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12の殺人公爵  作者: 大地D
薬殺公爵編

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19/43

第三章③ 薬殺公爵 改訂済


メディ「さぁ!ここが最近出来た流行の最先端のクレープ屋さんだよ!」

「甘いのもしょっぱいのも柔らかいのも硬いのもあるんだよ!」


ニコニコの笑顔で振り向くんじゃねぇ…

ときめくだろ…


マンダ「なぁ薬殺公爵、観光案内って言うけど街中を公爵が歩き回っても良いもんなのか?」


「マンダ君…僕たちは今デート中なんだよ!」

「薬殺公爵じゃ色気がないよ!」

「僕にはれっきとした"メディ"って名前があるんだ!」

「愛情込めて"メディちゃん"って呼んでくれても良いんだよ♪」


「ん…んぐ…メ…メディ」


「もう一声!ちゃんを付けてくれないと返事してあげないよ!」


「メ…メ……メディちゃ…ん」


「んん~♪良いもんだね!名前を呼ばれるのがこんなにも心地良いなんて!!」

「僕が街中を歩き回っても問題ないのは僕が市長だからさ!」

「常日頃、街中を視察して人類とコミュニケーション取って何か不便は無いか困ってる事は無いか直接ヒアリングしてるんだよ!」

「話をよく聞くトップは良いトップの秘訣なんだよ!」


あぁ…恥ずかしい…


生まれてから女っ気なんて無い中で育ってきたから女の子との接し方がわからないぞ…


母ちゃんとか大家のバアサンと違って動作1つ言動1つ1つが可愛すぎる…


何でこんなに好かれてるんだ?



「そう言えば俺の事知ってたみたいだけど何でなんだ?」


「それはだね、僕が数年前に思い付いた海底ケーブルっていうのを繋げて大陸間で素早い通信をしているからだよ!」

「君が刺殺公爵を殺したのもその日には僕の耳に入ってたのさ!情報は新鮮さが大事なんだよ!」

「各公爵の領域に諜報員を派遣しててあらゆる情報を集めているのさ!」

「だから君の事もほぼリアルタイムで動向を追っていたのさ!ふふん!」


「ストーカーじゃねぇか…」

「刺殺公爵を殺したって言っても殺した後数日寝込んでたはずだぜ」

「そんなに直ぐ情報がいくもんなのか?」


「もちろん!君が殺したってのはその時分からなかったけど」

「公爵が死んだらその領域の人類全員に天の声でアナウンスがあったんだってさ!」

「だから通信で諜報員から直ぐに連絡があってウキウキしたもんだよ!」

「僕たち公爵を殺す者が現れたってね!」


そういえば発明家のジイサンも大家のバアサンも言ってたな

天から声が聞こえてきたって

天の声ちゃん頑張ったんだな…


「むむむっ!今、他の女の子の事考えてなかったかい?」

「デート中だというのに無粋な事をするんだね!まぁ僕は寛大だから良いけど!」

「話を戻すけど君の事をもっと詳しく知ったのは新聞の記事かな」


「そう言えばオデトの街で取材されたな、新聞に公爵を殺した英雄の記事をのせたいからインタビューさせてくれって」

「嬉しくていっぱい喋っちまったのが海越えてここまで届いてたのか…文明ってすげぇな」


「そう!それさ!その記事を読んで心馳せたのさ!500年間公爵に支配されたこの世界をぶち殺す人類が現れたってね!」

「毎日毎日、初恋の様に君の事を考えてどんな顔なのかな?どんな声なのかな?って…」


「で、実際に会ってみてどうだった?俺の印象は?」


「想像通りと言うか想像以上にカッコいいと思った…これは一目惚れってやつだね!」

「今サイコーにドキドキしてるんだよ!これを恋と言わずに何というのさ!」


「あの~その~なんだ…ありがとうよ…」


恥ずかしいなんてもんじゃない…

ついさっき会った美少女に一目惚れされたって言われちまった…


公爵じゃなけりゃぁなぁ…

いずれは殺す相手なんだ…

仲良くなりすぎちゃいけないな…


「おっ!クレープが出来たみたいだね♪ほらっ、君も食べてみると良いよ!スゴく美味しいんだよ!はむっ」


なんだこれ可愛すぎる…

クレープ持ってる姿も可愛いくて

しかも食べる時に「はむっ」ってなんだよ…

可愛い過ぎんだろ…

これは無理だ…

殺すなんて出来ねぇな…

口の端にクリーム付いてるよ……

可愛いよ…ああぁ可愛い……


ダメだ俺!相手は殺人公爵だぞ!

感情を抑えろ!油断するな!

なんでも良いから情報を引き出せ!!


「こ…このクレープ美味いな、ラグド市は他の食べもんも美味しいのか?」


「そうさ!あっちのハンバーガー屋さんはデカくてお肉もジューシーで食べごたえバッチリで!」

「向こう露天のホットドッグ屋さんはいつも行列が出来てるんだ!それにそっちのお店は東の【のっぺり大陸】にある和風料理のお店なんだよ!」

「僕もまだ食べに来てないから今度一緒に行こうよ!」


自然な流れで食事のお誘いされちまった…

突き放したいのにグイグイ来る…

けどイヤじゃない…

可愛い女の子のグイグイ良いな………


いやダメだ俺しっかりしろ!


「…ンダ君!マンダ君!聞こえてるかい?今度はあっちのお店で日用品を買おう!」

「暫くラグド市に滞在するんだろ?住むところは僕の住んでる市庁舎ビルに泊まれば良いんだよ!」

「日用品だけ整えれば良いさ!さぁ行こう!」


ぇえ!?

同じ屋根の下で寝泊まりすんのか!?

いやいやビルはデッケェはずだから同じ屋根の下でも部屋同士の距離は離れてるはずだ…

変にドギマギしちまったぜ…

落ち着け俺…落ち着けよ…


ふぅ…クールだ!クールに次へ行こう





2026/1/29 改訂しました

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