第三章⑥ 薬殺公爵 改訂済
メディちゃんがエレベーターに特殊な鍵を挿すと地下へと動き出した
途中で止まったりしないで1分ぐらい降りていってる
結構深いところにあるんだな
メディ「研究施設は万が一に備えて地下100mに作ってあるんだよ!」
「爆発しても毒が漏れても大丈夫なようにね!」
マンダ「掘るの大変だったろ?」
「そこは知識のお陰さ!ガスエンジンの掘削機でパワフルに掘ったり元からあった空洞を利用したり」
「科学ってスゲェな地下にも人類が行けるなんてな」
「そうだね!そのうち海の中に家とか空の上とかにも行けるんじゃないかな?」
「飛行船なんてものも開発中だし」
「飛行船!?またロマン溢れる名前が出てきた!」
空飛ぶ船か…
海の中を進む潜水艦ってのは聞いたことがあるけど
空を進むなんて気持ち良さそうだ!
是非とも乗りたいもんだな!
「そんなこんなでとうちゃーく!ここが僕の研究施設さ!」
「右に進めば兵器開発部門で」
「左に進めば製薬部門で」
「真っ直ぐ進めば文明発展部門だよ」
「とりあえず最初は製薬部門の方に行こう!」
メディちゃんが手を突き上げてるんるんで歩いて行ってる…
かわいい後ろ姿だ…
「そういえばメディちゃんは薬殺公爵だったな、製薬って事は薬を開発してんのか?」
「そうだね!僕は薬品を飲んでお腹の中で混ぜて毒や薬を作れんるだけど…」
「あまり人類には見られたくない行為なんだよね…」
「だって混ぜた毒を口からうえぇって出すんだよ女の子としては見られたくないよ…」
ちょっと見てみたい…
嫌われたくないから見たいなんて言えないけど…
「毒吐くのは胃とか口は平気なのか?」
「毒が効かない身体だからね!硫酸飲んでも蛇に噛まれてもなんともないんだよ!」
「メディちゃんも便利な身体してるんだな」
「そうだね、僕のこの身体は元々だけど、人類は他の生き物の特性なんて持ってなかったんだよ」
「マンダ君がウーパールーパーの再生能力を持っているのも僕が昔に人類に改造を施したからなんだよ…」
「そうだったのか!?じゃあ俺はメディちゃんのお陰で死なずにすんだんだな!命の恩人だ!」
「怒って無いのかい?僕は勝手に人類を改造したんだよ」
「ヒューマナタイトが増えて人類の消費量が少しでも減れば良いなって勝手な理由なだけで…」
「何が勝手なもんか!公爵に殺される人類が少しでも減ったんだろ?」
「それに俺はウーパールーパーの遺伝子のお陰で3回も命を救われてるんだ!人類でメディちゃんに怒るやつなんていないさ!」
「居ても俺がぶん殴って説教してやるよ!」
「そんでメディちゃんの可愛さも伝えてやるさ!」
勢いに任せてちょっと恥ずかしい事を言ってしまった…
メディちゃんは顔を赤らめて俯いてる…
ハズいな…
なんだこの空気…
恥ずかしさでいっぱいだ…
「…………あっ…あそこが製薬部門だよ!」
キレイな部屋で白衣を着た人類がなんかかき混ぜたり書き記したり忙しそうに研究してる
「今ちょうど粘膜接触で感染するウイルスのワクチンを作ってる所だね」
「すんごく危険だから部屋には絶対に入れられないけど」
「この薬が完成したら風俗街で働いてる多くの人類が助かるかも知れないんだよ!」
「つまりはそういう行為で感染しちゃうのを治す薬ってことか?」
「そうだね!人類の出生や生き方で避けては通れないものだからね!」
「あと隣の部屋で解熱鎮痛薬を開発中さ!」
「今までは木の皮の煮汁くらいしか鎮痛薬が無かったんだけど、その木の皮の成分を抽出して薬品と混ぜて冷やして、また薬品と混ぜてとか色々な工程を経て…」
「この世界で初めての純粋な解熱鎮痛薬が出来るのさ!今はその効率化を図っている所なんだよ!」
たぶん噛み砕いて教えてくれたんだろうけど…
さっぱり分からなかった…
けどメディちゃんは賢いって事は分かった
「つまりはメディちゃんはスゴい!ってことだな!」
「うん♪」
文明発展部門の見学に行ったらまたもメディちゃんがテンション高めで解説(自慢)してくれた
ウキウキでかわいい
「今、ここでは動きを撮れるカメラを開発してるんだ!」
「1秒間にいっぱい写真を撮ってそのフィルムをすんごい速さで動かして光に当てると動いてるように見えるんだよ!」
「カメラをいっぱい撮ったら動いて見える?動く写真って事か?」
「大体そうだね!」
「これで撮ったらどこでも演劇が観れたり」
「動いてる元気なマンダ君を撮ったり」
「そのカメラを郵便屋さんに遠くの人に届けて貰えれば元気に動いているマンダ君をそのまま見せることが出来るんだよ」
「はえ~想像出来ないけどなんかスゴいな」
そんなに原理は理解出来なかったがメディちゃんがかわいいのでヨシッ!
そして最後はお目当ての兵器開発部門だ今度は俺がウキウキしてきた!
「さぁここがマンダ君お待ちかねの兵器開発部門だよ!」
「ここでは火薬の研究をしてるんだよ」
「南の三角大陸の北部に領域を構えてる射殺公爵に対しての研究を主にしてるんだよ!」
「射殺だなんてまた物騒な名前の公爵だな…火薬くらいでどうにかなるのか?」
「もちろん!どうにも出来ないね!」
「火薬の兵器は射殺公爵の専売特許みたいもんさ」
「拳銃に小銃にスナイパーライフルはたまたロケットにミサイルなんて物まで扱ってくるんだよ!」
「撃てる物なら何でも撃ってくるのさ!」
「ろけっと?みさいる?ってのは分からないけど射撃兵器のオンパレードみたいな奴って事だな…」
射殺公爵をどうやって殺したらいいだろうか…
分からないな…
遠距離で戦いすぎだろ…
近付けないなんてもんじゃない…
「射殺公爵はこの世界では開発されてすらいない兵器を、なにも無いところから生み出して打ち出せるんだよ!」
「だから少しでも射殺公爵の武器を解明するために火薬から研究してんのか?」
「そう!察しがいいね!」
「僕の頭に流れてくる知識にもない多分未来の兵器のはずさ!」
「解明できれば平和利用も出来そうなんだよ!」
「特にあのミサイルってやつは!」
「みさいるがなんか分からないけど兵器も平和な世界じゃ人が活きる物になりそうだもんな」
「僕の夢はいつか空の上に行きたいんだ!だからミサイルを解明して僕が乗り込んで」
「まだ誰も見たことない空の先に何があるか見てみたいんだよ!」
「良い夢だな…それじゃあ俺も隣に乗せてくれよ」
「公爵どもを殺した後の夢なんて考えてなかったから一緒にミサイルと夢に乗らせてくれないか?」
「んん~♪それはとっても良いね!二人っきりの空のデートだ!」
「なんとしてもミサイルを解明しなくちゃいけない理由が増えたよ!」
メディちゃんはもう小躍りまでし始めた
ぴょこぴょこぴょんぴょんしてて抜群かわいい…
さっき見た動く写真で姿を撮っておきたいぜ!
2026/1/29 改訂しました




