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12の殺人公爵  作者: 大地D
焼殺公爵編

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39/43

第五章⑦ 焼殺公爵 改訂済


ともかく焼殺公爵は殺したな…

あちぃ…

煙たい…

早く離れよう…

コウシャクマナタイトは後でいいか…


おっ!?

メディちゃんが手を振って駆け寄って来てるけど

工場はまだ燃えてるからめっちゃ熱そうだ


マンダ「今からそっち行くから待っててー!!」


頭の上で◯作って返事してるの可愛いー


メディ「マンダく~ん!すんごい煙とものすんごい熱さなんだよ!」

「ピカピカ光ってるのが落ち着いたけど焼殺公爵との決着は着いたかい?」


「ああ、終わったよ、キレイさっぱり蒸発しきったと思う…」

「あまりにも熱くて煙もスゴいから一時的に離れてたんだよ」


「ナイスなんだよ!工場は焼けたり溶けたりで無事じゃないけどマンダ君の身体の方は大丈夫かい?」


「耐熱衣を脱いで見てみないと分かんないけど大火傷まではいってないと思う…」

「けっこうお肌がピリピリするぐらいかな…」


「それは大変なんだよ!火傷の薬を吐くから急いで耐熱衣脱いでなんだよ!ってか脱がすんだよっ!えいっ!」


「メディちゃんちょ…ちょっと待てっ…周りに作業員さんいるよ!?」

「ちょ!?話聞いて!あぁ…もう裸にされちまった…メディちゃん!?流石に直で薬を吐き掛けないで!?」

「なんか冷たい!?なにプレイ!?恥ずかしいよ!うわぁ…すんごい量の冷たい軟膏が口から滝のように出てるよ…」


「ばんだぶんぼれでばらだでんぶでぃでゅれだばい?」(マンダ君これで身体全部に塗れたかい?)


「軟膏吐きながら喋るんじゃないよ!」


火傷のピリピリ感は薄れたし全身ベタベタでひやっこくて気持ちいいけど…

周りの目が痛い…

作業員さん見ないで…


「う"~ん…ぺっぺっ…よしっ!これでひと安心なんだよ!」


「精神はひと安心じゃないけどな…けどありがとうなメディちゃん」


「お安いご用なのさ!それにしても工場の炎が落ち着かないとコウシャクマナタイトも取れなければ後片付けも出来ないんだよ!」


「そうだなぁ…俺も全身ベトベトだしこのままじゃ居られないし一旦街で休むか」


「それはとっても良い案なんだよ!工場が燃え尽きるまで休むんだよ!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


街中の温泉宿


「こんにちわーなんだよ!休憩で温泉付きのプランお願いなんだよ!」


女将「かしこまりました…お二人はカップル様でございましょうか?」

「今のお時間でしたら混浴風呂が空いておりますが」


「いや、混浴じゃなくても大丈夫d………あっ!あの時のデリカシー無い女将じゃないか!なんでこっちの街にも居やがるんだ!?」


「いえ、わたくしとお客様は初対面ですが…きっと双子の妹の事でしょうね!」

「あの子デリカシーが無いからきっとお客様に迷惑掛けたんじゃありませんか?」


メディ「妹さんには美味しいご飯と温泉でタップリもてなしてくれたんだよ!お姉さんのお店なら期待出来るんだよ!」


「あらあらまあまあ!じゃあ私もタップリサービスするわ!せっかくだから泊まっていって下さいな露天の内風呂付きのお部屋用意したしますよ」


「ちょ…ちょっt」


「それでよろしくお願いしますなんだよ!」


流れで泊まる事になっちまった…

しかも内風呂か…


――――――――――――――――――――


晩御飯美味しかったなぁ…

お姉さん女将の方も和洋折衷まみれのちぐはぐ御飯だったけどな…


「美味しい御飯食べてお腹も膨れたし次は温泉なんだよ!」


「メディちゃん先に入って来なよ、俺はちょっと横になっとくよ」


「なに言ってるのさ!一緒に入るんだよ!さぁ!」


「えぇ!?遠慮する!混浴はまだ早い!」


「混浴?違うのさ!これは診療さ!マンダ君の火傷の確認にここの温泉には火傷に効くって話なのさ!」

「立派な医療行為なんだよ!さあ!さあさあ!一緒に入浴なんだよ!」


えぇ…

めっちゃ入りたがるじゃん…

すんごい腕引っ張ってくるじゃん…


メディちゃん、ちょっと涙目になってきてるじゃん…


一緒に入るしか無いじゃん…


いや…嬉しいけども…けどもね…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「マンダく~ん!とっても気持ちいい湯加減なんだよ~!早くおいでよ~なんだよ~!」


恥ずかしいぞ…

もちろん隠すけどさ…

それでも恥ずかしいもんは恥ずかしいさ!

