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夢を叶えるもの +  作者: 山本 2k
第二部「学園祭」
11/30

「フィナーレ・学園祭」

学園祭最終日。

通称フィナーレである。

楽しくフィナーレを飾ると言っても、1年生ができることはほぼない。

フィナーレは体育館で行われる。

フィナーレに行われるのは、

・3年生のダンス

・吹奏楽部と軽音楽部の合奏

・表彰式

である。

吹奏楽と軽音が合奏するのはこの高校の伝統だそうだ。

3年生のダンスに関しては、見て応援するだけである。クラス対抗だそうだ。

ただ、応援だけでも盛り上げようという話にクラスではなった。

みんな物凄く乗り気で、部活の先輩などを応援してるようだ。



「次は、3年3組の発表です」

時間はすぐ過ぎていき、ダンスも終盤になっていく。

「3年生ダンス上手いな……」

湊大が言ったように、3年生はみんなダンスが上手い。

相当練習したのだろうけど。



全クラスのダンスが終わり、次は吹奏楽と軽音の合奏へ。

合奏と言っても、ボーカルもいる。

その迫力は凄かった。

全ての軽音楽部のチームが集まり、吹奏楽部全員が音楽を奏でる。

音の圧も、音の大きさも、曲の良さも、そこに隠れた努力の結晶だということも。

全部凄い。

僕の心を、いや、みんなの心を感動させたと思う。


『曲も小説と一緒で波があるの。

 悲しいところは小さく。

 佳境の明るいところは大きく壮大に。

 そして、歌詞にはみんなの気持ちを乗せて。

 当たり前なんだけどね』


ある、吹奏楽部の子が言ってたこと。

あの、吹奏楽部の子。


僕の夢をおしてくれた子。


花結はなゆい 花音かのん 


やっぱ、未だに頭の中から離れない。

想いは変わってない。

あの時伝えていればという後悔も変わってない。

……もう、後悔しても仕方ないけど。



「伝えられなかったこの想い〜」

その言葉が歌詞の一部にあった。

悪い意味で僕の心に刺さった。

でも、

「だけど、諦めはしない」

ロック調の、その曲は諦めるな、という強いメッセージがあった。

それに元気をもらったような気がした。

もしかしたら、歌詞を作った人もなにか後悔してるのかもしれない。


後で知った話だけど、その歌のタイトルは「夢」だった。


夢を叶えてくれるものか……。



パチパチと、拍手が体育館に鳴り響く。

吹奏楽と軽音の合奏は大成功に終わった。



「次はついに表彰式だな!」

湊大はワクワクした表情で言った

表彰式では、それぞれの日、体育祭・文化祭での優勝、そして、学園祭の総合優勝が、学年ごとに1クラス決まる。

1年1組が総合優勝する可能性は、ある。

ただ、体育祭に関しては1年2組が強かった。

正直、未知数だ。

「それでは、表彰式を開始します。皆さん、席についてください」

ついに発表される。

学園祭の最優秀が。


どのクラスも全力で頑張った。

その事実は変わらないだろう。

でも、1年1組には、『一人も欠けず全力で頑張る』を成し遂げたと思う。


担任の先生が言ってたこと。

担任の先生は最後に、

『最後まで楽しもう』

と言ってた。

その通り、最後の最後まで、楽しもう。

結果が重要なんじゃない。

それまでどれだけ頑張ったか。

それでみんなと楽しめたかが大切。

「最初は、1年生の部です。1年体育祭総合優勝は……」

みんな手を合わせて祈りながら待っている。

「1年、」

リレーには勝ったから、勝算はゼロではない。

頼む……!

「2組です!!」

「わああ!!」と歓声が1年2組の席で起こる。

……まだだ。

総合優勝は点数で決まる。

文化祭の結果によっては総合優勝も狙える。


まだ……負けてはいない。


「えぇ、1年文化祭総合優勝は……」


まだだ……!


「1年1組です!!」


「わあああ!!」と歓声が1組で巻き起こる。

最後だ。

この2つの点数で総合優勝が決まる……!

……体育祭は負けてばっかりだったけど。

そこまで点数は奪えてなかった。

それでも勝てるかな。

いや、ここで諦めてどうする。



『蒼空!ど根性をかませ!!』



そう言ってた湊大の顔が思い浮かんだ。

……あぁ、そうだ。

僕たちには走り切ったリレーがある。

勝ち切ったものがある。

なにかを決めつけるのは悪い癖だ。

諦めるな。

だって、

「1年、」

これが、

「総合優勝は……!」

僕たちの、

「1年……」

水川高校みずがわこうこうの!



「1組です!!」



学園祭なんだから!

どうもどうも。

またしても感動的なシーン(?)が思いつかず少し投稿が遅れた次第です。


ということで、第二部「学園祭」が完結しました!

次は、第三部「冬の小説コンクール」の予定でございます!

ではでは、次のお話でお会いしましょう。

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