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ともだちいっぱいできるかな

 ガイダンスが終わり、班グループを割ってディスカッションになった。


「わたしは話し合いなんて何でもいいわ。みんなと仲良くなっていっぱい遊んでオシャレやスイーツや、王都の流行りをたっぷり楽しむ学生生活を送りたいの!だからそういうの皆んなで探せたらいいなって思ってる」


 と顔突き合わせるなり言ったら、隣りの席の女の子が呆れ顔でプッと笑い、アタシも王都は初めてだから一緒に観に行きましょう、と言ってくれた。


「ホント?ありがとう!」

 わたしのラフネスの名前に全然臆することなく受け止めてくれたのは、


 アンバー・グリス子爵令嬢


 海辺の出身だってさ。スマートな容姿が健康的に焼けてて、ちょっと貴族っぽくなくはある。

 もう一人の女の子も子爵令嬢で、


 ルバトール家のエルサ嬢


 みんながイメージする深窓のご令嬢って感じそのまんまの華奢な子だった。この子もちょっと躊躇いがちに、わたしに華のようなはにかみ笑顔を送ってくれた。可愛い。



 んで、超重要な男性陣。


 ユージーン・ダ・イヒョウ男爵令息


 アミー・ゴアモーレ男爵令息


 フレン・ドシップ商会子息


「あれ?なんか引いてる…?」

 女の子たちと比べて、わたしを見る顔が引き攣ってる感じするけど、どうしたのかなぁ~?そんな~、クラスメイトなんだから、爵位の格差なんて気にしなくてもいいんだよ~?


「……『ラフネス』っていうからどんな奴かと思ってたけど、」

「なに?一目惚れ?嫁にしたい?持参金どれくらい持ってこれそう?」

「別の意味で要注意人物みたいだな……」

 お付きの人たちもピリピリしてね…?




 とりあえずは最初の交流のために、男女3人ずつのこの班でいろいろやってみよう、となった。


 人間関係の合う合わないは、これからお互いがちゃんと知り合ってからにしましょう。まずは学生生活楽しむ!ねっ!

 押しを強く主張したら、「お、おう…」と男子たちは戸惑い気味に素直に頷いてくれた。協調性ある子たちばっかみたいで良かったよぉ。



 ちなみにキミたち次男?三男?これこれこんな感じの風光明媚な田舎って、暮らすのにどう思う?うへへっ


 ……なんだかわたしのアプローチへの男子たちの反応がいまいちなんだけど、可愛らしいアンバーちゃんとエルサちゃんに話しかけられたら、年相応に照れて嬉しそうにしてる。


 解せぬ…。



「サリーは恋愛に積極的なの…?」

「いんや、恋愛感情なんてどーーーーでもいい」

「完全に、ご実家継ぐ事しか考えてないのね…」

「うん。だからじっくりと吟味しなきゃね⭐︎」







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