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12の殺人公爵  作者: 大地D
薬殺公爵編

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第三章⑤ 薬殺公爵 改訂済

すやすやだった…

夜景を見ながら楽しく会話して

お風呂に案内してもらって

一緒に入ろうとしてきたメディちゃんを断固として拒否した…

さすがに距離を詰めるのが早すぎる…

そしてベッドに入った所までは覚えてるけど

ドキドキする暇もなく夢の中だった


目が覚めて頭になんか柔らかい感触がある…

これはもしや!

枕だ…

めっちゃ柔らかい枕だった…


クソッ…


メディ「マンダ君おはよー!あーさーだーよー!」


マンダ「おきてるよ…おはようメディちゃん~」


まだしっかり目は開かないが美味しそうな匂いがする

どうやらメディちゃんは朝ごはんを用意してくれているっぽいな

昨日あんだけ食べ歩きしたのに一回寝るとお腹が空くもんなんだな


「朝ごはんは僕特製の味噌汁トーストだよ!和風スープとパンは意外と合うんだよ!」

「さぁ顔洗って食べようじゃないか!」


「りょうか~い、ありがとうな~」


顔を洗い口をゆすいで服を着替える

女の子と一緒の空間で住むのなら身だしなみに気を付けなければ…

好かれているのならば嫌われない努力をせねば


「目はちゃんと覚めたかい?寝起きのボヤけた顔も可愛いけどバッチリした君は更にカッコいいんだよ!」


「ねっ…寝起きで褒めちぎるなよ……」


メディちゃんはまだパジャマ姿のユルい服でふわふわな髪が更にふわふわのままだ…


可愛い…


褒めたいけどちょっと朝から甘過ぎる空間になる…



「このスープ香りが独特だけど美味いな!バタートーストにも合うし」


「そうなんだよ!和洋折衷はこれからの流行になると思うのさ!」


「洋風ってのは馴染みがあるから分かるが和風ってのがまだ分からないな」


「和風はのっぺり大陸の北にある斬殺公爵の領域の風土さ!フードだけにね!」


メディちゃんがウインクしながら言う寒いダジャレはサイコーだぜ!


「んんっ…気を取り直して説明するけど」

「ここ南の三角大陸を東に進むと焼殺公爵の領域でそこから海を越えるとのっぺり大陸さ!」

「線路を引き終わってから交易も簡単に出来るようになってね」

「色んな物が集まるようになった恩恵の1つがその味噌汁ってわけだよ!」


「へぇこれも遠くから来たんだな、メディちゃんのお陰で俺もだいぶん早く旅が出来てるんだな」


「そうだよ!頑張ったから褒めて欲しいな♪」


「メディちゃんスゴい!メディ可愛い!大天才で努力家!人類の女神様!」


「えへへ…それほどでも!ねぇマンダ君…神様ってのは居ると思うかい?」


「まぁ…神様にお願いとかするから居てほしいけどな」


「あのね…線路を引く時にこの世界を巡ったんだけどね…」

「どの領域のどんな街でも神様を敬う文化というものが無かったんだよね…」

「僕は公爵でこの世界とは違う世界の知識も持ってるから神様が敬われていないこの世界はちょっと変…」

「っていうか異常に見えるんだよ…」


「違う世界?メディちゃんは違う世界の存在なのか?」


「いいや、僕は正真正銘ここの世界で産まれたんだ…」

「けど地上に降り立った時に頭の中にブワァって知識が入ってきたんだよ」

「その時に色んな世界の知識を知ってこの世界にその知識を広めたのさ」


「そうなのか、メディちゃんが賢いのはそのお陰でもあるんだな」

「それじゃあ違う世界では神様が世界を平和にしてくれてんのかなぁ?」


「いいや…どこもかしこもあらゆる世界では戦争ばっかりだったさ…」

「戦争を経験してない世界なんてこの世界くらいなもんだよ」


「じゃあメディちゃんから見るとこの世界は異質ってことか…」


「なんかシリアスで暗い雰囲気になっちゃったね…」

「朝ごはん食べ終わって落ち着いたら何処か観光にでも行くかい?」

「疲れが抜けないならもう一回寝ても寝ても良いよ!」


「うーん……そうだな…発明の腕が鈍ってるから工房になりそう所を見つけて発明に勤しみたいな」


「それなら!とっても良いところがあるよ!」

「そ・れ・は!僕の地下研究施設さ!」


左手を腰に当て反対の手をこちらに伸ばして

人差し指をビシッと立ててきた…

スゲェかわいいポーズだ…


「そういえば昨日言ってたな地下に研究施設があるって、俺も使わせて貰っても良いのか?」


「もちろんだよ!あそこは人類の文明発展の他に公爵を殺せる兵器研究も密かにしてるんだよ!」

「マンダ君なら大歓迎さ!」


「それはめっちゃウキウキするなぁ!兵器とか武器ってやっぱりロマンだよなぁ!」


「そうさ!この世界では武器を人類に使わないから気兼ねなく開発出来るってもんさ!」


「けどメディちゃんが受け取った知識って500年前のもんだろ?」

「技術は日進月歩日々進化してるもんだぜ」


「それが眠ってる間に知識が更新されるんだよね…」

「けどスゴい過去とか少し先の未来の知識は無くてこの世界と同じ位の時間の進み具合の知識しかくれないんだよね…」

「未来の兵器とかでピカッと光るだけで相手がポワンって消えちゃうようなのがあれば」

「公爵に使って簡単に平和になるのにねぇ…」


眠るのは怖く無いのか…毎日わけの分からない知識を埋め込まれて…」


「最初は怖かったけど、今はこの知識を使って人類を少しでも減らさないように出来てるし」

「みんなの笑顔が見れるんだよ!役得ってもんだよ!」


ぁあ~健気!

やっぱりメディちゃんは女神だ!

神様ってのはよく分からんがきっとメディちゃんの事を言うんだろうな!


朝ごはんも美味かったし!!



「メディちゃんご馳走さまでした!腹ごしらえもしたし、それじゃ地下の研究施設に行こうぜ!」


「それでは僕自慢の研究施設にご招待するよ!その前に着替えさせてね、この格好じゃさすがに恥ずかしいや…」


そのパジャマ姿は俺だけにしか見せないってか…


ふぅん…

焼き付けておこう!

目蓋の裏に写るほど!!

しっかりと!!!


「そんなに見つめられると恥ずかしいんだよ……」



2026/1/29 改訂しました

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