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合流!


「ーーーーおお!すげ〜!」



外国風の街並み、沢山のプレイヤー達、 目の前には4メートル程あるツタが付いてる巨大な噴水

どれも綺麗でゲームとは思えないグラフィックだ。



「オシャレだな~」



さて、わたしの友人達は何処かな?

て言うか見た目違うしプレイヤーネームとか全員決めて無かったかから分からんな。

かと言って大声で本名呼ぶ訳にはいかない



「ふぅむ、、」



どうしようか、、



「あ!そうだ!」



ふふふ、とってもいい事思いついたぞ

息を大きく吸う



「チビで低身長ォ!! 中一のときに見ていられないぐらい痛っ々しい自分のポエムを書いてた

わたしの!O☆SA☆NA☆NA☆ZI☆MI!!いるかぁ〜?!?」



全力で叫ぶ。



「おおぉぉい?低身長ォォ???居るんだったら早くこぉぉおい!!おぉぉおい!??」



全く来ない。



「おぉぉぉい!!居るかぁ??!」



、、コレは恥ずかしいから他人のフリしようとしてるな。

なるほど、こないのか、、



「なら、読み上げるからなあぁぁ!!『今宵もも星々が踊る夜ッ輝く月はまるでボクのようーーーー「ヤメロォォぉお!?」」



一人のプレイヤーが人混みの中から全力で飛び出し、わたしに頭突きを放ってきた

わたしはひょいと軽く避け、笑いながらこう言ったーー



「ーー続きも読もうか?」

「マジでヤメロ⁉︎」



今の「ヤメロ」はマジだったのでやめる


目の前のプレイヤー。現実(リアル)よりも髪が短く、銀髪青眼だが中身も顔も完全に幼馴染だ。



「うん。低身長!」

「うっせーわ!?」



相変わらずの低身長(152cm)



「で?君の名前は?May (メイ)I have(あいはぶあ) your name(ユア ネーム)?」

「はぁ、、僕は『コウキ』だ、そっちは?」

「『ヒナタ』でーす」



コウキ、本名【留守 光月(とめもり みつき)】わたしの幼馴染とは合流出来た。

後は友達と妹だが、、



「見つけた⁉︎ おいバカ姉!公衆の面前で恥晒すな?」

「あ!アサだ。」

「ちょ⁉︎ ぐぅぇ゛ゴホッ!?」



走ってきた妹に後ろからカラーチョーク(おくりじめ)をされる

ちょ、まっ⁉︎めっちゃ苦しい死ぬ?!



「何とか全員集合したね」

「集合じだねじゃなくてコウキ!タスケテ!?」



そこでやっと妹の絞め技から解放された。

よく見ると妹の後ろには妹に無理やり手を引かれた友人が立っている。



「ふ、ふぅ、、死ぬかと思った」



わたしの妹【小澄 結利(こずみ ゆり)】はショートヘアでわたしとよく似た茶髪でエメラルドグリーンの瞳のアバターだった。



「妹がわたしとよく似た髪色選ぶとか、、コレって運命!」

「マジで嫌だ。」

「ひどい」



そしてその後ろの友達は、、



「ーー何でリアルそのまんまのすがたナノ???」

「え?目の色は変えたぞ?」

「その他は?」

「変えてない」

「はい〜?」「嘘だろお前!?」



わたしとコウキが驚く。妹は分かると言った感じで苦笑いしていた。



「今どきVRMMOでは身バレ防止に髪色を変えるのは当たり前だぞ?」

「うんうん機械無くても学校で習う!」



『ーーVRやる時は髪色だけでも変えとけ!印象変わるから』は学校で何百回も言われる。

やはりコイツはど抜けてると言う次元を超えて抜けてる、もはやズレてる。



「そういや、名前は?わたしはヒナタ」

「コウキ!」


わたし達が名乗る


「あぁ、私は『リリウス』」


妹が言う


「私は『ホノカ』だな」

「「「!?」」」



全員でコイツ正気か?!と言う視線をホノカにむける

ホノカ、本名は【冬城 保乃香(ふゆき ほのか)】だ、つまりそのまんま。

アバターをほぼ弄らないだけで無く、名前までとは、、



「on、、 」

「お前、やってるなぁ」

「え?どうかしたか?」

「ほの、さすがにコレは一応冬城おばさん(ほのかのお母さん)に伝える。」

「え!?なんで!?」

「「学んでこーい」」



ホノカはリリウス、、リリィでいいか。リリィによって通報される(チクられる)様だ。



「あの、ところでさ、、」



コウがソワソワして声を上げる



「どーしたの?」

「えと、その、、リリィの耳って、、」



そう、リリィの頭の上には大きなネコミミがついているのだ。

わたしも気になってた!



「うん。私の種族は【猫人族(ワーキャット)】だよ。」 

「えっと、耳、さわらせて欲しいなー、、なんて」

「良いけどあとでね。」



ぱぁーっとコウキの顔が綻ぶ。ずるい、マジ羨ましい

でも、それより気になる事がもう一つある



「ホノカ、そのウロコは?」

「ん?コレか。」



そう、ホノカの腕にはウロコが付いているのだ



「ランダムでやったら【竜人族(ドラゴニュート)】とか言う種族引いた」

「スゲェ!?」

「マジで!」


選択肢になかったレア種族【竜人族(ドラゴニュート)】は《STR(攻撃力)》、《VIT(耐久力)》が高く、デメリットは無いらしい。さすがレア



「僕も狙ってランダムにしたんだけどなぁ」

「どんまい、コウ」

「コウどんまい」

「なんか愛称がコウになってる。」



いいじゃんコウ、現実(リアル)でも二文字に略してよんでるし。



「あ、皆ジョブは?僕はメインがシーフ、サブは剣士(ソードマン)にした。」

「あぁ、コウは身軽だからね」

「中身スッカスカ人間」

「何だとホノカ!?」



なるほど、コウはシーフと剣士か、



「私は弓師(アーチャー)、サブは料理人(コック)だね。」

「そういやリリィは弓道部だったね」

「料理人!リリィのご飯めっちゃ美味しいから楽しみ!」

「お菓子待ってる」



うんうん、リリィはめっちゃ料理上手いよね!



「ホノカ、、もうこっちでもほのでいいか。ほのは?」

「ん?殴るだけそうだから闘士(ファイター)にした。サブはロマンで魔術士」

「「何その脳筋」」



たまにホノカは能筋になる(思考放置する)んだよなぁ、将棋とかのボードゲーム大会で稼いでるはずのに。



「ヒナタは?」

「あ、そういやランダムで決めて見てないかも」

「なになに?」



えーと、、



「え?」



画面に写ったわたしのジョブはーーーーーー



「『農家』だった。」

「え⁉︎」「生産職⁉︎」「!」



冒険する気満々っだったわたしのジョブは完全非戦闘型(せいさんしょく)に決まったのだった。






仲間はそろった!

あ、主人公の一人称が私じゃなくて『わたし』はわざとです。本人のRPだね。

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