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12の殺人公爵  作者: 大地D
刺殺公爵編

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第一章⑤ 刺殺公爵 改訂済

と言うわけで刺殺公爵の館まで来ましたよっと


刺殺公爵の館の周りには、過去に戦いを挑んだ勇気のある無謀者達が刺し飾られていた。


スゴい数の死体が自身の体で墓標を作っているみたいだ墓場のように見えてきた

腐臭もひでぇもんだ…

刺殺公爵は鼻が無いのか?

俺だったら10分も耐えらんねぇぞ?


館の前まで意外とサッと来れたな

刺殺公爵はこそこそ隠れるような性格じゃないんだとよ

たまーに自分の事を殺しに来る奴らを刺し殺す為に、居場所を隠さずに居を構えてるんだとよ。

まぁそれが出来るくらい強さに自信があるんだろーな


すぐ来たようにみえるかも知んないけど実は結構時間がかかったんだよなぁ…

だって殺人公爵の近くには誰も住みたくないだろ?


ナリト町から北へ馬に乗って10日間思ったより過酷な旅だったぜ…


一人旅がこんなにもキツいだなんて…


ろくに寝られ無かったし、荷物軽くするために食料も少な目に持ってきたし。


慣れない森だから狩りしながら移動するわけにもいかないしで強行軍みたいな感じだった…


馬に乗るのも初めてだからケツも腰も足もいてぇ…

そんなこんなで戦う前から満身創痍気味だ…




それでも館を前にすると身体が震えてきたとうとう刺殺公爵との戦いだ。


ここで刺殺公爵の情報を整理してみよう

・刺殺公爵は基本的に一人(1体)で居る

・ジェントルマンの様な服装にジェントルマンハットを被っている、顔は影に隠れているのか良くは見えない

・異様なほど身体が細い、手足まで全部枝のように細い

・とんでもなく速い、目に止まらない速度とかじゃない全く見えない

・ステッキでどんな物でも刺し貫いてくる

(柔らかい紙でも硬い岩でも鉄板でも関係無く貫いてくる)

・嗜虐性が高い(相手の苦しむ顔が好き)




そして作戦はこうだ


1、自己紹介(あの時の俺だって名乗らないと一瞬で殺されそうだから)


2、戦いが始まったらどうにかして美味しくなった俺をアピールして一生懸命動き回る

(これも一瞬で殺されないように嗜虐心を煽るため)


3、死なない!とにかく死なない!手足が貫かれて絶対に死なない!!


4、俺がずたぼろになって刺殺公爵が油断して近づいて来るのを待つ


5、秘策発動!動けなくなった刺殺公爵を仕留める!




まぁ大まかに言えばこんな感じだ…

無傷の勝利なんて求めちゃいないけど、それにしても手足が無くなる前提の作戦なんて嫌だなぁ…


痛いし怖いもんな…


こんな都合良く刺殺公爵が動いてくれるわけないし…


それでも殺んなきゃな!


使命だとかジイサンに頼まれたからとかじゃない、もう心が復讐したがってムズムズしてたんだ!


飄々としてるように見えたって?


父ちゃんと母ちゃん殺されて黙っていられるわけないだろ!


ほんの少しで刺殺公爵のヤローをぶっ殺せるならそれに全力で突き進んで殺ってやるってな!!


森の中に佇む館の扉の前で気合いを入れ直す

パイルバンカーの準備はOK

自己紹介の口上も頭の中にしっかり入ってる

手足は震えてるけど力は入る

よしっ!行くぞ!


両扉を両手で盛大に開け放つ


マンダ「さぁさぁ!刺殺公爵ぅ!俺はマリハジ村のマンダ!!」

「1ヶ月半前にお前に刺し滅ぼされた生き残りだぁ!復讐しに来てやったぜぇ!!」


しーんと静まり返っている…


しまった!?


留守なのを考えて無かった!!


クソォ…


刺殺公爵だってずっと館にいるわけじゃ無いんだよなぁ…


現に俺の村にだってやって来たわけだし…


取り敢えずちょっとだけ敵情視察するか刺殺だけにねって…………………





館はよくある西洋の作りになっているらしい

俺は西洋だとか北とか南とかわからないけど…


刺殺公爵の領域は世界の中心から見て西の方にあるって発明家のジイサンが言ってたっけな


こんな世界でも人類は結構な数いるし文明や文化様々な技術なんかも受け継がれている


公爵どもに怯えて動けないわけじゃないけど手でも足でも頭でも、なんか動いてないと恐怖でどうにかなっちまうんだろうな…


公爵どもがたらふくヒューマナタイトを食べるには、人類の強さと健康も大事だから締め上げ過ぎないように調整してるんだとよ…


公爵どものお許しがなけりゃ暖かい部屋で家族と笑いながら飯も食えないってか!


まぁ…心の中で悪態ついてもしょうがない…


居ないんだったら一旦離れるか……



2026/1/25 改訂しました

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