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12の殺人公爵  作者: 大地D
絞殺公爵編

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15/43

第二章⑦ 絞殺公爵 改訂済

痛さで目覚めて、痛さで失神した


何度も何度も覚醒と気絶を繰り返した


何日経ったかわからない…




下半身がネットに絞められて折れて千切れ飛ぶ所までは記憶がある…


思い出したくない光景だ…


記憶無くなる前は《細くなる者》で枝になってたはず




今は元の身体で足もちゃんと生えてる

ウーパールーパーの遺伝子ありがとう!

今回もちゃんと生えてるよ!

辛うじてだけどな…

ほっそい下半身だこと…

立てるのか?

これ筋肉が無いぞ!?

皮と骨だけ辛うじて再生したんだな…




今回は…1週間くらいは経っているだろうか?

さぁ絞殺公爵を確認してみようか

ネットに絞められ過ぎてグチャグチャのバラバラになるまで見てたから

今回は殺し損ねた心配はないけど

ちゃんと確認するまでは安心出来ない



まぁ確認するまでもなく

俺の細くてちっちゃっくなったお尻の下に

絞殺公爵の服らしき物と肉塊と共に黒く染まって散らばっている…


こんな中でも1週間気絶してたの?


えぇ…


風呂入りてぇ…




黒くネチャネチャした肉の水溜まりの中に透明な石を見つけた




マンダ「これが絞殺公爵のコウシャクマナタイトか…」

「今回はどんな能力を貰えるんだろうな」




天の声「コウシャクマナタイトの摂取を確認、寿命を更に100年追加」

「超過エネルギーを身体再生エネルギーに変換、肉体の再生を開始します」




「これこれこれ!辛うじて生えてただけの下半身がどんどんムキムキしてきたぞ!お帰り下半身!」




「絞殺公爵のコウシャクマナタイトの摂取を確認、公爵殺人者マンダに絞殺公爵の能力付着を確認」


《曲がりくねる者》獲得


「《曲がりくねる者》?なんだそりゃ?最近、根性がひん曲がってきた自覚はあるけど」

「身体が曲がるのか?ちょっとやってみるか…ふんっ!」




身体がぐにゃぐにゃだ…

骨とかどうなってんだ?

こんなに曲がりくねっていても立ててるな…

何に使えるんだ?

カカシになったり

ぐにゃぐにゃになったり

全く普段の生活で使えないぞ!

公爵ども殺しても寿命ぐらいしか旨味が無いぞ!


「天の声さんや!この《曲がりくねる者》っていつ使えば良いんだ?」


「私はアナウンスする存在です、ナビゲーションをする存在ではありません」


「そうかぁ…まぁ何も貰えないよりも良いか、天の声さんいつもありがとうな!」

「君の声が聞こえて絞殺公爵を殺した確証が得られて安心したよ」


「それはなによりです」


「次も天の声さんの、その可愛い声聞きたいから殺されないように頑張るよ」


「セクハラです」


「せく…はら?なんだそれ?まぁ早く帰って風呂入ってベッドで寝たいぜ!」

「1週間絞殺公爵の内臓の中で寝てたけどな!」

「ハハッ…帰ろう…」


帰りも汽車で帰る


汽車の隣になったのはあの紳士服を売ってくれたおっちゃんだった!


「ぁあ!紳士服売ってくれたおっちゃんじゃねえか!」


紳士服のおっちゃん「あ!あの時の若者さんじゃないですか!」

「帰りにも会うなんて奇遇と言うかスゴい偶然ですね!」

「どうでしたか?結婚式は?良かったですか?」




「いやぁそれが結構散々な目になったんだよ…」

「会場に着いたらなんか臭かったし、席に着こうとしたら椅子は汚れてたし」

「新郎は小太りのピエロの格好だったんだぜ…どんな結婚式だよって思ったぜ…」


「それはそれは…でしたね…マンダさんもネチャネチャのベトベトで少し臭いますし…」




おっちゃんに紳士服がダメになったのを謝ったり

隣街がどんな所か聞いてたり

おっちゃんの家族の話しに相づちを打っていたら

いつの間にかオデト街に汽車が着いていた

おっちゃんと予想外に仲良くなったので

ハイタッチしてお別れを言い自宅兼工房に帰った



「はぁあああ…少ししか住んでないとはいえ自分の家ってのは落ち着くわぁ…」


これで殺人公爵は2体殺した…


この大陸には鏖殺公爵がいるがそこまで行ける手段が無い

だから次はこのオデト街から汽車で東へ行き

絞殺公爵のいた遊園地跡を過ぎて更に東へ行き

トナミ港へ

そこから海を連絡船で東へ進むと

南の三角大陸へ着く

そこが次の目的地だ。


そこに居るはずの3体の殺人公爵を殺しに行こうと思う


まぁ…おっちゃんから聞いた話なので

後は南の三角大陸に着いてから考えるかな

ちなみにオデト街は鉤大陸でも南にある

それどころかこの世界でも結構南の位置にある



部屋で落ち着く前にお風呂だ


ネチャネチャのベトベトの身体を洗って綺麗になってからベッドにダイブしたい…

突然出発したからバアサン心配してただろうけど

バアサンへの報告とか荷物の片付けとか明日でいいや…


とにかく休もう…


綺麗にして寝よう……


諸々の後始末は明日の俺にお願いしとこう………




明日の俺…がんばれ……

2026/1/28 改訂しました

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