☆思い出しました、この「ポン」って出る奴無双がやりたかったんです。でも、これはなんですか?ケフィアですか?
取り敢えずパンツを履いて冷静になった俺こと、私。因みに、ブラジャーも出して貰った。
乳首がワンピに擦れて痛かった。
て言うか、このポン! って出て来るの何?
女神様が支給してくれてるの? それなら、リストか何かで今の俺が出来ることを書き出して送って来てくれませんかね?
「…… …… ……」
しーん…… え? む、無視?
もしかして、俺、イジメられてる?
て言うか、この屈みはどうすればいいの? ここに不法投棄でいいの?
そう思った瞬間。鏡がシュン! と消えた。
「あ、没収された……」
ううむ、どうしよう。これなら食べ物とかもポン! っと出せば良いから食うには困らないと思ったんだがな。
と思っているとポン! とパンが現れた。
「やった~ ありがとう、女神さま!」
取り敢えず食べてみる。普通のパン。ちょっと硬い。ジャムがほしいな。
「もぐもぐもぐ……」
出てこないか、ジャム。
じゃあ、スープが欲しいな。
「もぐもぐもぐ、ごくん」
これも出てこないか。
出てくる出てこないの違いがわからん。
贅沢品とかは駄目なのかな? なんか経費みたいな物なのかな? じゃあ、高級なドレスとかは出せるのかな?
その瞬間、ドレスが目の前に現れた。
青を貴重としたヒラヒラのドレスだ。とても綺麗だ。だけど、一人では着れなそうだな。
そう思った矢先。俺の両脇にメイド服を着た女性が現れた。
「え? どちら様?」
そう言うと、彼女達は一礼をして俺にドレスを着せようとして着た。
「ちょ、まって! 今は良いから! 意味もないのに呼び出してごめんなさい!! 一旦、帰って下さい!!」
俺がそう言うとメイド達は姿を消してドレスだけが残った。取り敢えず、ドレスも今はいらない。
そう思うと、ドレスと何処かへ消えた。
「これは一体、なんなんだってばよ。まさか、幻術?」
いや、経費みたいな物と思っておくか。必要最低限の物とかなら、支給してくれるって感じかな。
まあ、世界を救えって言われてるんだから、それぐらいはして貰っても罰は当たらないかな。
はてさて、少し状況はわかって来たけど。これからどうすれば良いのだろうか……
取り敢えず、辺りを散歩してみますか。