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ボツ原稿。ボツ原稿って言っても書いてる時は本気だから消すのは消すで惜しみ無いよね。もう最高だよ、そんな感じ。読めたもんじゃないけど、題字だけでも見て鼻で笑ってやってください。  作者: パンツ男爵F
題名は「女神転生」正直よくわからない。気付いたら出来てた。アカウントが乗っ取られたのではないかと思ったけど、文体的に犯人は私だ。これはこれで怖い。
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☆キングはキングでもストリーキングになっちまったよ!ってギャグを何時かやりたい。でも、このギャグがこの世に産声を挙げることは無いのだろう。このギャグをかます場目が一切思い浮かばないからだ。

 森の中を当てもなく散歩をしていると、突然森が騒がしくなり始めた。

 ある鳥達は一斉に飛び、彼方へと逃げる様に飛び去っていく。また鹿の様な生物も一斉に何かから逃げる様に走り去って行く。


 そして、次の瞬間。


 森の中からは鳴り響くはずの無い音。銃声が突然として響き渡った。


 ま、まさか! 殺人事件! こいつは大変だ!! 

 何時だって!! 真実は一つだッ!! じっちゃんの名に懸けて!! 駆け出すぜッ!!


 この若々しい肉体に不可能は無いぜッ!! ヘルニアも無いし、身体も軽いぜ!!


 待ってろよ、蘭!!


 と、現場に到着してから自分の浅はかさに頭を抱えた。


 現場には、異様にデカイ熊に、熊さんみたいな見た目の男が倒れていた。

 片方の熊は絶命している様だが、熊さん見たいな人の方は息も絶え絶えだが、生きている様だ。その手には猟銃の様な物が握られている。

 しかし、肩から胴体にかけて熊の爪で引き裂かれたのか服と肉が引き裂かれており、痛々しくめくれ上がっている。


 これはつまり、相討ちになったと言う事だろうか。多分、こう言う時は近付いて遺言とか聞いた方がいいんだろうけど、怖くて無理。

 て言うか、銃持ってるし。


 バキューンってやられて、デッドエンドは勘弁して欲しい。


 でも、ううぅ……


 恐る恐る、倒れている人に視線を向ける。

 見たところ四十代くらいだろうか、ちょうど転生する前の俺と同い年くらいだと思う。


 正直、親近感が凄い。


 それに、死にそうと言うのも親近感が凄い。俺はすでに一回死んじゃったけど。この人は今まさに死のうとしている。


 ああ、どうしよう。

 

 俺は一人で惨めに死んで、最後に下らない仕事の事なんか思い出して死んだけど。あれは最悪だよ。悲しくて。虚しくて。寂しいよ。


 そんな風に死ぬのはイヤだよ。

 責めて。責めて死ぬなら、安らかにあって欲しい……


 うん。そうだよな。

 やっぱり、そうだよな。


 責めて、看取らせて貰おう。


 俺は恐る恐る彼に近づいていく。近づいていく度に彼の傷の深さが理解できる。

 やはり、この傷では助からない。遠目で見ていてわかっていたはずだが。目の当たりにするとやはりキツイ物がある。


 俺は彼の傍らに座るとその手を握る。


 彼は俺の存在に気づいているのか気づいていないのか定かではないが、何やらうわ言の様に呟いている。


「大丈夫、大丈夫ですよ。もう休んでいいんです……」


 この声が届いているかわからないけど、どうか届いていて欲しいと、ただそれだけを思って、そう口にした。


 その時、現状を引っくり返す奇跡が起きた。


 突如、俺の背中から翼がバザー!! っと飛び出すと、なんか突然輝き出したのだ。


 何やら、暖かい光が二人を包み込んでいる。

 いや、多分。俺がやってるんですけど。


 見ると彼の傷がみるみる塞がっている。正直、やっぱりね。と言った感じである。

 冷静に考えると、女神様の2Pカラーに転生したんだから、女神様の力を少しは使えてもおかしくはないよね。


 でも、翼が出ちゃうのか……

 偉くハデだな……


 まあ、いいか!


 しばらく彼の手を握り、傷の治癒に集中する。

 本当に凄い。みるみると傷の塞がり、あっという間に元に戻ってしまった。

 少し、他の所と肌の色が違っちゃってるが死なないから別にいいだろう。


「よ、よし。これでいいか……」


 取り敢えず、男を寝かせる。

 まさか、看取るつまりが助けてしまうとは……


 流石は女神だ。

 俺、マジ女神。


「ウッ!」


 不意に男が呻き声を挙げた。そして、その身体に起こそうとしているのか、重々しくではあるが動き出した。


 目覚めるのが速い!!

 ヒェッ!! 逃げろ逃げろ!!


 俺はドタバタと醜い足取りで逃げると近くの木の後ろに隠れた。多分、全然隠れられて無いけど、この際仕方がない。


 見ると、男はまだ傷が痛むのか、呻き声と共に胸を押さえている。

 そして、ふと自分の傷が無いことに気が付いたのか、鳩が豆鉄砲を食らったような顔を浮かべると辺りをキョロキョロと見渡し始めた。


 反射的に身を隠してしまう。

 いや、別にやましい事は無いんだけど。なんか隠れちゃった。


 無論、全然隠れられて無いらしく。男はコチラに声を掛けてきた。


「くぁwせdrftgyふじこlp…… くぁwせdrftgyふじこlp~」


 え? なに言ってるかわからんのやけど。日本語でオケ? 

 え? て言うか、もしかして。言葉が通じない?


 そんな考えが頭を過ると同時に顔がひきつった。

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