けど色々メディちゃんには迷惑と感謝のお返しでワガママ聞いてあげないと

次にもっとスゴい事お願いされそうで…

しょうがない…意を決して行くか…


「メ…メディちゃん…お邪魔しますぅ…」


「さぁ!隣に来るんだよ!身体の隅々までじっくり診察してあげるんだよ!」

「その前に軟膏でベタベタの身体を洗ってからかな?さあ!洗ってあげようなんだよ!」


「はっ…はいぃ…お願いしますぅ…」


「マンダ君の身体は良い具合に鍛えられてて素敵なんだよ!」

「はいっ!両腕上げて、うんっ!異常無しなんだよ!」

「次はタオル外してなんだよ!全部確認するのさ!」


えぇ…

恥ずかし過ぎる…

潜水艦で一度見られてるけどあんときとなんか違った恥ずかしさが…

けど見せないとメディちゃんが引かないしな…


「メディちゃん…今からタオル外すけど感想とか言わないでいいからね…」

「粛々を診察してね…」


「了解なんだよ!はいっ!見せてねなんだよ…」

「わぁお……ふんふん……ふひひ……はぁはぁ……よしっ!問題無しっ!なんだよ!」

「皮膚が赤くて少し火傷してるけどお風呂上がりに保湿して軟膏塗っとけば大丈夫なんだよ!」


なんか興奮した息遣いが聞こえた気がしたけど…

どこかを凝視されてたようか気がしたけど…

まぁ、大事が無いならいいか…

恥ずかしい事が終わったら温泉を満喫しよう!

もう恥ずかしさもだいぶ消えたし


「あ"ぁ"~気持ちいい~火傷に効くぜぇ~」


「お"ぉ"~疲れた身体に染みるんだよ~」


あぁ~なんだか眠くなってきた…

風呂で眠るのは危険だよなぁ…

あぁ…これは寝るなぁ…


「メディちゃん…ちょっと眠いかも…溺れないように世話頼みますぅ……すぅ…すぅ…」


「ふふん、任せるんだよ…溺れないようにお世話どころか全部お世話してあげるんだよぉ…」

「寝てる間好きにさせて貰うんだよぉ…もちろんマンダ君の身体をねぇ…」

「ふっふっふっ……じゅる…おっとヨダレが…どっちのヨダレかって?ふっふっふっ…」




「あぁ~良く寝たぜ!お風呂でも寝たしあの後お布団でもガッツリ寝たぜ!スッキリだ!火傷のピリピリ感もほぼ消えたぞ!」


「お世話した甲斐があったのさ!ごちそうさまでした!なんだよ!」


ごちそうさま?

おはようじゃなくて?

メディちゃんまだ寝ぼけてんだな!

可愛いところが更に増えちゃうじゃん!


