表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12の殺人公爵  作者: 大地D
射殺公爵編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

30/43

第四章⑥ 射殺公爵 改訂済


いま俺は更に狭くて暗くて冷たい密室入ってる…


メディ「それじゃマンダ君!発射するよ!スイッチをポチィ!だよ!」


すげぇ負荷が身体にかかってる感じがする…

外が見えないからどんな速度で発射されたか分かんないけどな…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


射殺公爵が根城にしている灯台の近くに来た


もちろん俺はまだ海の中の潜水艦に居るけどな


「目的地付近に到着したんだよ!」


マンダ「付近って言っても潜水艦の中じゃ分からないな」

「この後はどうやって上陸?接岸?するんだ?」


「潜水艦で行ったら座礁しちゃうから上陸するのはマンダ君だけだよ!」

「僕が知識の中から選んだ良い乗り物に乗り込んで」

「灯台近くの砂浜に上陸さ!」


「今回の作戦は1週間くらい時間がかかるけど、その間メディちゃん達はどうするんだ?」


「大丈夫さ!事前に船員達には暇潰しの遊び道具を持参してきてって言ってあるからね!」

「食料もいっぱい積んだし、最新の冷蔵庫を設置してるから腐る心配も無いし」

「空気と水はオキシドールから僕が生み出せるし」

「1ヶ月くらいなら潜水艦で待機出来るんだよ!」


「メディちゃんと船員の皆さんには苦労をかけちゃうな」


「公爵殺しはラグド市全員の悲願だからこれくらい苦労も我慢の内にも入らないさ!」


「ホントに良い人類に恵まれたな…ヨシッ!じゃあそろそろ行ってくるか…」

「でその乗り物ってどこにあるんだ?」


「船首の方から乗り込むんだよ!」


「もしかしてこの筒に入るのか?俺と発明品でギリギリの狭さだぞ!?」


「この乗り物…実は他の世界の兵器なんだけどね…本当に悲しくて残酷な兵器だったんだけど」

「僕が潜入用に安心安全の乗り物に改造したのさ!だから安心して乗って欲しいんだよ!」


「メディちゃんが安心してって言うなら安心だな!狭さ暗さ冷たさはめっちゃ怖いけどな!」


「乗り物の中に無線機があるから発射して良いなら合図をするんだよ!」

「あと射殺公爵を殺し終わって回収しても良くなった時も無線機で知らせるんだよ!」


「わかった!」


発明品の武器も積み込んだ!

マスクも着けた!

あれも身に付けた!

体調も万全!


ヨシッ!!イケる!!


「メディちゃん!準備オッケーだ!発射してくれ!」


「それじゃマンダ君!発射するよ!スイッチをポチィ!だよ!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


灯台近くの砂浜


「すげぇ衝撃だったけど着いたのか?狭くて暗くて冷たくて生きた心地がしなかったぜ…」


久しぶりの陸地だ……

ちょっと嬉しい……


いや油断するな!


もういつ殺されてもおかしくない

射殺公爵は俺の事をもう捕捉してるハズだ!

早く発明品を構えて備えなきゃ!


近くの森の中を慎重に進んでる…

灯台から目を離すな!

絶対に正面に捕らえ続けるんだ!

いつ撃たれても良いように!


発明品というのは盾に投擲銃をくっ付けてみたやつにしてみたんだが


やっぱり盾ってのは安心感があるな…


それにこの盾投擲銃にはまだ秘密がある!

まぁ爆発物でも撃ち込まれたら無理だけどな…

結構近い距離だから大丈夫なハズだ…

射殺公爵は見える距離の相手には銃を使って

見えない場合にしかミサイルを使わないらしいからな…

だから絶対に灯台から目を離しちゃいけない…


グッ!?!?!?


