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12の殺人公爵  作者: 大地D
絞殺公爵編

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14/43

第二章⑥ 絞殺公爵 改訂済

さぁテントの中に入ろう…


俺は刺殺公爵…

俺は刺殺公爵…

私は刺殺公爵…

刺殺公爵…


右手にその辺で拾ったステッキに見えそうな枝を持って

紳士服のおっちゃんから貰ったトランクを改造して

ネットランチャーを仕込んだのを左手に持った…


これでしっかり刺殺公爵に見えるはず…


俺は刺殺公爵…

俺は刺殺公爵…

私は刺殺公爵…

刺殺公爵…


紳士服も着たし顔も布で刺殺公爵に見える様にしたものを被ってるし

大丈夫…

大丈夫…


俺は刺殺公爵…

俺は刺殺公爵…

私は刺殺公爵…

刺殺公爵…


ネットも汽車の中で針をいっぱい付けて外れにくい様に改造もしたし大丈夫…


俺は刺殺公爵…

私は刺殺公爵…



テントの中にもたくさんの人類が吊るされていた


テントの中央部のステージに絞殺公爵が居た…


ボールの上でおどけたようにフラフラとバランスをとっている

見た目は小太りで赤と白の派手な服を着ている

頭の横から赤い毛がモジャモジャと生えててっぺんは禿げている

顔は白く塗られ目の周りも黒く塗られ唇は分厚く口紅で彩られている

何より目に入ったのが赤くて丸い物が鼻にくっついてる


赤っ鼻だ…


一見しただと滑稽な姿に見えるが油断ならない異様な雰囲気纏い

右手に持ったロープをクルクルと回しながら笑っていた。


絞殺公爵「ウフフフ♡あやや?おやややや?刺殺公爵じゃないか?」

「久しぶりだね~元気だったかい♪僕の方はねほら♪観てごらんよ♤」

「こんなにいっぱいの笑顔を吊るしてるんだ♡楽しそうだろ~♪」


刺殺公爵(マンダ)「相変わらず貴方は落ち着きの無い喋り方ですね、人類の飾り方にも上品さが足りないようですね。」


「んん?君はいきなりそんな批評するような方だったかな?」

「まぁいいさ♪そんなことより身体の動きがぎこちないようだね?怪我でもしたのかな♡」


「ええ、少し前に人類から手痛い反撃を頂いてしまいました」

「もう大体の傷は癒えたのですが少し身体の動きに違和感を感じましてね」

「貴方に私の領域での人類の管理を少しお任せしようと相談に来たのですよ」


「んんんん?495年前に他の公爵の領域には絶対手を出さないって取り決めたはずだよ♪」

「僕らは公爵同士ではお互いを傷つけられないから領域も奪えないって♤」

「不毛だから自分達の領域だけを管理するってなって不干渉のはずだよ♪忘れてしまったのかい?」


ヤバい…


聞いたこともない情報過ぎてこんなにも話が合わないとは…

絶対に疑われている…

バレても良いから近付かなくちゃ…



「そうでしたかね…それはそうと大声で話すの疲れますのでもう少し近付いて喋りませんか?」

「紳士に大声は似合わないですので」


「ふ~ん……まぁいいか!久し振りの再開を祝して人類の臓物ジュースで乾杯でもしよう☆」


「そうですね、頂きましょう…」


臓物ジュースってなんだよ…


うげぇ!?

吊るされてる人類の腹に手ぇ突っ込みやがった!


なんかもう黒くてどろどろネチャネチャしたもんをコップに入れ始めたぞ…

遊園地の地面がネチャネチャしてたのもあれだったのか!?


嫌だぞ!?


腐りきった人類の内臓なんて飲んだら絶対に死ぬ!

冗談抜きでマジで死ぬ!!


けど結構近付けたぞ…

絞殺公爵が目を離してる隙にネットランチャーを固定しとかなきゃな…



「ほら出来た★臓物ジュース♪どうぞ♡」


「これは美味しそうですね、有り難く頂きましょうか…」


絞殺公爵がジッと見てくる…

これ本当に飲まないとダメか…

くそぉ…

いくぞ!

飲むぞ!

臓物飲むぞ!

イケるぞ!


ヨシッ!!


ごくっ…



絞殺公爵「やっぱりだぁ!!君は刺殺公爵じゃないね♧」

「刺殺公爵はね♡食べ物食べられないんだよ♪」


その瞬間俺に首にはもうロープが掛かっていた


瞬きしてないはずだ…


臓物ジュースをしっかり見ていたんだ

(まだ飲んでない…飲む前で良かった…ツバを飲んだとこで気付かれた…)


ロープが目に入らなきゃおかしい

いつに間に掛けられたんだ?

イヤそんな事はどうでも良い!

早くトランクに仕込んだネットランチャーを撃たなきゃ!

