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12の殺人公爵  作者: 大地D
薬殺公爵編
20/42

第三章④ 薬殺公爵


メディ「さぁここが僕の住んでいる市庁舎だよ!執務も寝食もここでしてるんだ!僕のお家だよ!」


これはまた一段と高いビル達だ、南の三角大陸に準えてるのかビルが3つあって三角の形を作るように並んでる、メディちゃんが笑顔で手招きしてる…可愛い…


マンダ「ここって市役所みたいなもんなんだろ?私的な部屋とか作って良いのか?」


メディ「そこは大丈夫!手前のビルが公的な施設は色々入ってて右後ろのビルが誰でも利用出来るホテルで右後ろが僕のお家だよ!それじゃあお家へレッツゴー!」


ホテルの方じゃないのか!?メディちゃんの家に行くのか?ドキドキしてきたぞ…女の子の家にお邪魔するなんて初めてだ…


メディ「ようこそ我が家へ!1階は受付で地下は全部で10階まであって研究施設になってるよ!2階~15階までは研究員の居住階で、16階~25階は僕のお家になってるんだ!」


マンダ「メディちゃん1人で10階分使ってるのか?」


メディ「いいや、23階を趣味の部屋にして24階で主に生活を送ってて25階は景色を観るために僕専用の展望室にしてるだけだよ!」


マンダ「1階分使う趣味の部屋ってなんだ?そんなにスペースが必要な趣味なのか?」


メディ「それはだね、娯楽スペースみたいな感じかな僕はこの世界の文明…いわゆる科学の発展はしてきたんだけど文化に面ではからっきしなんだ、美味しい食べ物とか遊び道具とかファッション関係とかねサッパリさ!だから人類が自分達の手で生み出した娯楽を存分に堪能する部屋さ!あと人類の事が好きな僕が収集した人類史みたいな側面もある博物館みたいな感じでもあるんだよ!」


キラキラした顔で愛おしそうに語っているメディちゃんサイコーだな!


マンダ「…へぇ~本当に人類が好きなんだな」


メディ「うん!人類は僕たち公爵と違って成長と進化をドンドンしていくんだよ!思いもよらない遊びを思い付いたり今までにない新しい料理を作ったり、とてもとてもスゴいんだよ!」


会話をしている内にメディちゃんの部屋に着いていた…というかエレベーターの扉が開いたらもうリビングだった…最先端の都会はこういう間取りなのか?いい匂いがする…どうしよう落ち着かなくなってきた…


マンダ「……メディちゃんの部屋って女の子らしい可愛い感じになってるんだんな、クマとか動物のヌイグルミがいっぱいだな」


メディ「よくぞ気が付いてくれたね!白とピンクで家具と壁紙を揃えて大好きなヌイグルミをたくさん置いてひたすら可愛さを追求したこだわりのお部屋なんだよ!君に可愛いって言われて頑張って部屋作りした甲斐があったね!やったぁ♪」


ぴょこんって跳ねて、はぁあ可愛い…あぁあめっちゃ可愛い…


メディ「君の荷物はそこの寝室に置いてちょっと休憩して紅茶でも飲もうか」


ん?寝室に荷物置くのか?まぁリビングに荷物置くと躓いて危ないもんな。他意は無いよな…窓から外が見えたけどもう暗くなってるな、キラキラと街が光っててとても綺麗だ…文明の光のスゴさを感じるな…


マンダ「メディちゃん!この街ってピカピカしてキレイだな!街が星みたいに光っててスゲェ!」


メディ「後で展望室に行ってみよう!360度綺麗な夜景が見えるよ!落ち着いた音楽を流して感慨に浸るのが僕の楽しみの1つなんだ!君も気に入ると思うよ!」


差し出された紅茶を飲んでみたけど美味いな、この街で食べたもの全部美味いぞ!3ヶ月もしたら太ってそうだ、たくさん食べていっぱい観光してそろそろ疲れてきたな、この後夜景を見たらベッドにダイブしてスヤスヤしたいな…うとうとしてきた…


マンダ「そういえばメディちゃん、今日俺が泊まるのは隣のホテルで良いのか?」


メディ「いいや!さっき荷物置いてきた部屋で寝てもらうよ!!今日は疲れただろ?ゆっくりすると良いよ!」


マジで1つ屋根の下だった…美少女と同じ部屋で寝るのは嬉しいけどドキドキして寝られるか?いや寝られない…同じ部屋とは限らないこんなに広いなら別の寝室もあるはずだ!さっきのはきっと来客用の寝室に決まってる!そうに決まってる!はず…


メディ「ベッドは広いから一緒に寝ても寝返りうてるから寝相が悪くても心配無いよ!」


一緒に寝る気だった…今日初めて会った美少女と同じベッドで寝るとか俺はどんだけ徳を積んだんだ?そうか公爵2体殺した徳があるな…はぁ…公爵殺しといてよかったぁ…



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