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365日間咲く花  作者: 黒砂糖
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ブロローグ

はじめまして、黒砂糖です。

こちらのサイトに、小説を登校するにあたって、初めて作っていく、完全オリジナル作品です。

主人公の葛藤など、上手く表現していけるよう、頑張ります。

市立西高等学校、そこに在籍する生徒は、その市の高校の在籍数の平均である。

まぁ、つまる所、〚何の変哲もない学校〛そのものである。

特別美人が転校してくるとか、そんなことは一切望みがない。

高校生になる、それは、中学生からしたら、少し大人になるという、いわば、憧れ的なものなのだろう。

だが、現実は甘くない。

中学生の延長ということもあり、その人間関係は継続するものである。

地方によっても違うし、進学する高校のレベルによって変わるだろうが、その人間関係は、中学の時のそれに依存する。

仲のいい友達同士、そんな、既に出来上がっている人間関係が、少しだけ形を変える、それだけのことだ。

つまり、高校生になった、ということは、新たな人間関係を築ける、と同義ではない。




まとめると、いじめ、いじめられる。

そんな関係も、続くのである。





谷口 航、僕はそんな、いじめられる側の人間だった。






「はぁ。」

今日は、高校の入学式である。

初日の朝から、ため息をつくことから始まる、そんな高校生がいったい存在するだろうか。

いや、ここにいる。

そんなくだらない自問自答を、苦笑いで終える。

時刻は入学式までには、かなりの余裕がある。

なぜ、こんな時刻に起きたのか、それは、遅れることが怖いとか、そういうことでは無い。

もっとその先。

また、そういう奴らに、目をつけられないようにするためである。


人とは、なんとも悲しい生き物で、協調するには、何らかの条件が必要なのである。

例えば、部活仲間だとか、〚共通のターゲットを持つこと〛だとか。

つまりは、集団を作るには、そんな犠牲者が絶対に出るのである。

だから、必死にコミュニティーを作ろうとするこの時期は、言わば、共通の敵、つまり、いじめの対象を見つける時期である。

そんな時に、初日早々に問題を起こすというのは、飢えたハイエナの眼前に、生肉をぶら下げるようなものだ。



「航、起きているならご飯を食べに来なさい。」

リビングから父の呼ぶ声がする。

母はいない、僕の記憶に母の顔はない。

ずっと、父が自分と二歳離れた妹を育ててきた。

わかった、と短く返事を返し、今日から約三年間着ることになる、制服に袖を通した。

リビングへ向かうと、朝食は、チャーハンだった。

朝からチャーハンなんて、と思うかもしれないが、父の料理で一番好きなのが、チャーハンだった。

頼んではいないが、これは父なりの、不器用な応援なのだろう。

ごちそうさま。

最後に、忘れ物がないことを確認し、カバンを背負い、ドアノブに手を掛ける。

「よし。」

そんな、力のない掛け声は、ドアの開く音に、虚しくかき消されるのだった。

今回はブロローグだけですが、しっかりと続けていくので、文法や句読点など、なにかお気づきのかたは、遠慮なく指示してください。

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