に、私を超えた様だ。

少し妬ましかったけど、蒼空が成長したことが嬉しかった。

そんなことを考えていると、顧問の先生が前に立って、話始めた。

「今日は、新しい部長を決めます」

この高校では、夏休みの間に3年生で次の部長・副部長に相応しい2年生の候補をいくつか絞って、2学期に新しい部長・副部長を決めるようだ。

今年度の候補者は、

「坂口 蒼空。

 長谷川はせがわ 太一たいち

そして、

「渡辺 琴羽」

私。

私が候補者の中に入っていた。

驚きと同時に、頭の中にある言葉が思い浮かんだ。



リーダー。自分には向いていない。

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