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12の殺人公爵  作者: 大地D
薬殺公爵編
18/42

第三章② 薬殺公爵

と言うわけでもう分かるよな?②って付いてたら俺の登場回だって事を、全てを終えた後の俺だよ…この全てを終えた後の俺って言い方面倒臭いな…まぁいいか


とりあえず解説しちゃうぜ、今居るラグド市だがここはこの世界でいっちばん発展してるんだ、電気は各家庭にちゃんと届き続けているし人類も明るく仕事に励んでいるし食料も十分な自給率で、お洒落な洋服屋さんだってあるんだぜ、薬殺公爵も人類に友好的ってきたもんだから皆ニコニコさ、衣食住完璧ってことよ


街並みは高いビルが建ち並んでて人類がたくさん住んでる、後からメディちゃんに聞いたけど350万人住んでるってよ何かもう規模がわかんねぇよなどんだけ大都会なんだよ。


大陸の話をするとだな、ここは南の三角大陸って言われてて公爵達が来る前はそんなに人類が住んでなかったんだよだから大陸名が無くてなそのまま南の三角大陸って呼ばれ続けてるんだよ、この世界の中央の南側に大陸があるからって安直だよな。


大陸の場所を文字で伝えるのって難しいがあれだな…メタい事言うと三角形のオーストラリアだな!これで想像しやすくなったろ?今回の船旅もアフリカの東からオーストラリアへの旅って思えば大変さが伝わりやすいよな…この話はお前らから見たらファンタジーだから夢壊すようなメタ発言は止めようかなって思ったけど分かりやすさ重視で書かせてもらうわ、刺殺公爵の領域がヨーロッパと中東の辺り、絞殺公爵の領域がアフリカ辺り、薬殺公爵の領域がオーストラリアの南西、実際の大陸の地形は全然違うからあくまでもなんとなくの位置関係の話ってことで理解してくれや


そんで薬殺公爵ことメディちゃんの話だがメディちゃんが自分の領域に人類を招いて、人類を改造して亜人間にしてヒューマナタイトの保有量を増やそうとしたり人類の心身の健康を保ったりしたり文明を発展させて機帆船作って海を渡る手段を生み出したり線路を世界中に引いて人類の交通網を整備したりとにかくこの世界がここまで発達したのはメディちゃんがめちゃめちゃ頑張ったお陰なんだよな、流石だぜ!メディちゃん!


メディちゃんは降り立った早々に人類を改造して人類同士で交配させる事によって全員亜人間にしたんだけどこれのお陰で人類の消費される量は減ったんだよ、まぁここら辺は第一章②でちょいと説明してっから読み返してくれや


つまりメディちゃんのお陰でこの世界は死を待つだけの地獄みたいに真っ暗どんよりした雰囲気の世界じゃ無くなったんだよ、昔の俺って結構飄々っていうかお気楽な感じで生きてるだろ?メディちゃんはこの殺されるのが当たり前の世界で人類が絶望しきらない様にしたんだぜ!だから俺みたいな性格の人類も産まれたんだろぉな、まぁヒューマナタイトを増やすって理由もあるだろうけどな


ここまで書いたら分かると思うがメディちゃんはこの先裏切って俺の事殺しに来たりしないから安心して読んでくれよメディちゃんは終始人類の味方で最後までたっぷり可愛いまんまだ!


後は何かあったかな?ラグド市の話しただろ?南の三角大陸の話しただろ?メディちゃんのスゴさ伝えただろ?


後は公爵どもとこの世界の昔話でもしとくか、500年前公爵どもが降りてくるまではこの世界に国はあったんだよ、けど公爵どもが自分達の領域を都合よく支配したくて政治的にトップの連中を直ぐに殺したんだよ、だからもう王様とか居ないし政治が立ち行かなくなって人類は街とか村っていう単位で自給自足の生活を始めたのさ、人類達は最初税金無くてサイコーだぜって思ってたらしいけど国がするような公共事業が無くなると交通が不便になるし文明の発展も著しく速度が落ちたんだよな、これはヤバいって事でメディちゃんが立ち上がって文明の発展に努めたって事さ!やったぜ!メディちゃん!サイコーだぜ!


メディちゃんメディちゃんっていつの間にそんな呼び方になったんだって?しょうがねぇじゃねぇかメディ"ちゃん"って付けないと会話してくれねぇんだもん、メディちゃんとどれぐらい長い付き合いになるかはネタバレになるから書かねぇけど今でも鮮明に思い出せるくらいには良い事も悪い事もたくさんメディちゃんと思い出を作ったよ。



と!言うわけで!ここで盛大なネタバレだぁ!!


今回の第三章では "誰も死なない"


だから安心して読んでくれよな!生き死にでハラハラしたいやつは次の第四章まで飛ばしても問題ないが俺的には第三章のメディちゃんを堪能してくれや!って先にネタバレを言っとくぜ!


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