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口々に愚痴々々

 一週間の行事が終わって、寮に戻ってきたクラスメイトたち。



「も~っ!聞いてよサリーっ!!」


 違う寮なのに、アンバーとエルサも一緒になってこっちに来てる。

 ちゃちゃっと椅子を用意したら、溜めに溜めた愚痴が、アンバーから怒涛のように溢れ出た。それをまぁまぁと宥めるエルサも、何か言いたそうに口をもにょもにょさせてた。



「そりゃあね、確かに可愛い顔してるし噂通り優秀だったよ!でもあれは頭良いっていうよりさ、小賢しいって言うんじゃないの?!ずっと私ら外部生を馬鹿にしてさ、あの歳でよ?」

 アンバーの怒りは治まりそうにない。よっぽど腹に据えかねたみたい。


 エルサも困ったように、でも否定もしない微妙な表情で苦笑いしてる。


(大丈夫かいな、あの双子……)

 将来フェアネスの籍から抜けた後に、ちゃんと出来るのかしら?まぁわたしが気にする事じゃないんだけれども。



 それでもアンバーや、それに触発された他のクラスメイトたちが口々に思いをぶち撒けていった感じでは、フェアネスの双子は噂通りの優秀さだったのは、確からしい。


 あの母親がちゃんと教育できたんだ。意外だね。

 まぁ雇った家庭教師が優秀だったのかもしれないが、例の子爵夫人のままなら大した事はないだろう。と、大昔の事をちょっとだけ思い出す。



 でもアンバーだけじゃなく、参加したクラスメイトたちも、全体的に良い印象は抱かなかったみたい。

 向こうがこちらを外部生クラスと侮ってきた上に、ラフネスへの嘲笑がみんなの癇に障ったとか。幼学院への憧れやら尊敬の気持ちはすっかり吹き飛んじゃったんだってさ。


 来年はクラスが選抜されてもボイコットするぞ!と団結してる。



 そんな、わたしのために怒らんでも…、と思いつつ、ちょっとだけ嬉しい。来年はクラス替えあるから…なんて言うのは野暮か。




 わたしの方は、一週間の自習期間でフィーユの鍛錬計画の他に、クラスメイト達用の試験対策のまとめや今後の行事の注意点などをまとめていた。

 週明け、久しぶりの皆んなとの再会に、その冊子を配布する。


「学園生活頑張ろう!」

 シュプレヒコール決めて、後半戦に向けての気合を入れ直した。







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