寝坊助さんめ


「一晩経ったし工場も冷えて落ち着いただろうし朝一番の人気が少ない時にでもコウシャクマナタイト取ってくるか」


「僕も一緒に着いて行くんだよ!天の声ちゃんに聞きたい事がまだあるんだよ!」


「答えてくれるかなぁ?結構ドライなんだよなぁ…」


「それじゃ顔洗ったらレッツゴー!なんだよ!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


昨日の煙も消えて熱さも無い

熱で溶けて崩れた屋根と

それでも溶けなかった溶鉱炉が見えてきた


「思ったんだけどコウシャクマナタイトも溶けたり蒸発したりしてないのかな…」


「それは無いとおもうのさ!過去にヒューマナタイトに対する非人道的な実験があって」

「ヒューマナタイトは煮ても焼いても薬品に浸けても叩いても凍らせても考えられる全ての破壊行為をしても傷が付かなかったのさ!」

「コウシャクマナタイトも同じと考えたら平気のはずさ!」


「非人道的な実験ねぇ…人類同士がまだ争ってた時代の話だろうな…」


「そうだねぇ…さぁ!溶鉱炉まで来たんだよ!」

「これだけ冷えてたら溶鉱炉の中もだいぶ冷えててコウシャクマナタイトを取り出すのも一苦労なんだよ!」


「それはしっかりと考えててな!逃げる前に溶鉱炉の底を開放して来たんだよ!もちろん巻き込まれない様に時間差でな」


「だから最後スゴい煙と熱でしばらく近づけなかったんだよ!でもそんなことしたらコウシャクマナタイトもどこか吹き飛んじゃうんだよ!」


「そこも考えたさ、床に耐熱の格子を敷いてたから溶けてなけりゃコウシャクマナタイトが引っ掛かってるはずさ」


「なんか耐熱の格子って簡単に溶けちゃいそうなんだよ…」


「まぁ見てみなきゃ分かんないさ…よいしょっと…」

「ドロドロに溶けた鉄が、冷えて固まってる光景が広がってるよメディちゃん……」


「やっぱりなんだよ…これはコウシャクマナタイト探すのが最後の大仕事なんだよ…」


天の声「そんなところで躓くのはテンポが悪くなるので特別にコウシャクマナタイトの位置をナビゲーションします」


マンダ&メディ「ビックリした!(んだよ!)」


「焼殺公爵の死亡を確認したのにコウシャクマナタイトの接種が行われず」

「一晩中イチャイチャしてやがったので手早くナビゲーションします」

「そこから3歩右にある冷え固まった鉄の中にあります」


「なんか怒ってるな…」


「なんかおこなんだよ…速やかに探そうなんだよ…」


鉄の塊をいろんな工具で削りだしコウシャクマナタイトが見えた…

天の声ちゃんの視線が痛かった…

いや…声だけの存在なんだけどさ…


「よしっ!これで焼殺公爵のコウシャクマナタイトを触れるぞ!じゃあ接種するぞ!」


コウシャクマナタイトに触れると少し光ってフワッとしたと思ったら俺の指から吸収された…


「コウシャクマナタイトの摂取を確認、寿命を更に100年追加、超過エネルギーを身体再生エネルギーに変換、肉体の再生を開始します」


「続いて焼殺公爵のコウシャクマナタイトの摂取を確認、公爵殺人者マンダに焼殺公爵の特性付着を確認」


《燃え盛る者》を獲得


「おっ!来たぞ!新しい特性が!天の声ちゃんどんな特性なんだ?」


「根性が出ます、気合いが一段と入ります、大きな声が出せます」


「3つあるけど全部微妙だっ!いや…根性と気合いはまだ良い」

「公爵殺しの人生で気合い根性は結構重要だ…」

「けど大声って…大声って使いどころ無いじゃん…」


「無線機要らずなんだよ!僕への愛も大声で簡単に届くんだよ!」


「えぇ…愛を叫ぶのか?すぐ隣で言うから…大声言うのは恥ずかしいよ」


「イチャイチャを確認、不愉快なのでここで去りたいと思います」


「あぁ!待って天の声ちゃん!聞きたい事があるんだよぉ!」


「もう居ないな…多分焼殺公爵の領域にアナウンスしてるんだろうな…」

「アナウンスしかしないって言ってたのにナビゲーションして貰ったからイライラしてたんだろうな」


「聞きたい事があったのにぃ…なのさぁ…」


「まぁ次の機会に聞けばいいさ、これで最後じゃないし」


「そうだね…次と言えば!お次は爆発公爵の番なんだよ!場所はのっぺり大陸の南西にあるのさ!」


「と言うことはこの南の三角大陸は平和になったってことで良いのか?」


「そうさ!マンダ君!ありがとうなんだよ!これで三角大陸で人類が無闇に殺される事がなくなったのさ」


「でも世界平和にはまだまだ先は長そうだな…」


「と言うことで海を越えてのっぺり大陸への旅の準備をするために一旦ラグド市に帰るのさ!」


さぁ!温泉と熱さにさよならして、家に帰るか!





2026/1/31 改訂しました

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