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あ
「えぇー!!マリエさんもう行っちゃったの!?」
「魔力が全く感じられないし、恐らく結構前に出たみたいですね。何をそんなに急いだのかは知りませんが、まぁ、最後まで嵐のようなやつだったってことでしょう」
「そんなぁ。このミサンガのお礼もしたかったのにぃ」
「ミサンガ?」
確かにマスターの右手首には青と空色のミサンガが付いている。
俺がぼけぇーっとしている間にそんなものまで貰っていたのか。
「そっミサンガ。悪いことから守ってくれるんだって」
「へぇー。ま、魔力が籠もってませんしテキトーに付け加えたな付加価値でしょうね」
「アンタのそういうところ直したほうがいいと思う」
「善処します」
「はぁ…ま、それはいいとして、今から追いかければ間に合うかな?せっかくなら一緒に行きたいし」
えぇー、俺が知らん間にめっちゃ懐いてるんですが。何があったんだよほんとに。
「何でそんなに懐いてるのかは知りませんが、一人の人にそんなに肩入れするのは辞めたほうがいいですよ。もう忘れましたか?我々の正体を」
「あーはいはい。わかったわかった」




