4話
お久しぶりです。
明けましておめでとうございますとも言うべきでしょうか。いつの間にか、年を越していました。令和四年になっているし。
さて。今回も遥か2について語ろうと思います。とりあえずは天の朱雀のイサト君について。
彼は院派の寺院所属の僧兵見習いをしています。そして貴族などのお偉方を毛嫌いしているという一面を持ってもいました。イサト君の生い立ちもなかなかに複雑ではありますね。
心のかけら編のイベントを以前みたいに書きたいとも思います。一つ目の心のかけらは祇園社で入手できました。この時はイサト君も嬉しそうではありましたね。
数日後に一回目のイベントが発生。イサト君がやってきて「ちょっと出かけようぜ」と誘ってきます。OKすると一緒に主人公は出かけました。
たどり着いたのは一条戻り橋です。イサト君はある怪談話を主人公に聞かせてくれました。一条戻り橋には言い伝えがあると。何でも後ろ向きに橋を渡るとあの世に逝ってしまうのだとか。それを聞いた主人公は「へえ……」と言って本気にしません。
そしたらイサト君は言います。
「そんなに信じられないんなら。今から後ろ向きに渡ってみろよ」
主人公は驚きながらも「いいよ」と頷きます。けどやはり怖いので目を閉じて後ろ向きに渡り始めました。橋の向こう側にたどり着きかけた辺りで主人公はドンッと何かにぶつかります。それでも何とか橋は渡りきりました。
「……無礼であるぞ。小娘!」
そう怒鳴りつけてきたのは上級貴族のおっちゃんでした。(勝真さんの時にも出てきたお馴染みのキャラですね)おっちゃんはかなりご立腹のようです。主人公は「ごめんなさい!」と謝りますが。なかなか許してもらえません。そんな時にイサト君が割って入ります。
……なんと高い所から飛び降りてドロップキック?をお見舞いしながらですが。おっちゃんはまた「おわ〜!」と叫びながらコケてしまいます。イサト君は隙をついて主人公を引っ張り一条戻り橋から逃げ出したのでした。
その後、しばらく話をして。紫姫の館に戻りました。イサト君とはここでお別れしますが。
紫姫に事のあらましを説明したら「まあ」と彼女は驚きます。そしてこう言ってくれました。
「一条戻り橋を後ろ向きに渡るのは「戻れますように」という願掛けの意味があるのです。イサト殿は意外と縁起担ぎをしたのかもしれませんね」
それを聞いて「元の世界に戻れるように。イサト君はそう思ってくれているのかな」と主人公は思いました。ちょっと良い奴だなと私もイサト君に対して好印象を持ちましたね。
二つ目は帝側の土地である火之御子社です。これを見つけた時はちょっと嫌そうな表情でした。数日後にイベントが発生して。二回目は羅城門跡です。そこでイサト君と真面目に今後について話し合いました。
イサト君と主人公がちょっとガン飛ばし合う……違う。真面目に見つめ合います。この後は紫姫はいませんでした。
イサト君は帰って行きます。主人公は「どうしたら……」と悩みました。
三つ目は野宮。イサト君はかなり嫌そうな表情でした。
そうして。三回目のイベントでは蚕の社です。イサト君の過去話がちょっと出てきます。
ここでスチルが登場。イサト君と主人公が見つめ合っていますね。ちょっと切ない雰囲気ではありました。
四つ目は祇園社にて。「最後はこれだな」とイサト君は言いました。四章の冬景色の中でですが。数日後に彼はやってきました。
「話がある」と言われて主人公は一緒に東寺へ向かいます。そうして明かされる悲惨な過去に主人公はショックを受けました。
勝真さんの回で書いた京の大火――大火事。イサト君も勝真さんと同じく巻き込まれました。その時に彼は命は助かりましたが。親戚を亡くし両親も大火傷を負ってしまいます。それを機にイサト君一家はお寺に帰依しました。兄二人は出家して僧兵になりイサト君もと言われていましたが。彼は迷っていると告げます。話を聞いていた主人公はイサト君に「無理しなくていい」といいました。そうしたら彼は吹っ切れたようで主人公に告白します。
この時に二枚目のスチルが出てきました。何と夕暮れ時の東寺の鐘が鳴る中、イサト君に主人公は抱きしめられています。主人公、びっくりしながらも照れていますが。
……そうして迎えた最終章になりラスボス戦。何とか、勝利して主人公は龍神を呼び出します。イサト君は「大丈夫なんだよな?」と言いました。主人公は「大丈夫だよ!」と告げて龍神のいる元へ。
願いを叶えてもらい、主人公はイサト君の元へ降り立ちます。その時にイサト君は「お前は俺の飛天だ」とにっこり笑顔で告げました。
……これね。彰紋君の「僕の天女」と同義の意味です。さり気なくサラッとこっ恥ずかしい事を言うんだよ。遥かの男性陣は。んでイサト君とハッピーエンドになりました。
めでたしめでたしですね。
いかがだったでしょうか。
お読みいただき、ありがとうございました。