2話
遥か2のお話の続きをしたいと思います。
次にEDを見られたのは。誰だっけ?
……失礼しました。たぶん、天地の朱雀のどちらかでしょう。はっきり言ってあまり記憶がないんだな。これが。とりあえずは順番無視して各キャラについて書きたいと思います。
まずは天の青龍の頼忠さん。彼の心のかけらイベントの感想はというと。
……頼忠さんは堅物だけど内に秘めたものはなかなかだと思いました。1回目は確かね、大豊神社に行ったはずなんですが。んで色々と会話したんです。けどね、ふと見せる憂いげのある表情がまた切ない感じなんですよ。
2回、3回とイベントを起こしたら。3回目で伏見稲荷大社に行きました。そしたら頼忠さんは「会うのをやめましょう」とか言った。主人公が「何でですか?」と訊いたら。
「私には罪があるのです」ときっぱり言ったのよ。んでスチルが出てくるんです。ゴオッと風が吹く中、ざわざわと揺れ動くススキ。秋の美しい夕暮れ時に切なげに見つめ合う若い男女がいた。
男は真剣に見つめながらも女に告げる。
「……あなたに私の罪が及ばなければいいのですが」
「……頼忠さん」
「もうこれ以上、ここにいたら冷えます。戻りましょう」
男はそう言って歩き出す。泣きそうになりながらも女は付いて行くのだった。
ただ、秋の冷たい風が吹き抜けてススキの穂を揺らしていた。
……とかいう感じのシーンだったはず。いい加減ですみません。けど情緒溢れる雰囲気ではありましたよ。
冬になると頼忠さんの最終イベントが起こります。確か、宇治橋で4個目の心のかけらを入手したんだったかな。この時の彼は嫌そうな表情をしていました。プレイしていた時に「あれ?」と引っ掛かりはします。この際の違和感は現実?になりました。
ある日、主人公が朝早くに起きると慌てた様子の紫姫(主人公のサポート役の少女)と頼忠さんの話す声が聞こえてきました。何事かと思いますが。頼忠さんは急いでいるのか紫姫に伝言だけ頼むと出かけて行ってしまいます。主人公はこれは何かあると勘付き、紫姫に声をかけました。紫姫はすぐに主人公の部屋に入ってきてくれます。訳を尋ねると紫姫は「何やら済ませたい用事があるとの事でした」と答えました。主人公は紫姫に頼忠さんの後を追いたいと言います。紫姫は頷くと自身の家に仕える家人をお供にしたらいいと言ってくれました。主人公は急いで身支度をすると後を追うのでした。
その後、北山にたどり着くと家人とは別れて主人公は頼忠さんを探します。池の辺りに彼の姿を見つけた主人公は駆け寄りました。驚いた頼忠さんでしたが。すぐに主人公に帰るように言います。けれど主人公は「そんな訳にはいかない」と言い張り押し問答になりました。
仕方ないと思った彼はそのまま池に入り禊ぎを始めようとします。主人公は止めようとしますが。その時に頼忠さんは不意に上着を脱いでみせたのです。
……彼の背中には大きく斜めに走る太刀傷――切り傷がありました。この傷を負った経緯を頼忠さんは話します。それを聞いた主人公は泣きながらも「大変な目にあったんですね」と告げました。その後、2人はお互いの気持ちも確かめ合って紫姫の館に戻ります。びしょびしょの状態で。これを見た紫姫は慌てて着替えなどを準備してくれたのでした。
まあ、後で頼忠さんは「私の神子殿。良い夢路を」とさらりと凄いセリフを残して帰って行きます。主人公、真っ赤になっていたようですね。私も「うわ〜」と叫びそうになりました。のたうち回りたくなったというか。
それではこれくらいにします。文章がめちゃくちゃですみません。お読みいただき、ありがとうございました。