怪人物をやりたかったけど飽きたんですわ。
出口と思わしき扉をブッ壊してそとに出ると。地下鉄の線路の上に出た。どうやら、ここは何処かの地下鉄の線路脇に作られていたようだ。
これなら、線路をたどれば帰ることは出来る。
出来るんだが、この姿で戻れば間違いなく大騒ぎになる。それこそ、ゴキブリが出た時ぐらいの騒ぎになると思う。
はあ、どないすりゃええねん……
まあ、取り敢えず、元に戻る方法を探さなくては……
どうする…… どうする……
しばらく考えた後にある考えにたどり着いた。
うん!! 取り敢えず、戻ってなんか資料とかを探して戻る方法を探そう!! なんか、研究資料的なのならあるっしょ!!
ー割愛ー
結論。研究資料は有ったけど、全くなにがなんでも書いてあるのかわかんない。なんか、すっげぇ萎えた。
「ウケケケケーー!!」
その時、どこからかゴキブリがコチラに突然飛び掛かって来た。
なんとかゴキブリを間一髪で避けるとおもっクソ後頭部をひっぱたいて殺した。こうすると中身が出なくて良い、と言うことに気がついた。
あのスリッパで絶妙な塩梅で殺すけど、中身は出ないようにするのと同じ。多分……
はあ、それにしても疲れた。
風呂に入りたいし、寝たい……
少し休憩をしよう。一度外のの空気を吸って、リフレッシュしよう。
そう思い歩いていると、俺の身体に起こっている異変に気がついた。身体がうねうねと脈打つように動いて変化しているのだ。
甲虫の鎧が脈打つ度少しずつ少しずつ溶けて行き。最後には人間だった頃の皮膚が姿をあらわした。
「やったー!! 戻った!! これでお家に帰れるぜ!!」
俺は直ぐさま帰路についた。
帰路について直ぐに風呂に入って。ちんちんとか、ちくびとかが変な形になってないかだけ確認して風呂から揚がった。
因みに、ちんちんちゃんも、ちくびちゃんも元の形に戻っておりました。人生であれほどちんちんをいとおしいと思ったことはなかったよ。