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12の殺人公爵  作者: 大地D
射殺公爵編

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29/43

第四章⑤ 射殺公爵 改訂済


どういうわけか俺はいま海の中にいる…

息が詰まりそうな密室の中でもある…

冷たい金属の密室だ…


メディ「マンダく~ん!」

「僕の知識で作った潜水艦の乗り心地はどうだい?」

「海の中を進んでるとは思わないだろ!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


数日前 ラグド市 メディの部屋


射殺公爵を殺す為の発明品も全部作り終えた

それに沿った作戦も立てた

後はメディちゃんが秘密にしてる交通手段だけど…


マンダ「なぁメディちゃん、そろそろ準備も万全になってきたから射殺公爵の領域に行こうと思うけど」

「メディちゃんの秘策って言ってたのはどうなったんだ?」


メディ「ふっふっふっ…僕の方も準備が出来たのさ!!旅の準備を整えて港にレッツゴーだよ!」


「んん?港?汽車で行くなら駅じゃないのか?遠回りになっちゃうぞ?」


「射殺公爵は長距離からミサイル撃ってくるんだよ!汽車なんかじゃ一発でドカーンさ!」

「線路も繋げてないから陸路なら歩きか馬で近くまで行くんだよ?生きてたどり着けないんだよ!」


「でも船で行っても同じ話じゃないか?」


「このメディちゃんが秘策と言ったんだよ!船は船でも水上じゃない…」

「水中を進む船だよ!」


そう言えば発明家のジイサンから聞いたことがあるな

海の中を進む船があるって

ジイサン新しい船作りたいって言ってたもんなぁ…


ちょっと前の事なのに懐かしいな…



「聞いたことがあるな!それ!」

「けど長い距離航行出来なくて1時間くらいしか乗れない観光用でしかないって聞いたぞ」


「僕を侮っちゃダメさ!問題点を全部解決した潜水艦を作り上げたのさ!」

「毎日毎日マンダ君を見つめてただけじゃ無いんだよ!」


「ずっと俺と居たのにいつの間に指示を出してたんだ?働くメディちゃんも見てみたかったな!」


「むふふん!メディちゃんは有能なのさ!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


数日後 港 潜水艦の前


「でっけぇ潜水艦だな!」


「色々設備詰め込んだらこんだけおっきくなっちゃったんだよ!」

「さぁさぁ乗り込もう!」


「乗り込んでみたは良いものの…」

「あれだな外が見えないな…」

「狭くて薄暗くてなんだか息もしづらい気がする…」


「これから1週間の潜水艦の旅になるんだよ!」

「僕の領域では海上航行するけど射殺公爵の領域に入ったら潜水航行になるんだよ!」

「今ならまだハッチを開けて外の景色を見る事は出来るよ」


「1週間もこの鉄の密室で過ごすのか…」


「完全な密室になるのは4日間だけどね!」


「4日間も日の光が見えないのか…」

「ん?空気はどうするんだ?酸素が無いと苦しくなるぜ!」

「後はエンジンの排気とかどうなってるんだ?」


「ふっふっふっ!ぜ~んぶ解決済みさ!」

「この潜水艦はディーゼルエンジンで動いてるけど排気は海中に吐き出してるのさ!」

「マンダ君、お風呂は僕の家で入っただろう?」


お風呂…

あれは良いもんだった…

村では水浴びだったし

オデト街ではシャワーしか無かったからなぁ…

お風呂良かったな…

心を洗濯しているみたいだったぜ…


「メディちゃんの部屋のお風呂良かったなぁ!何で今お風呂の話なんてしたんだ?」


「お風呂でオナラはしたことあるだろう?」


「うっ…うん…申し訳無いけど…ある…」


「潜水艦でそれと同じことして排気してると思ってくれれば良いのさ!」

「正直に言ったからお風呂でオナラは許そう!」


「……スミマセンデシタ………」


「それで酸素の問題だけどね!僕が居るから解決なのさ!」

