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第6話「終わりの時〜後編〜」

  

 「全くだよ!あれだけ試合中にストライクゾーンにボールが来ないと正直ダルいわ…。でもヒカルの球を捕るのは嫌じゃなかった。それに他のピッチャーより気を使わずに済むのは楽だったよ。だからヒカルと出会って、まずまずの2年間くらいだったんじゃないかなって思う。またどこかで出会った時はチームメイトだろうがライバルだろうがよろっ!」


 その言葉を聞いて僕は、ハンカチで涙を拭いてから少し強気な感じでアイリン選手にお礼の一言宣言をする。





「そう言ってくれてありがとう!ライバルになった時は、アイリンを必ず打ち取って見せる!99マイルのストレートでな!」


 その後僕とアイリン選手は、握手を交わしお互い野球を続けていくことを宣言し、それぞれ他球団の獲得を待ち望む形となったのである。




 それから1週間後、神戸ドリームベイスターズから連絡をもらい、将来の先発投手としてのコマの一つとして考えているという。


 3年契約で総額1200万円と出来高制でのオファーを頂き、快く僕は了承させてもらい、現在飛行機に乗り、日本に移動している。


 ここで望月勝投手のニュースに続いてとんでもないニュースをスマートフォンの記事で発見する。


 ゆっくりと読み上げていく。


 「ジャイローズで女性初のメジャー昇格も果たしたマリーアイリン捕手、21歳はニューヨークマッツと2年間のメジャー契約で総額240万ドルのオファーを断った事が分かった。その上で神戸ドリームベイスターズからの打線強化を目的にオファーを頂き、了承したことが分かった。近日中に来日と正式に契約することが決定した。…ってえっ、了承したの!?ニューヨークマッツと契約したらアイリンは、メジャーリーガーになれたのに。」


 思わず僕はまったく想定外の出来事が判明し、ものすごく動揺してしまいながらメジャー契約を断った理由について不明であるため何とも言えない心境になっていた。


 

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