意識が無くなる前に…

狙いを…定めて……

ヤバい………意識が……………


途切れない!?

苦しくないぞ!?

俺もう死んだか!?

死んで苦しみから解放されちゃたのか!?


「僕のロープを避けられないなんてやっぱり君は偽者だね♪いったい君は誰なんだい?」

「刺殺公爵のモノマネ?もしかして刺殺公爵の息子とかかい?僕達でも子孫は残せるんだねぇ☆」

「次に吊るす人類を殺す前に子供産ませてから吊るしても楽しいかもぉ♪」


どういう事だ苦しくない…

そうか!

《細くなる者》で首も枝になってるから血管も気道も絞まらないんだ!

これは良い誤算だこのまま気を失ったふりをして

油断した近付いたところにネットランチャーを遠隔起動して発射すれば!


「君みたいな木の枝を吊っても楽しく無いな…ピクリとも動かないし表情も変わらないや…」

「さっさと首を締め折っちゃうかな♪刺殺公爵には後で謝れば良いよね♡」

「間違って絞め殺しちゃったって★けど子供だったら公爵の遺伝子が入ってても殺せるんだね♪」

「他の公爵の子供殺しに行っても楽しいかも★」


ヤバいヤバいヤバい!!

いくらなんでも身体が木の枝でも首折られたら死んじゃう!

多分死ぬ!!

もっと前に来い!

もうちょっと…

もうちょっと……


ジャンプしてくるんじゃねぇぇぇぇ飛び付くなぁぁぁぁあ!!!!


「よいしょっと、う~ん君の身体は細すぎて掴まりにくいんだね♪」

「僕は重いだろ☆ほらドンドン首が絞まっていくね♡苦しいね★」


苦しくないが木の枝の首がメキメキミシミシ鳴ってるヤバい!

絞殺じゃなくて折殺だ!

いやそんな言葉無いけど!

くそぉ!

一か八か自分ごとネットランチャーで締めてやる!!


ネットランチャー遠隔起動だ!!


「あややややや!?おやややややや!?なんだろうこれ網?動きにくいや☆」

「こんなので僕の事捕まえたつもりかい♪そもそも君ごと掴まっちゃってるじゃないか★」



俺の身体にしがみついていた絞殺公爵の身体全部と俺の顔と胸以外がネットの中に包まれた


マンダ「クハハハハ!これで良いんだよ!お前の事を捕まえちまえばこっちのもんだ!」

「これでお前はオシマイなんだよ!絞殺公爵ぅぅ!」


「だからこんな網なんか簡単に千切れちゃうんだから………」

「あれっ千切れない♪堅いよこの網ぃ!」


「はっはっはっ!これはなケツ糸オジサン特製の糸で作ったネットだ!!」

「公爵にだって簡単には千切れねぇんだよ!」


「けど捕まえただけじゃどうしようもないよね♪」

「君は何がしたいんだい♡」

「刺殺公爵になりきったり僕の事捕まえてみたりして☆」


「それはなお前を殺すためだよ!ほらっ感じないか?」

「どんどんネットが絞まっていってるのを!このまま絞め殺してやるぜ!」


「うっ嘘だ!?嫌だ苦しい!締まるぅ!?何で僕が絞められてるのぉぉお!?!?」

「いやだぁぁぁぁああああぁぁ!!死にたくないぃぃぃいぃぃぃい!!!!!!」

「そうだっ!!お前を先に殺して装置を止めればまだぁぁぁぁあ!」


残念だったな!この木の枝の身体を痛め付けたって痛くも痒くも無いんだよ!」


ネットランチャーの筒がどんどんとネットを巻き込んで回収していく

ガスとモーターで強力な巻き込み機構を備え付けた


これで捕まえた対象を巻き込みきってグチャグチャにする機構を作って置いたんだ


これが捕まえるだけじゃない必殺の機構って訳さ



「ぐぶぎゅぢゅぎ☆ぐるじいぃぃいい★じまるぅぅううう♡じにだぐないぃぃぃいいぃ♪いやだぁぁぁぁぁあぁあ!!★♪♡☆びゅぎゃぎにゅばぢゃぶぅぅぅうう♪♡★♪♡★♪♡★♪♡」


ミチミチした肉の締まる音から段々とブチュブチュとした肉が弾け始めた音に変わり…

グチュグチュとした内臓まで飛び出す音が聞こえてきた…


俺の身体も方もボキボキと下半身が折れている音が聞こえてきた


「いでぇぇぇぇえええぇえぇ!!!!この身体でもいてぇじゃねぇかよぉぉお!!くそがぁぁぁああ!があぁあああぁぁあぁぁぁ………」


痛みで意識が薄くなっていく……

聞こえる声が遠くなっていく…


「ぶぎゅちゅぅ…………あぎゅぅ……………」


なんて情けない断末魔だ………

俺も、もういしきg………



2026/1/28 改訂しました

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