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12の殺人公爵  作者: 大地D
絞殺公爵編
10/42

第二章② 絞殺公爵

というわけでまた俺の登場だ、全て終えた後の俺な。

俺が出てきたって事は世界の説明回だ、話が分かりやすくなって良いだろ?


じゃあまずは領域間の距離の振り返りだ、ナリト町からオデト街まで大体3000kmだ、汽車は4時間走って150km進んで水と石炭補給で1時間休憩をワンセット5時間を繰り返して汽車は走り続ける3000km÷150km=20 ワンセットの5時間を20回繰り返して100時間で到着って寸法だ…労働基準法とか汽車の安全性とかどうなってんだろぉなこの世界どっちもいつかぶっ壊れちまうぞ


こんな殺人公爵に怯えてる世界に汽車だとかまともな文明なんて無いと思っただろぉ?それが全然違うんだよ、公爵どもが人類の文化や文明を発達させてやった方がヒューマナタイトの保有量が増えるって思ってたらしくてな、そっちの世界の西暦1900年くらいの文化文明は発達してるんだよ、そんで公爵どものせいで偏った発達の仕方してるってよ、そんなんこの世界しか知らない奴からしたら偏りなんて分からないよな、俺は分かるけどなドヤァ


そんで街並みの話だがお前らの想像通りの中世ヨーロッパの風景さ、けどこれは【鉤大陸】に限った話になるがな、1900年くらいで中世ヨーロッパ?って思うよな!さっき言ったろ?偏りがあるってよ、こっちじゃまだ飛行機は無いし人工の運河作ったりしてないし国家間の戦争も起きちゃいない、そもそも国は無い!他の大陸に行けばまた違う街並みだがまだ少し先の話だがな


そんで【鉤大陸】の話だがなこの段階で話すにはネタバレが多すぎてなぁどこまで話したもんか…まぁ昔は【鉤大陸】なんて名前じゃ無かったんだよ、元々は【ゼンマイ大陸】って名前で呼ばれたんだ、何で名前が変わったかは妄想でもしといてくれや、いずれネタバレにならないタイミングで登場して教えてやるよ


そんで前回の章の最後でいきなり出てきたコウシャクマナタイトとか《細くなる者》とか天の声ちゃんとかの話だが、コウシャクマナタイトはそんまんまヒューマナタイトの公爵版ってだけしか今んとこ言えないな…だってネタバレになるからな………


さっきからネタバレネタバレって言い過ぎだって?しょうがねぇじゃねぇか!全部知ってる状態で読む物語ってのは深みが減るんだからよぉ、んで《細くなる者》の話だけどこの世界はファンタジーとかと縁遠い世界だと思ってたんだけどよ、自分がカカシになるってのはなかなかにファンタジーだったぜ


ちなみにファンタジーと言えばこの世界にはモンスターとか魔物だとかは居ない、お前らの世界と違う生き物は公爵どもだけ、あいつらが生き物かどうかは一旦置いといて…しかし俺はドラゴンとかゴブリンとか会ってみたかったぜ…だってカッコいいじゃん!ドラゴンの背中に乗るとかロマンじゃん!


えっ?こっちの人間は獣耳生えてたり手足モフモフだったり十分ファンタジーだって?いやいや俺たちは亜人間って言うんだよ、けど亜種の人間って事だろ?この言い方気に食わなくてなぁ…だから俺の書いてるこの体験記では人類って言い方にしてんだよ


だからよ、オデト街ってか人類が集まっている村とか街にはすんげぇ高い城壁だとか街の周りに深い堀とかそういったもんはねぇんだよな、だって狼とか猪とか熊ぐらいしか恐ろしい生き物が居ないからな、デカい街でとかでもあっても2~3mくらいの壁があるくらいだな、人類同士での争いは基本無いし、盗賊とかギャングとか居ないし、人類同士で争う暇があったら公爵どもに殺される分、子供作って人類存続させないといけなかったし、人類共通の敵が居るって事はある意味平和だったんだよなぁ…いや今もめっちゃ平和だけどな!俺のお陰で!ドヤァ


そんでみんな気になる天の声ちゃん!声がかわいいんだこれが!今のとこはそんだけ!何で「天」なのかとかここも妄想ポイントだぞ!想いを馳せろ!


そんなこんなで第二章で言えるような情報はこんなもんかな?この後、小僧時代の俺がどうやって絞殺公爵をぶっ殺すか楽しみだよなぁ!まぁ文才無い俺が書き綴る話だからあんまり劇的には書けんから期待すんなよ、あくまで体験記だからな!


じゃあ小僧時代の俺にバトンタッチ!!



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