第四章③ 射殺公爵 改訂済
2026/1/30 改訂しました
兵器開発部門で思い付いた発明品を作っているけど…
これは死なない為の発明品だからなぁ…
殺すための発明品を思い付かないと生き延びたってしょうがない
銃火器の達人を油断させる発明品……
見知った物とかで高を括らせて気を抜いたところで殺すかぁ?
う~ん……
銃でも撃つとかか?
でも俺が銃を撃った所で当てられない自信がある!
なんせ銃なんて撃ったことが無いからな!
と言うか銃弾くらいなら公爵どもは簡単に避けるだろうしな…
「マンダ君!発明は進んでるかい?」
「それがとりあえずは死なない為の発明は出来たけど殺す為の発明は閃いて無いんだよなぁ」
「死なないってこのマスクがかい?」
「そうだよ、文明発展部門で見掛けたシリコンを使って俺の顔マスクを作ってみたんだよ!」
「案外似てるだろ?」
「これを被れば誰でもマンダ君になれちゃうのかい!」
「寂しくなったらマネキンに被せてマンダ君を堪能出来るんだよ!」
「メディちゃんのそんな姿を見掛けちゃったら居た堪れない気持ちになるから止めてね…」
「そうかい…見つからないようにするさ…」
諦める気は無いらしい…
ちょっとショボンとしてるメディちゃんも可愛いから顔マスクを堪能してても許す!
「それで殺す為の発明は出来てないって言ってたけど兵器開発部門の新作は見たかい?」
「諜報員が命からがら射殺公爵の扱っている武器を観察して報告してくれて」
「それを真似して作ったやつが何個か試作品で出来てるはずだよ!」
「そうだったのか!ちょっと見てみるか」
色々な銃が台の上に載ってるけど狙撃銃ってのと投擲銃ってのと機関銃ってのがあるってよ
射殺公爵はこんな物騒なもん人に向けてんのか…殺意がスゴいな…
狙撃銃ってのは遠い所を撃つやつで
投擲銃が手榴弾を遠くに飛ばす銃で
機関銃はたくさん弾が出る銃らしい
う~ん……
俺が銃を扱ってもにわか仕込み過ぎてなぁ…
メディ「今、出来てる銃はこんな感じらしいよ!どうだい?マンダ君!参考になりそうかい?」
「メディちゃん…申し訳なさそうけど俺にはこれで射殺公爵を殺せる未来が見えねぇよ…」
「そうかい…こんな銃を使わないで僕の生成した毒が効けばイチコロなのになぁ…」
「公爵同士は傷つけられないってのがほんとーに憎らしいよ!」
マンダ「やっぱり他の公爵どもには毒が効くのか?」
メディ「そうさ!毒が効かないって特性は僕だけだから他の公爵には効くはずだよ!僕の体内で精製した毒は効かないけどね!!」
毒を喰らわせられないのが相当ご立腹なんだな…
プンプンしてるのも可愛いぞ!メディちゃん!
じゃあ自然にある毒なら公爵どもに効くのか……
じゃあ、やっぱり今回はメディちゃんの薬殺にちなんで毒殺の方向で考えてみるか…
自然界で強い毒なら村で狩人してた時に父ちゃんから習ったからいくつか知ってるぞ…
即効性があって
致死性もあって
少量でも効くやつで
何個か探してみるか…
「メディちゃん!ここら辺んで野草がいっぱい生えてる所はないか?」
「まぁラグド市の外は自然だらけだからどこにでも生えてるよ思うよ?毒で射殺公爵を殺すのかい?」
「そうしようと思うけど黙って毒を飲んでくれるわけないしな…」
「まぁどうやって毒を与えるかは置いといて、外に出てどんな毒があるか探してくるさ」
さぁ久しぶりに大都会から離れて山を駆け回るか!
懐かしい気持ちになってきたぞ!
ワクワクもしてきた!
「僕はちょっと虫が苦手だからお留守番しとくさ!行ってらっしゃい!」
えっ?
メディちゃん来ないの!?
「山デートだよ!」とか言ってくると思ったのに…
この後の公爵殺しの旅ではどうするつもりなんだ?
虫もだけど野宿もするだろうし…
都会っ子のメディちゃんは耐えられるのか?……
いやメディちゃんも公爵だったわ…
虫ごときデコピンの風圧で殺せるか…
杞憂だな!
んっ?
視界の端に黒い影が…
「ぎゃぁああ!ゴキブリががぁぁああ!?マンダ君助けてぇぇええ!!!!」
どうやらパニックになってデコピンどころじゃない…
そういや虫にも毒があるから生きたまま集めておくか
もちろんメディちゃんには秘密でな。