「んがっ!?イテェ!!撃たれた!?」


盾越しに膝撃たれた…

いってぇ~…

目を離すな灯台を見続けろ…

ガッ!?頭撃たれたのか…

首がもげそうな衝撃だったぞ…


脳が……揺れ……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


1週間後


射殺公爵「ほっほっほ、1週間前に殺した小太りのおかしい格好したやつはここら辺じゃったはず」

「この1週間呼吸もしっかり止まっておったし死んでるはずなんじゃがのぉ」


とうとう射殺公爵の野郎が来たぜ!

1週間死にながらジッと待ってた甲斐があったぜ


まだ動くな俺…


まだ我慢だ…


「ほっほぉ!良い感じに腐ってウジもたくさん湧いとるの!」

「最近はワシに近付いてくる人類が少なくなってのぉ…久々に人類を射殺出来て興奮したわい!」

「ほっほっほっ!じゃが、頭撃たれたくらいで簡単に倒れおって」

「この根性なしめ!」


やっぱり腐ってからしかヒューマナタイトを摂取しに来ないんだな…

こいつの根性の方が腐ってやがるな!

こちとら1週間ウジにまみれて腐った臭いの中うつ伏せで空腹に耐えてたんだぞ!


まぁ…ほぼ死んでたけどな!


「こやつ、海の上に気配がしてミサイルを撃ち込んだ奴と同じじゃろうか?海の方から来たって無駄じゃったのぉ!」

「ほっほっほっ!運良く砂浜に流れ着いてもノロノロと前時代的な盾なんぞ構えて歩きおってやってる事が愚か過ぎるのぉ!」

「太ってる上に頭まで愚鈍ときた!滑稽滑稽!」


死体にやたら煽り散らかしてるが今からお前はその前時代的な盾で死ぬんだがな!

くそぉ見えないからベストなタイミングと距離が掴めないな…


もっと喋れ!

位置をもっと声で教えろ!


「はぁ…人類を罵るのも楽しいもんじゃ!そろそろヒューマナタイトを頂こうかのぉ…」

「歳はとらないんじゃが元々この身体のせいでしゃがむのが辛くてのぉ…」


来た!目の前だ!ベストなタイミングだ!

目を見開いてぶちこんで殺るぜ!盾投擲銃の針炸裂弾を!!