「この潜水艦の大きさと乗員の数でみたら完全な潜水状態で酸素はギリギリ2日持つかどうかだけど」

「薬殺公爵であるこの僕が体内でオキシドールを生成して酵素と混ぜる事で酸素を生みだし続けるのさ!」

「あと水も出るけど僕のトイレの回数が増えるくらいだから問題ないんだよ!」


「めっちゃ荒業でビックリだよ!」


「僕とマンダ君が喋っているだけで潜水艦は適切な酸素濃度を保てるのさ!」


「それなら喋らなくてもメディちゃんが呼吸してるだけで良いんじゃないか?」


「密室…狭い空間…薄暗い…黙って見つめ合う2人…僕をどうするつもりだい?」


「よしっ!喋ろう!1週間喋り続けよう!」

「他愛もない話をダラダラとし続けよう!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


6日後 射殺公爵の領域 海中


突然の爆発音で目が覚めた


潜水艦全体からミシミシと音がしてるな…

大丈夫か?なにがあったんだ?


潜水艦に詳しくない俺が慌てふためいても何も出来ないな…

静かにしておこう

忙しく作業している船員達の邪魔しちゃ悪いしな…



「マンダ君大丈夫かい?」


「俺は大丈夫だ!メディちゃんは?」


「僕も平気さ!いやぁ危ない所だったよ…」

「夜中にディーゼルエンジンの排気管の調子が悪くてね」

「メンテナンスの間シュノーケルを海面に出して航行してたんだけど、そこを狙われたっぽいんだよ!」

「人の大きさほども出していなかったはずなんだけど、射殺公爵はなんかしら特性で感知してきてるんだよ」

「なんか爆発する物を撃ってきたんだと思うんだよ…」

「たぶん小型ミサイル的な?」


「まだ陸地から結構離れてるよな?大海原にちょっとだけ飛び出てた所を狙われたのか!?」

「すげぇ感知能力だな!それで潜水艦は大丈夫だったのか?」


「潜水艦はシュノーケル部分が壊れたくらいで済んだよ!」

「排気管も直した直後だったからこのまま潜水航行出来るんだよ!」


良かったぜ…このまま海の底とかじゃ無くて…


「それで今回の攻撃されたことで射殺公爵の特性に少し検討が付いたんだよ!」

「そ・れ・は……領域内の空気の揺らぎを感知出来る特性じゃないかな!」


「はぁ!?なんだそれ?」


メディ「射殺公爵は領域から逃げ出そうとしてる人類を見えるはずもない遠くからミサイルで殺しているのは話ししたよね?」

「どうやってるのかずっと悩んでたけど、今まで海の中の潜水艦は攻撃してこなかった」

「たぶん単純に気付いて無かったんだろうね」

「これがソナーとかで感知してるなら海中も分かるはずだし」

「動体感知とかみたいのならそれこそ海の中でも分かるはずさ!」


「海の中には無くて、海の上にはあるもの…」

「つまり射殺公爵が感知するのは空気が関係してると」


「そういうことさっ!諜報員からの情報で色々仮説を立ててたんだけど、その内の1個に空気を操るってのを考えててたのさ!」

「けど空気を操るなら銃使う必要無いんだよ!?…って思ってたけど」

「今回ので空気の揺れとか風を読むとかなら当てはまると思ったんだよ!」


「ふ~む…なら俺が立てた作戦がそのまま使えそうだ!」

「生きてるのがバレるとかの特性だったら台無しになるところだったぜ」


「生きてるのがバレる?もしかして死んだふりでもするつもりなのかい?」


「まぁそういうことだな…いつも殺されるギリギリの作戦だからな」

「今回は命の危険度でいえばマシな方かも知れない」

「けど…でも心の…精神的な方がキツいかもな…」


「じゃあ生きて帰って来られたらよしよししてあげようじゃないか!」


「やったぁ!死ねない理由が増えたぜ!」


特性が判明したのもヨシッ!

作戦変更しなくて済んだのもヨシッ!

潜水艦が沈まなくてヨシッ!

よしよしをしてもらえるのが1番ヨシッ!!



2026/1/30 改訂しました

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