マンダ「射殺公爵ぅぅうう!死ねぇぇえええ!!」


射殺公爵に向けて投擲銃の引き金を引くとやっぱり射殺公爵は簡単に避けた…


「ほっほっほっ!なんじゃやっぱり生きておったか!1週間呼吸止めておったのか?」

「用心して試しに煽ってみたので呼吸を乱さなかったのは褒めてやる!」

「じゃがわしに対して少しの呼吸の揺らぎは誤魔化せんぞ!近付けば脈動の身体の揺れでお前らの生き死には分かるんじゃぞ!」

「ほっほっほっ!直ぐにトドメを刺してやr…がぁあ!?背中が熱い!?痛いぃぃいい!?!?」


「はっはっはっ!射殺公爵ともあろうジジイが針に撃たれてもやがる!」

「銃弾が避けれても後ろからの大量の針は避けらんねぇだろ!」

「それともジジイ過ぎて避けれなかったのか?」


「バカめ!針ごときでわしを殺せるとでもおもぉたか!!」

「んんっ!?んんんっ!?なんじゃ?銃が持てん…」

「重い…重すぎる………腕が…動かん…なんじゃこれ!?」

「痺れが!熱さが!?痛いぃ!?」


「おーおー公爵様でも毒を喰らうのは初めてかぁ?」

「お前の背中にとんでもねぇ数が刺さってる針には出来る限りのたくさんの種類の毒を入れておいたからなぁ!」

「公爵相手になんの毒が効くかわかんねぇからなぁ」


「んぎぃぃいい!?目が見えんぞ!」

「寒い寒い!チクチクするぅ!?」

「んあっぁ!?感覚が無いぃ!?」

「なんじゃ何が起きとるんじゃ!?!?」


「もうパニックで聞こえてねぇか?お~い射殺公爵ぅ?聞こえてますかぁ?」

「散々煽り散らかしやがってまだ腹の虫が治まんねぇ!」

「聞こえて無くても種明かししてやるぜ!恭しく静聴することだな!」


「まずは!俺はこんなに太ってねぇ!生肉を身体中に括り付けて服着てたんだよ!」

「何でかって?腐らせてウジ湧かせて死んだふりするためにな!」

「1週間ウジまみれになってみろぉ!チクショウ!気持ち悪かったぜ!」


「見えんん!?聞こえん!?ここはどこじゃぁあ!?!?」


「そんで頭と膝撃ちやがったな!膝がイテェじゃねぇか!」

「頭はなぁ!これ、見えるか?見えねぇよな!シリコンマスクっていうんだぜ!ジジイ過ぎて最新ってのは分からねぇか?はっはっはっ!」

「このマスク俺にそっくりだろ?これのオデコ部分に豚の脳みそ詰めてたんだよ!」

「首を《曲がりくねる者》でめちゃんこ引っ込めて口まで埋もれさせたんだお陰で首のコリがひでぇ!」

「だからお前が見た飛び散った脳みそは俺のじゃありませ~ん!」

「どうしても首辺りに口がきて首が太くなるから太ってるふりをしてたんだよ!」

「見抜けよ!そんくらい!」

「てめぇは腐った人類しか見てねぇから分からなかったのかなぁ?」


「しゃむぃ…ひほえん…いえん…」


「寒くて聞こえなくて見えないか!」

「構わずご高説垂れてやるから聞こえなくても聞けよ!」

「何で呼吸が1週間も止まってたと思う?それはなメディちゃん特製の仮死薬さ!」

「目が覚めてウジまみれの時は絶叫しかけたぜ!」

「今もウジまみれだけどな!」


「いんうぅ……ごぉ……あぁぁ………」


「ははっ!もう何言ってっかわかんねぇな!」

「今お前が苦しんでる発明品だけどな!盾投擲銃が撃ち出した手榴弾は大量の毒入り針が入ってたんだよなぁ!」

「だけど俺にまで毒針が刺さったら死んじゃうだろ?だからこその盾なんだよ!」

「銃弾は防げない様な前時代的な盾でも針くらいなら防げるんだよ!」

「盾がデッケェから、のそのそノロノロしか動けねぇんだよ!」


「ぅ………ぁぁ………ぉぉぉ………」


「お前が苦しんでるのはなんの毒だろうな?」

「なんせ大量の種類を一本一本丹念になるべく別々の毒を針に入れ込んだからなぁ!」

「疲れたぜぇ!その疲れも報われたがな!」


「……………ぁ……………………………………」


「死んだか…?怒りに任せて煽り過ぎた…」


目の前に肌の色が土気色になって、白目を向き口から泡を吹いて、糞尿を漏らし、指からは血が滲み、この世の苦しみ全てを味わったかのようなジジイが死んでる…


終わったか…?

本当に死んだか

?しまったな…

公爵が死ぬ瞬間をマトモに見たことが無いから死んでるか分かんないぞ…


俺みたいに死んだふりじゃないよな?


「お~い!射殺公爵ぅ?生きてるぅ?」


どうしよう?

安全に確かめる方法が無いな…

メディちゃん呼ぶか?

なんか拳銃とか持ってきてもらって確かめるか!

そうだな!

メディちゃん呼ぼう!

もう一人言も寂しくなってきたし!


「無線機は生きてるかな?もしも~しメディちゃん!たぶん終わったぜ!」

「なんか武器を持ってきて俺の回収にきてくれないか?」

「本当に射殺公爵が死んでるか確かめるのが怖くてさ」


「マンダ君!!!!やっぱり生きてたんだね!信じてたよ!今すぐ行って抱き締めてあげたいよ!」


「たぶん抱き締めるのは止めた方が良いかも…」


メディちゃんの反応が見たいからもうちょっとウジまみれになっとくか…


きもちわりぃけど…



2026/1/30 改訂しました

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